愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

コドモの日本語


小さいさん、ただいま2歳9ヶ月。阿拉米達島暮らしもあっという間にもう半年。小さいさんが学校に行かなくなってもう半年!そんなこんなで、日中私と過ごし、意識的に日本人のお友達とプレイデートをしたりするようになったからか、以前は英語8割日本語2割だったのが、最近は日本語が4割ぐらいいけるようになりました。まだまだしゃべるのは英語のほうが得意なようですが、相手によって言葉をスイッチする、というのがわかってきたようで、日本人のお友達には一生懸命日本語を使おうとしています。また日本のじーじばーばとビデオチャットをする時も、一生懸命日本語で何か絞り出そうとして脳が回転してる様子がわかって面白い。


そしてやっぱりしまじろう!あの虎の威力はすごいです。実家から2ヶ月に一回まとめて送ってくれるのですが、こちゃこちゃした細かい付録もですがDVDに釘付けです。しかししまじろうにはまるあまり、自分のことを「ぼく」と言うようになってしまいました(苦笑)。何かあると「ぼくがやる!」「ぼく(テレビ)見たい」など・・・。周囲に自分のことを「わたし」と呼ぶ日本語が流暢な女の子の友達がほとんどいない、日本語が上手なお友達はみんな男の子なので、「I(自分)=ぼく」とおぼえてしまったようです。自分でも「ぼく・・わたしやる!」と直そうとはしてるようですが、まだ性別によって主語が変わる、というコンセプトがわからないみたいです。英語でも全部第三者は「She」になっています。


「パパここ痛いの?大丈夫?痛いの痛いの、飛んでいけ〜!」「あ、できたよ〜!」「あったよ〜!」「あ、あったねぇ」「もうないねぇ」など、状況によって語尾につける言葉も変えられるようになってきました。教えているわけでもないのに、私が言うことを聞いて覚えたりそれを基に応用してるんですねぇ、すごいなコドモの脳みそ。


しかしここで面白い現象が・・・、まだまだ英語が強い小さいさん、なぜか英語の単語のあとに「う」をつけて無理やり日本語の単語にしようとするように。まあ、外来語は母音をつけて終わらせれば日本語っぽくなるのですが、なぜか全部「う」。「バンドエイドゥ」「ミッキーマウスゥ」挙げ句の果てには、今まで普通に言っていた単語まで・・・。スプーンのことを「すぷ〜ぬ」と言った時にはガクー!っとしました。ある日には「ぼく、くりーぬ、やる!」と。これ、「私お掃除したい」という意味です。くりーぬ=Clean・・・。


実はこれ、他のお友達にもあったらしく、「ホワイトゥ」などやっぱり語尾に「う」をつけてた時期があったんですって。面白い!逆に日本語のほうが強い子は、日本語の単語の後に複数形の「S」をつけて発音することで、英語にしようとする現象があるらしく、それは2人のお母さんから別々に聞きました。「う」と「S」の法則・・・・。もうちょっとデータを集めて見たい気もします。


あ、そういえば一度だけだけど、「いちロベリー」って言ったこともあったな・・・もちろん、なんのことかはおわかりですね・・・・


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