愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

ジャパンタウンに行ってみる


ここのところ毎日6件ぐらいアパートを見たり、近所をジョギングしたりして回る生活。住むエリアもそれほど厳密に決めていないので、色々なエリアを右往左往しているところ。特に、オンラインのクラシファイドでアパートを探すよりも、自分の足で近所を回って、空き室ありますのサインを見て電話したほうが、正解の確率が高いということがわかってからは、それこそ色々なネイバーフッドを歩き回った。おかげで交通事情や環境や地理もだいぶわかるようになってきた。本日はジャパンタウン近辺を少しうろうろしてみる。ここらへんは、昔義理姉夫婦につれてきてもらったことがあったのだけれども、不思議なことにジャパンタウンに限らず、サンフランシスコの印象は、その日の天気や来る時間帯によってぜーんぜん変わってしまう。前来た時には雨がざあざあで回りがよく見えなかったこともあるけれど、晴天の昼下がりの午後にやってきたジャパンタウンは・・・なんというか、「ひなびた日本がそこにある」という感じでした。平日なのもあって日系人のお年寄りがうろうろ。日系人コミュニティ向けであろうシニアハウジングもある。そしてジャパンタウンの中心近くに立っている大きなアパートは図ってか図らずか、それこそ日本の郊外によくありがちな大型団地みたいなたたずまい。なぜかジャパンタウンのショッピング街は、何かの城下町か蔵を意識してか、白い建物に黒い縁取りがしてある感じなのですね。そこからして日本っぽいんだけどいまどきの日本にはなさそうな感じ。近鉄なんとかというショッピングセンターは、それこそ昔昔にあったよなぁというような二階建てのショッピングセンターで、中にはクレープ屋さんとか、焼肉やさんとか、だんないわく「きにくにょや(紀伊国屋)」があったり、周囲には日本のスーパーがあったり。DCでは日本食料品店が小さいの2個ぐらいしかなかったのに比べると、なんと豪勢なこと!!でも買い物しているばあちゃんたちも普通に日本語をしゃべっているのだけれど・・・なぜかそこにいる人もたたずまいも、すべてが20年ぐらい「古い」。子連れの若いはずのお母さんたちさえ、なにか「古い」。なんだか不思議な感覚に襲われながら、「勉強堂」というこれまたカレー屋けんちゃんが出てきそうな、オレンジのカウンターのお店でコーヒーをすする。たまに買い物に来るのはいいかも、でもなんだか長くいると諸行無常になるような場所でありました。