愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

ロバート・ディック、フルートマスタークラスその1

さて、島に引っ越してきてから再開したフルートのレッスン。最初はどんなに練習してもっと突き詰めようとしても「ベリーグッド!」しか言ってくれず、微妙、どうしよう、と思っていた先生ですが、色々話をするうちに、演奏の機会や、夏に沢山あるフルート関係のイベントの話などを持ってきてくれるようになりました。おおー、いいねいいね!


そして先日、唐突に「今度バークレーでロバート・ディックのマスタークラスがあるのだけれど、ここでぜひ演奏してはどうか」というメールが。しかしよーく見ると、本番まで2週間しかないじゃないですか! ∑(゚д゚lll)


マスタークラスとはいわば公開レッスンというやつで、生徒が観客の前で演奏し、先生も観客の前でその生徒をガンガン指導するという、つまりは晒し者にされた上にダメ出しされる聴衆を前にパフォーマンスする機会でもあり、普段レッスンを受けられないような指導者に教えを乞うことができる素敵な場!


バークレーでのマスタークラスは、コンテンポラリーの作曲者の曲を対象にするというので、もう3年以上前にさらったことがある、ボザの「イマージュ」という曲をやることにしました。どんな曲かというとこんな曲です。あ、でも下のビデオで演奏してるのは私ではありません、すみませんw 


Bozza Image

 

3年前にさらったはずなのに・・随分忘れている。指も回らず、焦る。しかし家に子供がいる環境、練習しようものなら子供がアテンション欲しさに襲いかかり、譜面台をなぎ倒す。それでもなんとか毎日1時間ぐらいは練習時間を確保、クラスの前日に先生にも一度見てもらい、なんとか完成。



で、今回指導してくださるというロバート・ディックって誰・・・・?実は全然知らないままのぞんでしまいましたwでも先日家の掃除をしていたら、こんなのが出てきた!(フルート業界雑誌です)




このおっちゃんです!


クラシックというよりは、即興演奏やブルース、ジャズっぽい演奏をする人で、ニューヨーク在住。NYUかどっかでも教えているそう。今回ベイエリアにはコンサート2本、それからワークショップと、マスタークラスをしにいらっしゃいました。ヘッドジョイントがスライドするフルートを開発したり、従来無い演奏方法を編み出したり、フルートの曲も色々作曲しているユニークなお方。下のビデオはそんなヘッドジョイントで即興演奏しているところ。


Robert Dick and Greg Pattillo - Basement Improvisation Jam!

 

私の先生曰く、「ちょっと変わった人だから『耳から音をだしなさーい』なんて言うかもしれないけど、良い人だから!」とどうとって良いかわからないアドバイスを頂き、どぎまぎしながら当日を迎えたのでした。



続く。

 

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