愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

一番好きなサンフランシスコ映画


サンフランシスコが舞台の映画やテレビドラマはたくさんありますが、その中でも一番好きなのがこれかも。



なななんと日本ではこんなタイトルで出てるのですか!!



初めてのアメリカ、初めての海外は1993年の夏、UCデービスのサマースクールだったのですが、そのときにみんなで映画館に見に行ったこの映画。当時チケットを買うのに、チケットブースでこの長いタイトルを言わないといけないのか・・?と迷っていたら、地元の人が「Axe Murderer2枚」とか言って買っているのをみて、ほほうなるほど・・と思った記憶があります(笑)その後何度も見たけれど、サンフランシスコに引っ越してきてからこれを見るのは初めて。すると今自分達が普段うろうろしている場所があまりにもたくさん出てきたので、嬉しくなってしまいました。私がフルートの練習に行っている場所も、この映画のロケ地になっていたとは!


日本ではあまり知られていない映画かもしれませんが、オースティン・パワーズで有名なマイク・マイヤーズのとっても可愛いラブ・コメディ(?)映画です。サントラもとてもいい。もう一度よく見ると、いろんなコメディアンがチョイ役で出ているのがおかしい。しかし何より驚いたのが、マイク・マイヤーズの親友役の刑事さん、今テレビドラマ「Without a Trace」でFBIのボスをやっている人なんだって!こんなに若くて痩せていたとは・・・!!!!マイクマイヤーズの坊ちゃん刈り(今もそうか?)も古きよき90年代という感じ。彼がジャズバンドと一緒に詩の朗読をするのは、コロンバスアベニューと、パシフィック通り、ジャック・ケロアック・アリーの間にあるVesuvioというカフェ。ここで外観だけ撮って、中は別のカフェで撮ったらしいです。隣にはCity Lights Booksという本屋さんがあります。ビートジェネレーションの詩人の作品を出版したりもした、サンフランシスコならではの場所。


一緒にデイビスに行ったクラスメートにとっても思い出の映画のひとつ?なんじゃないかと思いますが(「Rising Sun」なんていうどうしようもないトホホ映画も当時見た中ではある意味思い出に残ってますが・・・)、当時何気なくみていた映画の風景が、今自分のものになっているのがとても不思議。そしてサンフランシスコに移ってきて良かったなぁと思う瞬間でもあるのでした。