愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

ロンドン年末年始。

ドローン騒ぎで旅行もキャンセルになって手持ち無沙汰になってしまったが、わざわざ世界中から人が観光しに来るところに住んでいることを忘れてた。

サマセットハウスにしつらえられたアイススケートリンクの横には、フォートナム&メイソンのポップアップショップとカフェ、そしてF&M仕様のクリスマスツリー。クリスマス前のF&M本店は年末のアメ横のような殺気と混雑ぶりだったがここはなかなかの穴場。でもイギリスに来てからこういういかにもイギリスらしいところで買い物などしたためしがない。紅茶はスーパーで調達だし、現地に住むってそんなもんかもしれない。

冬になると一度はスケートをするのがお約束なのだが、ここは人気スポットすぎて、シーズン中のチケットはほぼ売り切れとのことだった。

アメリカにいる時は、ショッピングモールの駐車場に設置されたスケートリンクでワチャワチャと滑っていたものだが、ロンドンに来ると同じスケートなのにF&Mだ、歴史的な建物だ、素敵なライトアップに囲まれるだと急に次元が変わって少しモゾモゾ。

年に1度しか滑らないのでなかなか上達しないスケートであるが、今シーズンはまだ滑れていない。

サマセットハウスでやっていた、チャーリーブラウン展。日本ではつい「スヌーピー」がメインな気がしてしまうけれど、ピーナッツのメインキャラクターはやはりチャーリーブラウン。チャールズ・シュルツ博物館はカリフォルニアの住まいから運転していける距離にあったので、ロンドンで出会うのはまた不思議な感じもする。

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アメリカではクリスマスといえば、「チャーリーブラウンのクリスマス」を必ず見ていた。この短編で使われているヴィンス・ガラルディ・トリオのピアノジャズの曲はアメリカではとても人気で、我が家でもクリスマスになるとピアノ譜を引っ張り出してきて演奏する。我が家ではこの「Christmas Time is Here」をピアノと一緒に歌うのが恒例。クリスマスになるとコンサートがあったりしたものだけれど、イギリスではそこまで人気ではないみたい。

クリスマス前、混んでいるところは混んでいるけれど、意外と人がいなくてすっきりした通り。電飾を見ながらぼんやり、ちょっとだけ上を向いて歩く。