愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

栗の麺


旦那は料理がお好きな人なので、小さいチャンが生まれて私が世話に追われている時でも、あんまりご飯の心配はなさそうです。というか、今までも仕事の帰りは旦那のほうが早く、私が帰宅するころにはご飯が出来ていることが多かったので、心配は全くないでしょう・・・・。家の周りにも、徒歩5分以内で行けるスーパーや商店がたくさんあるので、飢え死にすることはまずなさそうです。


しかしなんというか、旦那の料理はなんだかんだいって主婦の料理ではなく、男の料理。食材を計画的に買って、計画的に使う、とか、残り物でアレンジ、という部分はまだ改善の余地あり。歩いてすぐのところにスーパーがあることも災い?して、その日食べたいものの材料を調達して作るスタイル。だから我が家の冷蔵庫は結構スカスカです。でも気がつくと、冷蔵庫の隅っこに、使い切られることのなかった食材が無残な姿で残っている・・なんてことも。きぃー


去年イタリアに行ったときに買ってきた、栗の粉も、放置されていた食材のひとつ。もう限界、ということでこの粉を使ってパスタを打ってくれました。図書館でちょっと借りて読んだラビオリに関する本によると、北イタリアのほうは昔、小麦粉を使ったパスタなどは高級品で、どんぐりやら、栗などを中心に食べていたとか。栗の粉で作ったラビオリ、食べてみたい・・・!と思っていたところで、トリノの食材屋さんで発見、購入してあったのでした。


栗の粉はグルテン質がないので、多少は粉も混ぜないとパスタにならないんですが、麺になるとこんなグレーっぽい茶色に。シンプルなセージとバターのソースで頂きました。


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味は、やっぱり栗だから甘みがあって不思議!グルテン質がないぶん、歯ごたえはぷっつんぷっつんしています。洗練されたというよりは、素朴・・・ともまた違う、不思議な感じのパスタでした。


そして私は旦那が料理をしてくれるにもかかわらず、「巣ごもり」傾向がどんどん強くなっていっているみたいで、何時間も立ちっぱなし、ぶっ続けで料理をして冷凍庫をぱんぱんにしてみたりと、やっぱり出産に向けて頭がおかしくなっているみたいです。ひとしきり料理をして満足した後は、今度は家の掃除がしたくなってきました。小さいチャンが出てくるために、私を操っているとしか思えません。まだ出てこられては困るので、その衝動を抑えてじっとしてるのがきついです。ギャー