愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

妊婦とフルート


1週間にまとめて長々としたものを書く癖がついてしまった。本当は妊婦以外のこともやっているのだけれど・・フルートのレッスンも、細々ではありますがまだ行っています。ただやはり通勤と仕事と小さいを迎える準備が忙しくて、あまり練習できず、なんとなくその場の勢いだけで演奏している感があります・・・が、レッスンに行く前はしんどい、めんどくさい、と思っていても、1時間みっちり先生の前で吹いていると、ものすごくスッキリしていい気分転換になっています。お腹がでかくなってきたので、演奏が辛いかなと思ったら意外とそうでもなく、音もよく鳴っている感じがする。そんなに息苦しくもありません。ただ、演奏中に小さいがぐりっ!とお腹の中で移動すると、思わず「うおっ!」と固まってしまうことがあるので、人前での演奏は無理(笑)。


中学生の時、日本フルート協会というのに入っていて、毎年上野にある東京文化会館で、プロ・アマ合同のフルートオーケストラのコンサートがありました。今でもあるのかな。普通のフルートから、アルトフルート、巨大なバスフルートなどを使って、フルートのみでオーケストラを再現しちゃうというもの。一度だけ演奏者として参加したことがあるのですが、その時フルート・オーケストラでやったのが、ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」。その時フルートのソロを担当していたお姉さんが妊婦さんで、お腹がぽっこりしていたのを今でも覚えています。あれを見ていたから、妊娠してもフルートって大丈夫なんだな、という思いがずっとあったのかも。あの時妊婦だったお姉さんも、きっとお子さんは今頃大学生(!!)。吉田雅夫先生がまだご健在だったころのお話です。懐かしいなあ。


ちなみに今やっているのはニールセンのフルートコンチェルトという曲です。現代曲なのでフルートだけで演奏してもなんじゃこりゃ?ってむなしい感じなのですがオーケストラと合わせるととたんに格好良くなります。仕方ないので先生とオーケストラのパートを鼻歌で歌いながら演奏(笑)ああ、一度でいいからオーケストラとやってみたい。