愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

私はこれで、風邪を食い止めました

クリスマス前後から周辺でも風邪引きさんが増えてきました。今年の風邪は、とにかく咳がひどい+1ヶ月ほど咳を引きずるタイプのようで、周りでもガホガホゴホゴホ聞こえてきます。インフルエンザも、カリフォルニアでは死者が結構でるほど猛威をふるっているらしい。

そして何と、普段体力お化けのうちのパパがクリスマス前に酷い風邪を引きました。1週間ほど会社に行ったり行かなかったり早退したり、気がつくと家にいる状態。それでもなかなか良くならず、医者に行って薬をもらうも夜になるとものすごい咳をして、こちらも寝られませんでした。今でも咳が完全に取れず、夜に咳き込んだりしています。

パパがかなり重病人になったのに、不思議と今のところ、家族の中では一番病弱な私、そして子供もビクともしていません(knock on the woodsですが)。特に年明け色々忙しくなってきているので、実際風邪引くのすごく困るので、かなり警戒しています。

しかし先週、とうとう喉があれ?ちょっとイガっとするかも・・寒気が・・鼻水が、軽い咳が・・・と少しだけ症状がで始めました。が、ここ数年試行錯誤してわかった自分なりの方法を駆使したら、それ以上の発症は何とか食い止めることができました(今のところ)。結構普通な方法が多いかとは思いますが、冬に風邪をひかないためにやっていること、風邪を引きそうになった時にやっていることを以下に書いておきます。

定点集中温め作戦

風邪を引きそうになると、すーっと肩先やら首の後ろあたりが寒くなることに気づきました。ちょっとでもそういう寒さを感じたら、こちらでも売っている使い捨てカイロ的なヒートパッチを巻いて夜寝ます。

マフラーを巻いたり厚着するというよりは、寒いと感じる一点をしつこくかなり高めの温度で温める感じです。ある日お友達が中にあずきが入った手作りのネックウォーマーのようなものをくれて、今はそれを電子レンジで温めて使っています。寝る時だけでなく、デスクワークしている時にも巻いて見たり。

こんな感じのもの?

アメリカの薬局でも、こういうのが売っているので、あずきのものと合わせて二個使い。

Thermipaq Hot Cold Pack 9.5 x 16 - Thermionics 302 by m

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肩先、首の後ろ、首よりちょっと下の背中のあたり、そして胸のあたり。やっぱり暖かいとすごくほわーっとほぐれるのがわかってそれだけでも気持ち良いです。そしてこの一点を温めるだけでかなり体温が上がるのか、気づくと結構汗が出ます。

体が寒いと言っている部分を温めていただけだったのですが、後で調べてみたら、大椎とか風池とか、実際に咳やら風邪に効くツボがそこにあるみたい。やっぱり中国四千年の歴史、バカにできない・・?!


はい、実はこれだけ。あれ、ちょっとヤバいかな?と思っても翌日には結構すっきりしています。ポイントは、少しでもアレ?と思ったら、後回しにせず速攻対処することです。積極的対応が求められます。

あとはもちろん、しっかり睡眠を摂る、水分を摂る、バランスの取れた食事をする、という当たり前っちゃあ当たり前のことは、すごく大事だなと思います。つい忙しくてそこまで手が回らず・・、となりがちですが、病気になって寝込んだ時のダメージを考えると、1日仕事も家事も適当にほっぽりだして休んだ方が後の影響は少ない。私も今回ちょっと疲れが出て、風邪の症状がでそうだったので、1日全て放棄してゴロゴロ過ごしました。

ちょっと状況は違うんですが、学校を出て働き出した頃に、仕事が大変で(今考えると、プロジェクトをうまく管理できていなかった上司のせいで全てがこっちに降りかかってただけ)毎日12時間業務を1−2週間ぐらい続けていたら、まっすぐ歩けなくなり血尿出してぶっ倒れたことがありまして。

上司の上司に後で訴えましたところ「あなたの健康管理までこちらは責任持てない」と言われ(ちなみにアメリカだけど日本人経営の会社w)、会社の先輩には「たかが仕事だから、それで健康を損なったり命を落としてはいけない」とアドバイスをもらい、まあそうだよな、私の健康は自分で守るしかない、と以降一切残業するのは辞めました。

その後転職、以来ずっとアメリカの会社で働いているので、そういう働き方は一切なくなりめでたしめでたし。みんな調子が悪いと「みんなにうつすといけないから」と言って在宅仕事に切り替えたり、「家でメールはチェックするけど後は寝る」と宣言してオフラインになったりします。

もうなんでも体が資本、意味のない無理は禁物、少しでも体の異変があったら察知・対処。病気になる前の自衛は大事ですよ!!


その他に気を付けていること:

  • イッヘイ(熱気)の食べ物:これはどちらかというと旦那がうるさいんですが、香港では脂っこいものとかは「イッヘイ」だと言って、風邪っぽい時などは避けるようです。今回旦那が熱を出した時も、前日に魚のフライを食べたとかで、「イッヘイのもの食べたせいだ!」と騒いでいました(それだけじゃないとは思いますけどねw)。ファーストフードなどはとんでもないですね。我が家はマクドなどはこの15年ほど行ったことがないんですが、若い頃、ああいうところでハンバーガーが食べたい、と急に食べたくなり、実際に行って食べると翌日熱を出す、というループが結構ありました。今でも自分の中でジャンクなものが食べたくなった時には体調注意です。
  • 冬場の運動:運動するのはいいんですが、運動しすぎも注意、特に冬場の汗は危険。数年前に元気だったのにイキナリ肺炎になった時も、きっかけはジムで大汗をかくワークアウトをしたことでした。実は今回も異変を感じたのは、ジムでかなりキツイトレーニングを1時間した後。着ていたものが絞れるくらいの汗をかいて、でも運動の合間に天井のファンからすーっと冷たい風が吹いてくる・・というので体が冷えかかりました。特に子供が生まれてからこういう冷気に当たると風邪を引きやすくなった気がする。冬場のジョギングも昔は好きだったのですが、やるたびに気管支がおかしくなるようになってあえなく断念しました。でも適度な運動はしておきたい。じっとしていると寒いし、筋肉がある方が体温も上がりますし。
  • 首という首冷やさない:よく言うことですが、手首足首も含め、首は冷やさないようにすること大事。とはいえ、靴下を履いていると無意識に脱いでしまうタイプなので裸足なことが多いんですがw でも特にもう胸のあいた服とかは体の芯から冷える感覚を覚え、着られなくなってしまいました。家の中でもスヌード巻きまくっています。
  • ネギ三昧薬味三昧:最近ネギの刻んだものに色々なものを混ぜて食べるのが、自分の交友半径20キロぐらいの間でブーム。刻んだネギに納豆やら梅干しやらわかめやら昆布やら大根おろしやらわさびやらなんでも入れて混ぜて食べます。薬味系のものをほぼ毎日食べている気がする。結構これが効いている気もします。


風邪を本格的にひいてしまったら、こちらでは咳が全然止まらないとか高熱がなかなか下がらないとかでない限り、医者にも行きません。ウィルス性のものは体から出て行くのを待つしかないし、水分とビタミンたっぷりとって寝るしかないので、医者も特に薬は出しません。出しても薬局で買える熱冷ましとか。ゆっくり休むのが一番の薬なんですよね。結局仕事が休めない状況が多いから、なんとか症状を抑えようと色々な薬を飲む結果になるのかもしれないけれど・・。

抗生剤は日本ではよく飲まされましたが、あれはバクテリアにしか効かないので、高熱が出るような感染症には効いても風邪には・・・?逆に副作用や耐性の問題があるので、今思うと抗生剤バンバン出してた日本の医者が怖い。おかげで小さいさんは生まれてこの方抗生剤を飲んだのは2−3回ぐらい、必要以上に飲まずに済んでいます。インフルエンザも毎年行くと無料で予防注射があるので受けていますが、多分最後にインフルになったのって、学生の時だったかも・・・?(これもまたknock on the woodsですが・・)

私は風邪を引くと気管支にだんだん降りてくるので、そうなる前にとにかくガンガン喉周り胸周りを温めてやり過ごします。あと子供の頃から蓄膿の気があり、風邪引くと副鼻腔炎もひどくなるので、鼻スプレーとSudafedという薬局で買える薬を早めに飲んで悪化を防ぎます。そしてビタミンCも大事ですが、実は亜鉛も風邪の治りを早めるのに大事らしいので、薬局で売っている亜鉛入りのキャンディをなめまくります。

昔は本当に気管支炎やら、副鼻腔炎から来る頭痛や顔痛やら酷かったんですが、自分の風邪のパターンがいい加減わかってきたので、ずんずん先回りして対応できるようになってきました。今年もこのまま無事に健康で過ごしたい!!

【室内楽ワークショップ】イベールの2つの間奏曲とトルストイの言葉


3ヶ月腰を据えて取り組んでいる久しぶりの室内楽。ピアノ、バイオリン、フルートのトリオで、イベールのプレリュードという曲を練習している。1月中には2度集まり、毎回2時間近くそれぞれの楽章に取り組んだ。

marichan.hatenablog.com

技術的には難しくない(バイオリンはちょっと大変そうなところもある)から飽きるかな、と思っていたこの曲だが、当然ながら深く深く理解しようとし始めると時間があっという間に過ぎていく。

感情を込めて吹いているつもりでも、意外とはたから聞くと綺麗には聞こえるがのぺっと聞こえることもある。楽譜を追うばかりに、ただただ硬いだけの部分もある。

のだめで言うところのもっとくねくね、はう〜んとパフォーマンスすることは実はものすごく大事で、自分では大げさだと思うくらいの動きやら表現をしないと、自分が思ったよりもそれは意外と外に出ておらず、よって聴衆に伝わらない。今回もそういう部分をもっとほぐしていく作業が続く。実はスローで音の動きが少ない曲の方がそのところ難しい。

学生時代に演劇をかじっていたせいか、根がお調子者のせいか、あまりそういうパフォーマンスをするのが苦にならないのが今更役に立つ。というかもっとやりたい。

そしてやはりアンサンブルであるので、ただ気まぐれに自分の気の向くままに感情を表現するのでは意味がない。相手の音を理解しなくてはいけない。自分だけ1人で盛り上がっていてもどうしようもなく、お互いの音を聞きその場その場で誰にスポットライトを当てるか、楽譜には書ききれていないニュアンスをどう表現するか、調整していく。楽しい。楽しすぎる。

ただし惜しむらくは「ワークショップ」である故か、これらの指導はほぼ指導官の解釈、指揮で行われる。当然と言えば当然ではあるけれど、やればやるほど自分なりの解釈や意見が出てくるようになって、それをもっとみんなで喧々囂々話し合いたいなという気持ちがむくむくと湧き上がってきている。

でもクラシックをたしなむ人は往々に指揮者や指導者に導いてもらうのに慣れているせいか、年配の方々でも言われたらふむふむと言ってそれに従うので、表現に関するディスカッションにまでは広がらない。「僕の独断場みたいになっちゃいそうだけど大丈夫?」とふと言われて、フルート以外のパートのことについても次回からはもう少し意見というか提案してみようかな、と思った。

先生に色々表現方法を指導してもらうワークショップもいいけれど、指導者がいなくても、自分達で集まった時に自分の頭で音楽についてどう考え、どうみんなとコミュニケーションを取り、どう組み立てていくか。そういうプロセス作りももっと覚えたいなと思った。クラシックやる人はどうもそういう部分が受け身になりがちな気もするので。

クラシックの世界は楽譜の通りにやってなんぼ、正確性ばかりが求められるようになっているのは由々しきことだと先生は言う。ホロヴィッツなんて演奏会ではかなり間違いまくり、でもそれも含めてのパフォーマンス、それでも聴衆を感動させられるほうがどれだけ大事かと。

録音技術が進んだせいもあり、曲を細切れに録音できるので必要以上にテンポの早い録音も多いという。聴衆もそういうものを聴き慣れてしまっていることもあり、演奏者はただただ精巧に正確にという呪縛にはまっていく。バイオリンの人も間違えるのを必要以上に気にするので、先生がトルストイのこんな言葉を引用した。

The goal of the artist is not to solve a question irrefutably, but to force people to love life in all its countless, inexhaustible manifestations.

芸術家の仕事というのは、問題・疑問の解決方法を示すことではない。それより、人々が自分の作品に触れることで、どんな時であっても人生って素晴らしいと思わせること。「人生を愛させてしまう」ことが目標だ(何しろforce people to love life)、と。泣いても笑っても、音が間違っていようと、それに触れることで人生っていいなと思わせるような演奏ができるのが一番。

軽く冗談風に先生は言っていたけれど、そうだよな〜〜〜そうありたい。ととても心に残った。

【読書日記】生まれてどーもすいません・舜臣さん

地元の図書館にある日本語の本を片っ端から掴んで読むシリーズ。

太宰治全集〈1〉 (ちくま文庫)

太宰治全集〈1〉 (ちくま文庫)

天気の悪い冬の日に読んでしまった太宰治人間失格、斜陽、走れメロス、桜桃、その他短編色々。

うまく感想をまとめて書けないので読みながらつらつら思ったことを箇条書きにする。

  • う、打たれ弱い。病室ではしゃいで婦長に注意されたぐらいで打ちのめされ方が尋常じゃない。そうじゃなくても色々打たれ弱い
  • 恋文が愛情を伝えると言うよりは独りよがりの妄想だらけですごい。昔の人は本当にこんなのを送りあっていたのだろうか。こんなの受け取ったらドン引きするだけと思いきや相手もそれに応えるからわからん。
  • 学生、ワカモノの異性に対する意識の仕方がすごい。ちょっと向こうから歩いてきただけで自分に気があると思うような世界・・中学生かっ!
  • 学生、ワカモノの会話もすごい。色々御託を並べている割によくわからん。ちょっと何かあるとそれを想像力と理屈で1万倍ぐらいに拡大解釈してウロウロ思考する。
  • 情報も少なかった時代、異性に関しても将来や思想や生活や何に関しても思いつめ方もすごかったのだろうか。太宰の時代、というか太宰ワールドにネットがあったらどうだったろう。
  • 自分は才能がある、本当はできる、でも努力もしないで結局何もしない・・、っていう人は、今も昔もいる。
  • 健康大事。
  • 走れメロスだけ異様に健全で浮いて見える。
  • 肝っ玉じゃないけど母ちゃんになった今、太宰治は気持ちはわからんでもないがただただまだるっこしい。でもそういうのも色々含めて太宰治の真骨頂なのでしょう。


崑崙の河 (徳間文庫)

崑崙の河 (徳間文庫)

青玉獅子香炉 (文春文庫 ち 1-4)

青玉獅子香炉 (文春文庫 ち 1-4)

陳舜臣さん。司馬遼太郎的歴史スペクタクル小説的作家だとずっと思っていたけれど、なぜか図書館にあったのはもっと軽快なミステリー風の話ばかり。自分がそういう家庭に入ったからだとは思うが、特に華僑というものに魅せられている部分があるので、そういう人がそういう題材で書いた話を読むのはとても楽しかった。元コックのヤンさんこと楊天平、元英国商館員のオキゲンさんこと沖田源太郎と云う2人の爺さんが語る神戸や中国で起こるちょっとした事件の回想は特に良かった。こういうのもう絶版になっているのは残念。こういうのも図書館に行くと読めるのはなかなか良い。しかも外国の、郊外の図書館で。

【日本映画一気見】この世界の片隅に、シンゴジラ。

ギリシャ旅日記のおまけ編。飛行機の中で去年話題になっていた日本の映画を色々見ることができました。乗ったのはKLMだったんですが、日本映画のチョイス結構ある!

見たのは以下の通り。

シン・ゴジラ DVD2枚組

シン・ゴジラ DVD2枚組

でもなんだこのチョイス・・・w

特に「この世界の・・」と「シンゴジラ」はネット上でものすごい話題になっていた割にどんな話か知らなかったので、半分恐る恐る見ました。

シンゴジラはほぼ官僚ブルース。緊急事態への対処法に関しては、実際こんな感じになるんでしょうが、それをこうやって再現しているのは、コメディなのか批判なのか本気なのかよくわかりませんでした。変な英語を混ぜてしゃべる石原さとみのキャラが、昔の安っぽい香港映画の「アメリカ帰り」のヒロインみたいで面白かったです。全体的にもっさりしたアジアのアクション映画風味になっていて、それはそれで良かったのかと。狙ってやっていたのだったらすごいし、狙ってなかったとしてもそれはすごい。

「この世界の・・」は、英語でのあらすじ説明が「第二次大戦中、少ない食べ物をクリエーティブな方法でうまくやりくりする主人公の物語」、とあったのでおおそれなら!と思って見たらだいぶ説明がはしょりすぎでした。

戦争中の日常、その世代の人が見てぐっと来た部分もあったようですね。戦争の中にも時にほのぼのした生活や小さな幸せがあり、人は生きている、だから後半のコントラストは心が張り裂ける。でも同時に、人間は皆こうやって大局に流されて生きてくちっぽけなものなのかな、と今の状況を考えると何とも言えない危惧感も生まれました。

昔だったら広島から、日本から平和を発信、みたいな感じで、これを海外の人も見て心を動かしてほしい、考えてほしい、なんていう思いが出てきたかもしれませんが、この映画を見ながらなぜか思い出していたのは、シリアの今の状況のことでした。「ヒロシマ」が何か記号的なものになってしまっている今、そこに立ち戻らずとも、まさにこういう感じでただただ生きている人たちが世界中にいるんだよな、と。

その他の映画は、福井の高校のチアリーダー部が、アメリカの大会で優勝しちゃう話、第二次大戦中、国の肝入りで南洋の島に開拓団として送られたが、戦争で国から見捨てられ、命からがら引き揚げてきたた恨みから、平和ボケの東京に大規模テロを仕掛けようとする犯人を特命係の2人だけで捕まえちゃう話、綾瀬はるかがタイムスリップして本能寺に行き、信長さんは本当は日本の平和を考えていたいい人だった、自分も頑張ろう、となる話。

どの映画もジャンルも話も違うんですが、面白いくらい「国」、「日本人」、「平和」がキーワードになっていて、ちょっとびっくりしました。特に「相棒」はええ!こんな大規模なテロの動機が大日本帝国への恨みだったか!とちとガクッときてしまいました。

何も今の社会的状況云々を分析する気はないんですが、何を見ても国家、日本、日本人という強烈な意識が織り込まれているような感じがして・・。うぬぬぬ?

しかしその後で見た「イスラム世界の大阪」と言われるエジプトのおバカ映画があまりにもおバカだったので、そんな考え事もぶっ飛んでしまいました。

インドでエジプト大使が誘拐されちゃって、それを特殊部隊を使って救出しようとしたら間違えて軍の音楽隊を投入。インドの「ジャングル」にいたメスゴリラに懐かれたり、人食い人種にマギーブイヨン入れた鍋で煮られそうになっていた・・(ぉぃ)。

www.youtube.com

粉もんパラダイス!サンマテオの上海料理2軒

家族飯は必ず飲茶か広東料理という苦行を強いられている我が家。なのに自分たちで自由に食べるものを選べる時にも、中華に行ってしまうのはなぜでしょう。いや、広東料理じゃあないものが食べたいだけなのです。その中でも最近よく行くのが上海料理屋さん。小籠包も上海ですしね。色々面白い上海小吃を試してみるのはなかなか楽しいです。

Zen Noodle Bar

カルトレインのサンマテオ駅から数ブロックのところにある小さなストリップモールに入っています。ちなみに隣は唐揚げバーガーのお店。

ラミネートされたメニューにマーカーで印をつけて注文するシステム。子供2人、大人3人だったので水餃、涼拌干絲、拌黄瓜、辣肉湯麺など色々頼みました。

写真には入ってませんが、ここの葱油餅に、一緒に行った子供ががっつきました。普段あまり何を食べても美味しいと言わないそうなんですが、ずいぶんたくさん食べたのでお母さんもびっくり。どちらかというとかなり揚げた感じのものだったのですが、ツボにはまったようです。

そして生煎包。ここのはふかふかの、肉まんのような生地のものを、底をカリカリに焼いてあります。思えばずいぶんたくさん頼んだけど、粉もんたっぷりでお腹がずいぶん膨れました。

ちなみにシリコンバレー周辺の仲間の間では、「Facebookに話を聞かれているんではないか疑惑」が時々話題になります。検索したりウェブサイトを見たわけでもないのに、誰かとオンラインなりリアルで会話をした内容に合致した広告がFBにあがってくる、という・・。

私も何度か経験があるんですが、今回はこの日一緒にご飯を食べたお友達が普段から使っていてオススメしまくっているオンラインサービスの広告が、家に帰ってFB開けたら一番に出てきて驚きました。今回はこの話しなかったのに、会っただけで出て来たのか(!)

Zen Noodle Bar
668 E 3rd Ave
San Mateo, CA 94401

上海人家

日本語風に書くとシャンハイレンジャー!Zen Noodle BarはこぢんまりしたB級グルメ風なお店ですが、ここは円卓が並ぶフルスケールのお店です。土曜日のお昼に家族3人で行ったらとても混んでいて、しばし待ちました。待っている間にも、厨房から運ばれてくる色々な料理に目が釘付けになります。

結局大きな円卓が空いたので、他の2組のお客さんとご相席しました。これも中華料理屋ならでは。頼んだ食べ物が円卓に並べられるのですが、相席なのでいつものようにぐるぐる回して取れないのが逆に辛い!笑

蘿蔔干毛豆。大根の古漬けのようなものを細かく切って、枝豆と和えてあります。ちょっとしょっぱかったけれど、癖になります。お酒のつまみにもいけそう。子供には不評でした。

雞絲粉皮。緑豆の粉でできたシートと、鶏肉を麻醤で和えたもの。つるんとさっぱりいけます。個人的にはお肉が入ってないのをつるつるっといきたかったかも。

ぼやけていますが、子供のために頼んだ野菜たっぷりの麺。写真ではわかりづらいですが、洗面器ぐらいの大きさがありました。

小籠包〜!普通にうまいよ!

隣に座ったカップルは、洗面器ぐらいの麺を1人1個ずつ頼み、さらに水餃も注文していました。量が多いですが、だいたいみなさん「打包(お持ち帰り箱)」に入れて持ち帰ります。

向かい側に座ったカップルは、年糕を炒めたものを。年糕というと広東ではもち粉のケーキ的なものですが、上海料理では韓国のトックのような、薄切りにしたお餅になります。さらに彼らはデザートに八寳飯(もち米の上に色々干した果物を甘く戻したものなどが載っている)も頼んでました、ずいぶん腹にずしっと来たのでは・・。

広東料理以外にいろんな中華料理のチョイスがあって嬉しいベイエリアですが、結構スタッフは広東人なことも多い。ここでもパパが北京語で注文していたら「あんた広東人だろ!広東語でいいよ!」と元気なウェイターのおっさんにつっこまれていました(笑)。

メニューには鯉とか鰻料理なんかも載っていました。鯉はいいけど鰻はちょっと興味あるかも・・。

上海人家(Little Shanghai Restaurant)
17 E 25th Ave
San Mateo, CA 94403