愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

ジョギング


2月だというのにめちゃくちゃ暖かい。これだけでサンフランシスコに来て良かったなあと思ってしまう。でも地元の人たちに言わせれば、いつもはこんなに暖かいわけでなく、今年が特別なんだそうだ。だからこれが普通と思ってはいけないらしい。でもやっぱりうれしい。お部屋はぽかぽかだし、外がちょっと肌寒いと思っても、少し動けばあっという間にあったかくなる。DCでは冬のジョギングは寒くてさぼりがち、自転車なんてとんでもないという感じだったけれど、ここにいる限り年中外で楽しめそう。


バスに乗ってゴールデンゲートブリッジの見えるマリーナまで。ここから海沿いにエンバーカデロまでのベイ・トレイルをジョギングする。ここは昔海軍の基地があったみたいだけれど、ほかの基地に比べるとほとんど何もしない、のんびりしたポスティングの地だったみたい。今でもバラック(といいつつとってもきれいな集合住宅)や倉庫がたくさん残っているけれど、倉庫はオフィスになっていたりする。180度海に囲まれ、遠くには向こう岸にあるマリンカウンティの山やアルカトラス島、そして霧の中から無数に出てくるヨットの群れをみながら、そして海沿いにたつ大邸宅を横目で見ながら、ほとんど海の上をジョギングしているような夢見心地で走る。あ〜〜〜幸せ!!


オークランドやマリンカウンティへ通勤フェリーも出ているエンバーカデロには、毎週土曜日ファーマーズ・マーケットが立つ。オーガニックのお肉や野菜、手作りヨーグルトや巨大きのこ、そしておいしいホットドックやメキシコ料理が並んでいて、見ているだけでも楽しい。オレンジやら、スープやら、色々試食させてもらうだけでお腹がいっぱいに・・・


夜お食事会に行く。以前はこういう集まりにはいつも構えて出かけてしまっていたけれど、SFに来てからは、人ととても気持ちよくお話ができているような気がする。直球を投げるとちゃんと直球が返ってくる。それは普通のことなのかもしれないのだけれど、すごく新鮮でうれしく楽しかった。DCではどうしても、気があうかどうかではなくて、その人と仲良くなることで自分に利益があるかどうかを考えるような付き合いが多かったような気がする。私はあまりそういう気がなかったので、気があう友達とだけ遊んでいたけれど、傍らのそういう世界がちょっとストレスだったところもあると思う。こっちにもそりゃそういう世界はあるのだろうけど、今のところ無理に相手をImpressしようとしないで、気楽に集まって楽しめる場所を見つけつつあるのは、これまたうれしいこと。そういうのがいやで、ニューヨークから移ってきたという人にも会った。ニューヨークでは仕事をするので一仕事、ニューヨークに住むということで一仕事、そしてデートするということもまた一仕事で疲労困憊したらしい。SFに来てよかったよ、と激しく同意された。ふふふ。