愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

ロックダウン日記:正直飽きてます

3月後半に始まったロックダウン、もう世の中は5月・・・すでに何週目なのかを数えるのも忘れ、正直この2-3週間はダレダレで疲れました。とにかく毎日仕事でPCの前に張り付き体はコチコチ、とうとう妊婦以来の痔主にもなり、アワアワした頭で子供の勉強を旦那と1時間置きにチェック・・。どんどん家は荒れていき、夜は大して体も動かしていないのにぐったりと疲れ、家族それぞれ違う部屋で勝手にそれぞれネットしたり動画みたりゲームしたり・・という生活。目にも良くない。なんだかすべてが中途半端な感じで過ぎていく・・・。

9歳児はこのロックダウンで身長が私を追い越し(私は154センチ)、どんどんティーンエージャーみが増していき、親となにかするより友達とスナップチャットでしゃべっていたいお年頃。仕事が終わっても呆然として何もできず子供も放置気味でいけないなと思いつつも、子供は子供で部屋にこもりヘッドフォンで音楽を聴きながらゲームをしたり絵を描いたり本を読んだりが楽しいみたい。よそのお宅では子供が作った料理とかプロジェクトとか色々SNSに上がってくるけれど、この数週間我が家はすべてのエネルギーをスクリーンタイムに奪われている感あり。もうそういう時期だと割り切るしかないのかな~~。

この数週間のロックダウンネタ:

だいぶ緩んできている

春になりだんだん天気が良い日も増え、外に出る人続出。先週ぐらいから、今まで閉まっていたお店(レストランとかですが)も再開するところあり、また今まで止まっていた近所の改装工事などもまた大工さん達が戻り始めたりと、なんとなく緩和モード。他の国でも段階的な緩和が少しずつ始まっているからか、ロックダウンを他の国より遅く始めた上に、まだまだ死亡者数も多いイギリスなのに、なんとなくちょっと終わりに近づいている感を醸し出していて、大丈夫なのか?と心配になります。

私自身も、なんとなくここまで過ごしてきて周囲はみんな元気だし大丈夫なのかな?という気がしてきて、ちょっと自分の気も緩んでいるのを感じて危ないです。こないだはご近所さんんとも随分長く立ち話してしまったし(もちろん距離は取っているけれど)、子供の友達も家の前に遊びに来て、しばらくおしゃべりしたり。しかし子供はいくら言ってもソーシャルディスタンスをいつまでも守れるわけもなく、危険。学校も6月に再開の話もあるけれど、どうなるやら。

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Zoomチャットの難しさ

クラスの友達と顔を合わせる機会がなくなるのは、ちょっと寂しいなと思ってボランティアで始めた、子供のクラスのZoomミーティング。週に1回、40分、参加したい人はいつでもどうぞ、的な感じでただチャットをホストしているだけなのだけれど、これがなかなか一筋縄ではいかない。やはり10人20人子供が参加すると、みんなが一斉に喋ったりするので収拾がつかなくなるし、子供達はあっという間にチャット機能や、スクリーン共有機能を見つけてきて、自分の画面を共有しようとしたり、チャットでとにかく意味のないアルファベットを連打してスクリーンを重たくしたりとやりたい放題。

なんとか秩序立てようとさらに叫ぶ者、嫌になって去る者、まあ色々だけれど、親があーしろこーしろと介入するのもどうかなーと思って放置。でも騒ぐ子の親に限って、うちの子が話ができなくて怒ってる、とか文句なのかなんなのかつかないことを言ったりしてくることもあり、ちょっとめんどくさくなってきました。一度はチャット機能とスクリーン共有機能を無効にしてみたら、今度は子供達から非難ごうごう。議長を立てようとする子供達の動きもあったが機能せず。最後にはホスト権限を子供達がたらいまわしにし始めて、さらにカオスになったり。

もともと学校とは関係なく子供達が顔を見られる場として始めたので、あまり親が先生代わりになってモデレートする・・ということはしたくないんですけれどね。それを願っている親もいるみたいなんだけど、誰も立候補しないし言ってこないので知らん顔を決めております(笑)

「オンライン」学習だけど「オンライン」授業ではない学校

一方学校の授業は、あいかわらずGoogle Classroomに課題がポストされるのを粛々とこなすのみ。同じ学年の別の先生が、短いインストラクションのビデオも一緒にポストしてくれたりはしていますが、リアルタイムの授業的なものも一切なし。それこそZoomを使って先生がちょっとホームルームをしてくれてもいいのに、と思うけれど、Google Classroomの掲示板で生徒が先生にそんな提案をしたのも、「今はできない」と無碍に断られていました(苦笑)

学校が閉まって1ヶ月たった最近になって、副担任からどうですかー?と電話がかかってきたりしてるんですが、学校によって本当に対応はまちまちという感じです。親としてはもう少しエンゲージングなことをやってくれないかな、と思うのですが・・。

あの人がご近所さん

もういつどこで会ったのかも覚えてないし、なぜ覚えているのかもわからないのだけれど、近所ですれ違って、その顔が印象に残って忘れられないイギリス人のお爺ちゃんあり。といっても、見た目は頭の禿げた典型的なイギリス人のお爺ちゃん顔で、服装もコックニーのタクシーの運転手みたいだし、なぜその顔が忘れられないのか、どこかで見たことがあるのか、ずっと謎でした。多分すれ違ったのは半年以上前。でもなぜかふとした時にその顔を思い出し、なぜそんなに印象に残っているのだろう・・と不思議に思っていたのですが、最近になり、家から数百メートル離れたところに往年の有名ロックバンドのメンバーだった人が住んでいることが発覚。

当時のもしゃもしゃロングヘアーからは大きく様変わりした、ちっさいイギリス人のお爺ちゃんになった写真をネットで見つけて、あ!この人だ!と謎がとけました。当時の面影もオーラもないんですが・・びっくり。その後、散歩の時におうちの前を通ったら、家から出てくる後ろ姿にも遭遇、おお・・・と。今でも熱狂的なファンは多いですが、もう表舞台には立っていない人なので、そのレアな姿はファンだったらきっと泣いて喜ぶだろうな・・でもそっとしてあげよう。

他にも我が家の近くにはあんな人やこんな人が住んでいるそうですが、どちら様も「往年の」有名人ばかり。本当はカンバーバッチに遭遇したりしてみたい。でもちょっとロンドンっぽい経験でした。

数えてみた

我が家の前の通りはちょっと大きめの道路なので、人の往来は結構あります。ある週末、暇にまかせて家の前をどれだけ人が通るか定点観測してみました。データを取った時間は20分。

歩き、ジョギング、自転車合わせて、家の前を通ったのは全部で138人。

自転車6割、歩き4割。移動のためにというよりは、運動のために自転車に乗っている人多く、シューっとしたバイクに、ピチピチのジャージ着て乗っている感じ。自転車に乗っている人の8割が男性。

通った人の全体の比率は男性7割女性3割。ショッピングバッグを持ったりして明らかに買い物目的で外出しているのがわかる人は1割。

一人で歩いている人と、カップルやファミリーで歩いている人の割合は半々。

そして138人中、マスクつけてた人、どれくらいだと思います?


なんとたったの4人!ビックリ。

日商店街のほうに行った時には、さすがにもっと着用率は高かったですが、散歩など外を歩くだけな場合は特に、マスクしない人が多い印象です。

食べたもの日記

籠っている間の楽しみといえば、せいぜい美味しいものを食べること・・なんですが、最近はもう他人が作ったものが食べたい。夫も料理をするので自分が料理ばかりして疲れているわけではないんですが、自分たちの作らないものが食べたーい!

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インド料理、おいしゅうございました。

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食べたくて仕方なかったお寿司・・・日本人経営の美味しいところはロックダウンにあわせて休業中。開いているお店はどこもツナとサーモンしか握りのチョイスがないようなところばかり・・。このお店もご飯に芯があってうぬぬ、でしたが1ヶ月以上ぶりの寿司欲はちょっと満たされました。

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おうちで焼いた、ふかふかの牛乳パン(牛乳パン!)

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クロテッドクリームを使って作った、イチゴのアイスクリーム(アイスクリーム!)

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粉から打った、ジャージャー麺ジャージャー麺!)

イギリスに来てからは、通勤、子供を学校からピックアップする前にあわてて買い物、帰宅してやっつけ仕事で夕飯の準備・・しかしパパの帰りは遅いので、家族そろってご飯は食べられず・・、と料理をするのが全然楽しくない日が続いていました。

でも最近は、買い物に行かなくても家に食材がある、通勤や子供のピックアップで体力を消耗していないし時間にも追われていない、仕事が終わったらすぐにパッと切り替えて料理をするとすごくリフレッシュできて楽しい、家にみんな揃っている、という条件がそろったからか、昔のようにちょっとカッとなって手の込んだものを作る元気が出てきたり、メニューを考えるのが楽しくなる日も増えてきました。