愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

10年目のサプライズ


アメリカに来て10年目。最初の2年間は、ニューヨークの大学院で勉強していました。実はもともとカリフォルニアの大学に行きたくて、色々出願していたのですが、ことごとく落ち、なぜか唯一東海岸で出していた学校のみに受かってしまい、チョイスが無かった・・・というのが本当のところなのですが・・・(笑)。でもカリフォルニアライフも満喫したかったため、新学期が始まる前の2ヶ月間は、UCバークレーのサマースクールに行っていました。


この日は、せっかくの10周年だし、ちょっと思い出めぐりにUCバークレーのキャンパスを再訪してみようということに。


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サマースクールではESLと、せっかく始めてアメリカで勉強するのだからと、アメリカンスタディの授業をちょっとかじりました。でもヴィレッジ・ヴォイスのライターの先生による「ビートジェネレーション」の授業は、アメリカ初心者にとっては難しかった!ESLに至ってはあまりに退屈すぎたので、途中で行くのをやめてしまい、昼まで寮で寝て、夜になると飲みに行く生活。でも結局、こうやって学校の友達と飲みながらわーわー騒いでコミュニケーションをとるほうが、ものすごく英語の勉強になりました(笑)。この2ヶ月の学生生活で知り合いになった世界中から来た寮の仲間の中には、今でも連絡を取り合っている子たちもいる位。すごく楽しい2ヶ月間でした。


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でもやはり10年もたつと・・・どの建物で勉強していたとか、すっかり記憶が薄れてきてしまっていました。


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父が出張ついでに遊びに来てくれて、一緒に上った時計台。


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生理学の建物・・・ここじゃない。


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あ、多分ここ!ウィラーホール。多分・・・・。


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教室には鍵が閉まっていて中には入れませんでしたが、こういうところで勉強していました。って、あまりいうほど勉強しなかったけど・・・。


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懐かしいけど、まあ、こんなもんかな。


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夏休みなので、キャンパスに生徒はまばら。でも勉強したところより、色々遊んだテレグラフアベニューとか、寮とかを見に行こう!と思ったところで、旦那の携帯に、UCバークレーで働いている友人Jから電話。土曜日だけど出勤していて、渡したいものがあるから、なぜかダウンタウンにあるバーに来いとな。この暑いのに、ダウンタウンまでまた歩くんかい!しかもバークレーで働いてるんだったら、なんでキャンパスで待ち合わせしないわけ??と不審に思いながらも歩くこと15分。バーの2階のパテオに向かう階段を上ったら・・・わーびっくり!お友達が30人ぐらい待っていました。


旦那がこっそり、10周年のお祝いを計画してくれていた模様・・・。実はちょっと、J君からの電話やらが変な感じだったので、まさか・・?とは思っていたのですが、フロアの半分ぐらい、私のお友達で埋まっていました。マイミクのよねちゃん、あゆみちゃん、ももひゃんやいずちゃん達も来てくれていたのには、本当にびっくり!!ここまで大規模なサプライズだとは思ってもいませんでした。しかも旦那、1ヶ月も前から計画していたそうな。ぜーんぜん気がつかなかった!!!!


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バーに向かうときは、「まだ寮とか見てねーよ。とっとと用事済ませてキャンパスに戻ろうよ!」とかぶつぶつ言っていたのですが、ほんと、嬉しかったです。


飲んだり食べたりしたあとは、オークランドのピアノバーへ。ここは1940年代からあまり変わってないわね?というような内装の超ダイヴなところで、ミイラみたいなピアニストのおじいちゃんがひくピアノの蓋の上にテーブルがしつらえてあって、まるで国際会議のテーブルかアトランティックシティーのカジノテーブルの様相。このテーブルに、ここは1920年代?みたいな格好をしたおじちゃんとかおばちゃんたちが集まって、かわるがわるマイクをまわして、これまた死人のような声でジャズナンバーを歌うのです。なかなかすごい光景でした。そんな年寄りを押しのけて、元ミュージカル女優の友人Lちゃんがすばらしい声で私のために歌ってくれました(笑)


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わかりにくいけど、これ、歌いたい人たちがピアノの周りに集まっています。一人一人の席のところにマイクスタンドがついていて、ちょっとした国際円卓会議のテーブルみたい。そしてみんなすっごい本気なところが、ちょっと怖い(笑)


過去を振り返るのもいいけど、今現在こうやって良い友達が周りにいることのほうが、やっぱり一番嬉しいや、と思えたとっても良い土曜日になりました。来てくれた皆さん、本当に本当にありがとう!!!!これからも、また一緒に遊んでね。