愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

ロンドン2016 ㊲ ロンドンで、子連れアフタヌーンティー。

ロンドン旅日記もそろそろ終わりに近づいてまいりました。

旅の終盤、レストランで働いた後はもうヘロヘロに疲れてしまい、最後の数日はあまり体が機能せず。

子供もサマーキャンプを終えて家にいたので、何かせねばと近場の公園で遊んだりしてごまかしたりしておりましたが、やっぱり母娘二人でアフタヌーンティーも行っておきたいよな、と子供が喜びそうなところに目星をつけて、今回2度目のアフタヌーンティーにも行ってきました。

Fitzrovia にあるサンダーソンホテルでやっているMad Hatter's Afternoon Tea。言うたら不思議の国のアリスに出てくる、いかれ帽子屋が主催するお茶会をテーマにしたアフタヌーンティーです。

このホテル、内装もちょっとモダン風オサレ。通された中庭には噴水があり、結構子供連れあり、ごっつい髭面の彼氏を連れたお姉ちゃんあり、若いお姉ちゃんのグループあり・・・、アフタヌーンティーって大概年配の人とアジア人ばっかりが行く勝手なイメージなんですが(w)結構いろんな客層が集まってるのが面白かったです。

こちらがメニュー。

ジェーンオースティンの小説「エマ」の古本に貼り付けてあるメニュー。

お皿やカップは全て白黒基調。カップはシマウマ柄でした。

Drink me, じゃないですけど、ポーション風の瓶に入ったお茶っぱ。この中から選びます。

瓶についている紐の色でもお茶の種類がわかるようになっていて、置いてあるトランプに説明が書いてあります。子供はジュース頼みました。

お茶じゃなくてカクテルなども頼めますが、甘い酒飲みながらサンドイッチやケーキをつまむの無理〜

塩系のものは、スモークサーモンやうずらの卵が入ったスコッチエッグ、クロックムッシュー、蟹のエクレア、きゅうりとクリームチーズのサンドイッチ。

そしてどーん。上の葉っぱは食べられませんが、赤いきのこのマシュマロ、青いのは青虫をかたどったマジパンみたいなの、てんとう虫の形のレッドベルベッドケーキ、人参ケーキ、うさぎの懐中時計の形をしたマカロン、トランプの兵士の形のクッキー、そしてスコーン。右側にちょいと見切れてるのは、アリスが飲んで大きくなったり小さくなったりしたポーション

甘いもの、どーん。

やっぱり当然ながら食べきれませんでしたので、だいぶお持ち帰りしました。甘いのより、サンドイッチとかだけの方が私も子供も好きかもなぁ。そういえば私も子供もそんなに甘いのいける口じゃなかったw

アフタヌーンティーよりアフタヌーン焼肉とかの方が子供はもっとフィーバーしたかもしれいない・・

でも雰囲気は十分堪能してまいりました。

このアフタヌーンティー、アリスのテーマじゃなくなったらこのお皿とか買い替えたりするんだろうか、などとぼんやり考えていたのですが、1年経った現在もまだまだアリスのお茶会は続いているようです。メニューはシーズンごとに変わったりする模様。もう十分備品の元は取れてるかw

https://www.morganshotelgroup.com/originals/originals-sanderson-london/eat-drink/mad-hatters-afternoon-teawww.morganshotelgroup.com

不思議の国のアリス、もちろん好きで子供の頃何度も読み返しましたが、続編の「鏡の国のアリス」の方が印象的で、特にそこに出てくる「ジャバウォックの詩」というのがすごく好きでした。

Twas brillig, and the slithy toves
Did gyre and gimble in the wabe;
All mimsy were the borogoves,
And the mome raths outgrabe.

「ときしもぶりにく、しねばいトーブが、くるくるじゃいれば、もながをきりれば、 すっぺらじめな、ポロドンキン、 ちからのピギミイふんだべく。」

このメチャクチャな言葉あそびが面白くて子供のときは覚えていたけれど、今原文で読んでみると、このルイスキャロルのナンセンスな英語の詩を、こんなにすぽっとはまる日本語に訳した訳者、すごい。これはもう、超名訳だと思います。

もう少し子供が大きくなったら、2冊とも買ってあげよう。って、私は日本語で読んだけど子供は原書を読んで育つのね・・w