愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

陳家方違え


突然ですが、引っ越します。


・・・・・イタリアに!!!!!


なーんてことがあればいいんですが。現実は、数ブロック先の別のアパートへのお引越し(笑)


現在のアパートにはもう5年ほど住みました。大家さんものんびりしてて、家賃もお手頃で、ご近所さんもフレンドリーで、さらにこれでもかと大きなクロゼットが3つもついており、窓もたっぷりあってそれなりに愛着はあったのですが、ここ数カ月体調を崩してからは、なんとなくむぅぅぅ、そろそろ方違えしたほうがいいかも、引越し時かなぁという気がずっとしていました。


なにしろこのアパート、築80年のシロモノですので、4階建てだけどエレベーターなし、そして建物内にランドリーなし。おまけに坂の上に建ってます。洗濯しにいくには、サンタクロースみたいな大きな袋を担いでさらに坂の上にあるコインランドリーに持っていかなければいけません。部屋も北西を向いているし、窓も木枠なので、湿気るとすぐカビが生えたり、そして冬寒い!窓にラップみたいなのを貼って、暖かい空気を逃がさないようにします。壁も薄いもんだから、近所の人がいろんなことをしている音が丸聞こえ(つまり我が家の音もかなりだだ漏れってことか・・・)。


古い建物なので、部屋の形もちょっと変わっているため、思ったような家具の配置もできないし、だんだん悲しい暮らしぶりに思えてくるようになり・・・もう十分住んだし、そろそろ別のところを探してみようか、ということに。


ここ数週間、週末の時間を見つけては、Craigslistの賃貸広告を検索し、だいぶいろいろ見て回りました。不動産見るのは結構好きなので、それはそれで面白かったのですが、どれも帯に短し襷に長し・・・。広い!と思えば北向きだったり、キレイ!なのに狭すぎたり、立地条件は最高なのに、中に入ると床が曲がっていて気持ち悪くなったり、キッチンだけはめちゃくちゃモダン、でもほかの部屋は1900年代のまま?なんていう変なところもあったり・・・。見れば見るほど、今のアパートの有難味が身にしみる物件ばかり・・・。


半ばあきらめかけていたのですが、巡り合わせとはあるもので。実は近所に前から目をつけていた建物がありまして、いつも通る度にくそー、いいなー、あんなところに住んでみたいなーと思っていたのでした。この建物はコンドのようで、普段は賃貸で出ることはないみたいなのですが、実は去年2部屋ほど貸し出していて、冷やかしに見に行ったことがありました。やはり中を見せてもらうと、築80年とは別世界。なんか目の毒だったような気が・・・。


なかなかアパートが見つからない中、ああ、あんなところに住めたらどんなにいいだろうなという思いが頭をよぎったのが先週の木曜日。まさかね、と思いながら検索もしてみたけれど何も広告は出てませんでした。しかし、どういう運命か、Craigslistにその建物の部屋貸し出しの広告が出たのが金曜日。これは行くしか・・!とアポをとって土曜日に部屋をチェック、その場で申し込み。ほかにも希望者はいたようですが、私たちが一番のりだったようで、あれよあれよと審査は進み、火曜日には契約書にサインして、めでたく引越し決定!もう早速来週からちょっとずつ、引越し開始です。


新しいアパートは南向き、部屋は最上階、でもエレベーター付き、そして同じフロアにランドリーが!あああ嬉しい。最上階なので、トイレやリビングにサンルーフがついています。クロゼットも今あるものよりさらに広く!


戦前の木造建築から、2000年代に建てられた鉄筋コンクリートへ大移動!暖炉もついているので、今年のクリスマスは本当に暖かく迎えられそうです・・・・。


しかし引っ越すにはパッキングをせねばならぬ。東海岸からサンフランシスコに引越してきた時は、旦那の職場がすべて引越し費用を持ってくれたため、おまかせらくらくパックのような感じで、本来ならばもういらんやろ、というゴミのようなものもすべてまとめて大陸を横断させて持ってきてしまったため、これを機会に、本当に「いるもの」「いらないもの」の必殺仕分けもせねばなりません。そしてエレベーターのない4階から荷物を持って降りるのか・・・・。