愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

子連れベネチア旅⑤ムラノ、Murano、ムラーノ時間の時間

雨の翌日は綺麗に晴れたベネチア。この日は滞在しているリド島から水上バスベネチア島、そしてそこでまた乗り換えてムラノ島へ。

ずっと日産MURANOは村野さんが開発したからだと思っていたけれど、なんとこの島にちなんで名づけられたんですねぇ。村野じゃなくてムラーノだった。

ムラーノは、ベネチアングラスで有名な島。船から降りるなり、ガラス工場はこっちだよ~と客引き?のおじちゃんの声も。船を降りるとすぐにガラス工芸品を売る店がだーっと並びます。写真撮影禁止のところが多かったのでめんどくさくなってカメラを取り出さず。

サン・ステファノ広場にあるこのガラスの像「青いガラスの流れ星」は、近くに工房を構えるSimone Cenedeseさんという職人の作品で、何百というガラスのパーツは全部吹いて作ったものだそう。

彼の工房は無料で見学もできるとのこと。

www.simonecenedese.it

とても非常に時代を反映していると思いますが彼の工房のウェブサイトはイタリア語・英語、そして中国語対応だ。

実際ベネチアでは、他の観光地に行った時よりも日本語は聞こえてきましたが、だいたいアジア人観光客は中国人だったなぁ。

ムラーノも歩けば水路だらけの小さな島。ただ建物が少しベネチアより低いかな?でもこうやって写真をみると、よりディズニーランド感も否めない・・・でも本物はディズニーじゃなくてこっちですから!!!

日陰に入るとちょっと寒かったけれど、ぽかぽか日を浴びてただひたすらガラス細工を見て回る。意外に子供がきれいなガラス細工にくぎ付けになり、一軒一軒出たり入ったり。

路地に入り込んだところにいた、ムラーノの猫にゃん・・・。にゃーにゃー寄ってきて、カメラを構えたらピタッととまってちゃんとポーズをとった。もしかして、観光客慣れ、している・・・???

ベネチアでは広場の至るところにある、井戸。の跡。今は使われてるか不明だけれど、地下水のないベネチア、雨水をためて、中でうまいこと濾過して使っていたそう。

聖マリアと聖ドナト教会。の前に立っている塔。教会はもともと7世紀に建てられた、ベネチアの中でも一番古い部類に入る教会だそう。

この教会がある広場、カンポ・サンドナートには大きな橋があります。その橋のたもとにはなかなか素敵なアコーディオンを弾くおじいちゃんがいます。なんというか、ちょっとアラビア風な雰囲気のメロディを奏でたりとかなり上手。子供がお金を渡すと、鍵盤触ってみる?とサービスまで。

そしてこのおじいちゃんストリートビューにも写り込んでましたw しかも5年前の写真・・(同じ人なはず)

ガラス工芸の博物館にいくか、実際に作っているところを見るかで迷った末に、実際にガラス工場の見学にいくことにしました。行った場所は、ここ・・

そこらへんのお店に聞いたら連れて行ってくれたのがここの工場だったのだけれど、店がどれだったかは忘れてしまった。ちょっとお金を払わないとでしたが、後から見た感じいろんなブランドの工場がここに集まってる感じもする。

ここで、かっこよくスーツで決めたセールス風のおっちゃんの案内で、職人さんがグオーーーーッと炎を操りながら、ガラスのオウムを作るところを見学。

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Maestro in action

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何かガーガー言ってるのはなんて言ってるんだろうなあ。助手が輪っかのような型に流してるのは台座になります。

気むづかしそうな親方に見えますが、作品が完成してみんなが拍手するとニコニコ。そしてはいてるズボンがピンクで実は可愛らしい。

エルメスハロッズなどもお客さん、だそうで、外には梱包された箱がゴロゴロ無造作に転がっていました。

シャンデリアを作っている工房も。「シャンデリアはひたすら細かいパーツをつなげて作るので、作る過程はあんまり面白くない」んだそうです。なるほど・・

職人さんにしても、ガラスを一気に生成して何か一つの作品を作る方がやっぱり面白いんだろうか。

というわけで、タイトルの意味がわかった方はおしらせくださいw