愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

アメリカからイギリスの運転免許に切り替え(中間報告)

アメリカを出るときに国際免許を作ってきたが、とうとうそれも期限が切れてしまった。イギリスに住んでいるのだから、いよいよイギリスの免許を取らなければならない。

日本の免許を持っている場合は、実技などの試験は免除でイギリスの免許に切り替えができるらしい。やはり数少ない右ハンドルの国同士で融通が利くのだろうか。

しかしアメリカの免許ではそうもいかない。もう過去に免許を持っていた栄光は忘れ、イギリスでは新人ドライバーとして、一から免許を取り直さないといけないのであった。

この手続きがちょっと面白かった。まずアメリカでも日本でも、まず仮免をもらうためには最初に何か試験があったはず(日本だったら教習所内での実技があったような)。

でもイギリスは「仮免ちょうだい」と試験もなにもなく仮免を申請できる。

それもウェブサイトに情報をちょいちょいと入力して、クレジットカードで支払いを済ませて終了。もしイギリス人であれば、パスポート番号を入力すれば、本人確認もあっちで勝手にやってくれる。写真も署名もパスポートのデータベースにあるものを使うので、何も送る必要がないらしい。

外国人の私の場合はそうも行かないので、オンライン申請のあと追加でフォームが郵送されて来た。

そのフォームに写真を貼り、署名をし、本人確認ができるもの(パスポートやBRPカード)を同封して送り返す。

…そう、身分証明書を物理的にスワンジーにある免許センター的な場所に送らないといけないのであった!!

大事な身分証明書を郵送するのは、心理的な抵抗が多少あったが、仕方ない。日本の免許からの切り替えの場合は、特別措置だとかで、BRPカードの両面コピーを送れば良いらしい。DVLAには日本人向けアカウントマネジャーまでいるらしい。10年前に日本の免許失効させなければ良かったかなあ。

心配な人は、トラッキング可能で翌日配達してくれるサービスがあるので、郵便局で専用の封筒を買って、それを返信用封筒として同封しろとあったのでそうした。先方に送る時もそのサービスを使った。

さて、私の場合、ちょっとトラブったのは身分証明書の郵送ではなく、フォームにサインするときに「このボックスからはみ出さずに署名してください」とあったのに、勢いで思い切りはみ出して書いてしまったことであった。

さらにそれをごまかそうと修正液を塗って上から書き直してみたら、表面がボコボコになり明らかに怪しい感じに。

これは送ってもリジェクトされるだろうと(そもそもフォームに修正液を使ってはいけない)再度フォームを送ってもらえるか問い合わせる必要があった。

アメリカの役所の仕事ぶりしか経験したことがなかったので、ここでも問合せの電話が繋がらない、繋がってもたらい回しで何度も説明させられる羽目になるのではと暗澹たる気持ちになったが、蓋を開けてみればオンラインチャットサービスでものの10分ほどで解決してしまった。

さらに担当者の人は、フォームを送り直すのに1週間ほどかかるので、申請期限に間に合わなくなるかもしれないから、期限も延長しておきました、とめちゃくちゃ気がきくではないか。

・・・ここ、アメリカじゃなかった!!イギリス最高!!

1週間もしないうちにフォームも送られてきて、その後あっという間に無事仮免到着。BRPカードも返信用封筒を使って無事に戻ってきた。

そしてこの仮免の有効期限は、なんと10年。

よくDeliverlooなどの出前サービスでオートバイのってるにいちゃん達、Lマークをつけて走っている人がとても多いけれど、あれは仮免のままずっと仕事してるということなのだろうか?

実際とりあえずは身分証明になるものも出来てしまったので、なんだか急に安心してしまい、マニュアル右ハンドルの練習をやり直すためドライビングインストラクターを探すという次のステップにまだ移れていない。

日本でマニュアルで免許取ったのに、日本では完全にペーパードライバー、アメリカでの左ハンドル右通行での運転経験しかないため、本当に反対側で運転できるのかあまり自信がない。左側通行、と車内のどこかに張り紙をしておかないと混乱してしまいそうだ。

免許取得最終報告はいつになるやら。