愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

おフランス語進捗状況、ブラッドリークーパーに腹を立てる

今年から細々と始めたおフランス語。もともとの目標は、子供の時に読んだフランスの児童書を、原書で読みたいというものでした。

marichan.hatenablog.com

とりあえずDuolingoというアプリを暇があればやる、というのをしばらく続け、特にフランス人とフランス語で交流したいという気持ちは全くなかったのに(笑)、だんだんフランス語をしゃべりたくもなってきたため、6月からは週に1度、オンライン授業も取り始めました。

アプリは隙間時間を活用できるのがとても良くて、今のところ83日連続で続けられています。比較級や未来形を覚えたり、文章も随分長くなってきて、最近ようやく過去形に到達。

Duolingoはとにかくパターン練習をこれでもか、これでもかと続けるので、ゴロゴロ寝転がりながら、本当にあまり一生懸命覚える気力を持たずにやっても、意外と単語や文法の定着率が高いのには驚いています。

やはりゲーム感覚でやっているからか、あんまり勉強している感覚もないのに、それなりに覚えられているのが嬉しい。それぞれのレッスンには、一応文法の解説がついているのですが、私はつい解説を読み飛ばして、そのまま問題に飛び込んでしまっています。

が、逆にカチカチに説明を読んで文法を覚えず、何度も間違えながらも繰り返して練習するからか、子供が感覚的に言葉を覚えていく感じを再体験しているような気がする。

新しい文法や単語も、最初はこんなの本当に覚えられるんだろうか・・と不安になるけれど、後になるとちゃんと身についているんだからやはり毎日の「筋トレ」って大切ですねえ。

最近までは「この豚は村一番太っています」みたいな一言文章ばかりをやっていましたが、最近は結構長い文章を読んだり、聞き取り文も長い説明を聞いて、文章題に答えるようなパターンも出てきました。

Duolingoがやっているポッドキャストや、子供向け番組(ぺパピッグとかw)も、半年前までは全く分からなかったことを考えると、フランス語がちゃんと意味を持った音に聞こえ始めて、結構わかるようになってきているのが、自分でもちょっと驚き。

しかしフランス語の難しさは、簡単な順から、読む、書く、話す、聞く、だと思います。これが多分スペイン語とかイタリア語とかもっと発音がハッキリしたものだったら違うのかもしれないけど、とにかくフランス語は聞き取りが難しい!!リエゾンも多いし、もぞもぞ喋ってる感じがするし・・・。

とにかくどわーっと流れるフランス語の濁流の中で、聞き取れた単語にえいやっ!としがみついて、なんとか聞き取ろうという感覚です。自分が英語を勉強してた時って、どんな感じだったのかなあ・・もう思い出せないや・・・。



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一方オンラインのクラスのほうは、初級1が終わって現在初級2。こちらは2時間のクラスが週1回、3ヶ月で完結するクラスです。あくまで口を動かす、勉強のペースを作る・・ために始めたものの、宿題は直前になってやるなど、結局三つ子の魂は百までのようで、毎回授業が始まる前はなんとなくめんどくさく感じてしまうように(苦笑)これが教室に通うのだったらもう少し違うのかな・・。

こちらは先生がレクチャーして、皆で発音してみて、文章を読んだり聞いたり、自分で言ってみたり、ロールプレイングしたり・・と典型的なフランス語のクラスです。

Duolingoで感覚的に覚えたものを、もう少し理論的に補完できるのが良い点なのですが、先生の講義があまりにカチカチの講義で、ちょっとわかりにくい。

さらに、初心者向けな割には、知らない単語や言い回し、まだ習っていない文法もどんどんぶっこんでくるので、みんな「??」状態。全部わからなくても、なんとなく勘で目星をつけて理解をする、という練習も兼ねているようだけれど、全くの初心者にはちょっと辛いかもしれない。

実際そうなのか、初級2のクラス、始まった時は生徒が12人いたのですが、今週の授業では5人に減っていました。そして授業中にさらに2人脱落してしまい、気がついたら残っていたのはたったの3人!

私もだんだんキツくなってきたので、初級3のクラスはこの先生と取るのはやめようかな、なんて思い始めていたのですが、逆に3人ぐらいのほうが沢山話せるし、アットホームになってきたので、脱落者多発で逆に良くなったかも(苦笑)

しかし最近はネットの教材や、今までの講義形式とは違った形で言語を覚えることができるようなテクノロジーが沢山あるので、こういった「教室での集団講義」的なフォーマットの限界をより感じるようになったかもしれません。

自分のペースで、自分のニーズに合わせようとすると、やはりマンツーマンや超少人数じゃないと、こういう形式の勉強はツライ。うーむ。

そんなこんなで、クラスがめんどくさく感じるなど、ちょっと勉強も中だるみかな・・と思い始めたのですが、最近「フランス語を話す有名人」的なYouTubeビデオを見ていたら、俳優のブラッドリー・クーパーが、通訳なしでフランスのテレビのインタビューを受けているのを見つけました。

www.youtube.com

フランス語喋れるアメリカ人の俳優さんは結構いて、色んなビデオがあがっているんですが(ジョディーフォスターなんかぺらっぺら)、なんだか彼がこんなにペラペラなのは意外!!

なぜ意外と感じるのかさえわからないんですが、実はこの人ジョージタウンを卒業しているそうな!そして、フランス語は大学の時フランスで6か月のプログラムを取ったので喋れるんですー、とか言っている。まじか!ってか6か月でここまで喋れたら天才すぎるんじゃないか?!

多分絶対それだけじゃないとは思うけど、なぜか私は彼の流暢なフランス語を聞いていたら、うわーすごいなーという感心を通り越して、なぜか妙に妬ましく腹が立ってきたのでした。なんじゃこの変な感情はwww

どうも私は女性よりも男性をライバル視する傾向があるらしく、例えばジョギングで女性ランナーに抜かされてもなんとも思わないのに、男性に抜かされると急にうおーってなって抜き返そうとしてしまう・・(苦笑)

どうもブラッドリークーパーにも似たようなライバル心(?!)がメラメラと出てきてしまった模様。くそー。がんばるぞー。

しかし彼の6か月は私の6年ぐらいですかね・・でもおかげで、また勉強頑張るインセンティブができたかもw 

いまだにフランスにすごく興味があるわけでもないし、フランス人はめんどくさいなと思うことも多いのに(笑)なぜここまで頑張ってるのかよくわかんないんですが、今までわからなかったことがわかるのが面白いというのもあるかもしれません。

おまけ