愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

リモートワークあれこれ

リモートワークを始めて既に半年が過ぎました。最後にオフィスに行ったの、2月だったかな・・・。上司にもらったドイツのビールの一升瓶が、デスクに置きっぱなしになったままなんだけど、どうなったかな・・・。

9月に学校が再開したのと同時に、オフィスも開いたところも多く、私の職場も一応アセスメントをして、4人までならオフィスに来ても安全、ということになったらしい。消毒液やらペーパータオルなども色々用意もして、来たい人は来るスケジュールを教えてね、とのことだったけれど、近くに住んでるボス以外は誰も行く気配無し。

皆さん結構電車で1時間ぐらいかけて通ってきていたので、もう今更電車に乗りたくない・・・というのが本音のようです。私もキックスクーターで40分ぐらいの距離に住んではいるんですが、普段からオフィスに行っても、必ずしも同じロケーションにいる人と仕事をしていなかったので(世界中に人が散らばっているため)、わざわざ通勤する理由がわからないこともしばしば(笑)。そんなこともあって、もともと週に何日かは在宅仕事にしていました。

職場への通勤は、環境を切り替える、とか、結局体を動かすことになるのでいい運動になる、とか、同僚とちょっとおしゃべりできる、というのは良かったんですけれど、といって仕事帰りに寄り道できるわけでもなく、毎日子供の学校のアフタースクールのことや送り迎えの時間、そしてあわてて晩御飯の用意・・・と日々時間に追われまくっている感覚は否めませんでした。

100%在宅勤務になって、こういった時間に追われる感覚からは、100%解放された!!

しかしその分、仕事の時間は長くなった気がします。通勤してた時のほうが、時間に追われていたから集中していたし、オンオフ切り替えはつきやすかったかも。それから外に出ないので、椅子に座ったまま動かず、ものっすごい運動不足になっている感覚はあり。体はガッチガチ!

仕事自体は、私はベッドルームにある仕事机に大きなモニターとラップトップを合わせて使い、パパはダイニングテーブルで、ラップトップだけで仕事しています。環境的には私のほうがいい感じ(笑)、パパはラップトップの画面を目線の高さまで上げられるような台も活用しています。

もともと仕事はリモートで散らばっている人達としていたので、それ以外のセットアップも普段と変わりは無しです。使っているシステムやツールもウェブベースのものばかりなので特に支障は無し。

今の会社は小さめで、シリコンの谷の大きな会社で働いていた時と大きく違うことといえば、マイクロソフト社製品が多用されていることでしょうか(爆)シリコン谷では3社で仕事しましたが、実はロンドンに来るまでマイクロソフトオフィス関係のもの(エクセルとかパワポとか)は、ほとんど触ったことありませんでした。ボタンの多さに最初は大混乱。

昔はそこまでドキュメントヘビーな仕事でなかったのもありますが、みんな大体G Suiteか、Dropbox Paperで全部済ませていました。

今もG Suiteは使ってるんですが、メールとカレンダーぐらいしか活用されてません。

社内でのコミュニケーションも、今まではG Suite内のツールかSlackだったのが、なんとSkypeです。時にファイルのやり取りまでSkypeで。あとちょっとした連絡やおしゃべりや、面白コンテンツの共有は、なぜかWhatsapp。チームミーティングやお客さんとのミーティングはさすがにZoom。

シリコン谷時代とまた違うのは、ビデオ会議機能を使ってミーティングをしても、誰も顔出ししないところ。これはロックダウン以前からそんな感じでした。だからリモートの同僚でもあんまり顔を覚えてない人、います(笑)今でも時々アメリカの人とやり取りがあるのですが、アメリカ人は比較的顔出しする人多い気がする。業界や会社によっても違うのかな、昔は声だけの参加なんて考えもしなかったので、ちょっと驚いたことだったんですが、どうでしょう。

リモートワークでちょっと気になるのが、やはりミーティングの時の家族の乱入(笑)ですが、もうみなさんちょっとやそっとの騒音は気にしないでスルーです。特にインドとのコールは、外から他所の子供がキャッキャ遊ぶ声、犬がわんわん吠える声、一度は夜鈴虫がリンリン鳴くような音まで聞こえてきて、なんとも風情が(笑)

一度クライアントとコールした時には、後ろで小さな子供2人がギャーギャーわめく声、そして一緒にお母さんもミーティング中えんえんと何か叫んでいる声が聞こえ、それに合わせてクライアントの声がだんだん声を潜めるようにぼそぼそと小さくなっていく・・というお気の毒な場面にも遭遇しました(苦笑)。あんまり好きなクライアントじゃなかったんですけど、憐憫の情が・・。

でも一番凄かったのは、100人ぐらいが世界中から参加しているウェビナーに遅れて参加して来て、自分のマイクをミュートし忘れたまま、「ママこれから仕事だからねぇ~Love you!!」って後ろでわーわー言ってる子供に叫んでいるお母さんの声が大音量で耳に入ってきたこと(笑)もうなんでもあり!みんな色々まわしながら頑張ってるってことで!!!