愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

 シャペルのショー


週末友人Jからいきなり「シャペルがサンフランシスコに来る!今すぐチケット取れ!」と電話が。シャペルって誰やねん、という人は、こちらをごらんください→(デイブ・シャペル)彼がコメディセントラルでやっていた「シャペルショー」という番組は、結構人種ネタが多いお笑い番組だったのだけれど、「ピンプ」や「びやっち」という言葉を広く一般的国民用語に広めたという功績を残した?輝かしい番組でございます。


このショーは、シーズン3の途中で、ネタ切れ?とプレッシャーに押しつぶされたシャペルさんが南アフリカにとんづらして中途半端に終わってしまったのですが・・・。契約金5,500万ドルをおじゃんにしちゃったシャペルさんですが、今では彼の原点であるコメディクラブを回っているようで、年に2、3回はサンフランシスコにもやってくる。この日の予定をあわててキャンセルして、仕事の後友人カップルと一緒にダウンタウンのコメディクラブに直行。たまーに立ち寄るこのコメディクラブ、事前に予約してID見せれば入れるのだけど、今回は超有名人が来る!ということで気合の入れ方が違い、空港以上のセキュリティ!旦那はポケットの小銭も鍵も出させられ、ボディチェックをうけ、バッグの中身を全部見せ、携帯の電源は切り、iPodの線は抜かれ、私のコンピューターバッグは持ち込み禁止でチェックイン。さらに水のボトルも、中に入る前に全部飲むか捨てろとな・・・。テロリストか私たちは!


前座2名の後に登場したシャペルさんはテレビのまんまで、タバコもくもくしながら、飲み物片手に1時間以上お下劣ネタを繰り広げ、自分のジョークに自分もバカウケしてマイクをばたばた床に落としていた(笑)なにしろマイク使いが絶妙で、お下劣ジョークの時にはほんとにマイクがイチモツに見えてきたよ・・・笑。


しかし観客の中に、彼のショーでネタにされそうな、典型的な30代後半のアホ酔っ払い白人女がいて、「ティムハダウェイ(NBAのスタァ)がゲイが嫌いって言ったらさ・・・」とかジョークのつかみの部分で一人で「あははははハァ〜」とかアホな甲高い声で笑いまくり(まだおかしいこと何もいうてへんやろ!!)、ちょっとお下劣な話をすると「えー、やっだー!」と叫び(前座のコメディアンにもこれをやって、「あんたはマリン郡から来たのか?(金はあるがつまらない人、の意)」とつっこまれてた。笑)、シャペルが浮気ネタを話そうとしたら「私も浮気されたことあるワァ〜〜!」。客いじりが好きなシャペルに「まぁそうだろうね」とか色々突っ込まれると今度は泣きそうになって「アイヘイチュゥ〜〜〜!!!」後でシャペルが「まあこれは冗談だからね」とフォローするとまた「アハハハハァ〜〜!」と笑い出す・・うるさい黙れ馬鹿女!!(シャペル風にいうと、しゃらっぷびやっち!)


なんでこんな、彼のジョークを解しない、マリン郡でSUVでも運転して自分の家をレースで飾ってそうな女がこんな場違いなところにいるんじゃ・・・という感じで(たぶんボーイフレンドにつれてこられたのでしょう、これまた僕これでも会社ではエグゼクティブなんですョ、みたいな感じの彼が辛抱強くフォローしてた・・笑)シャペルのショーを楽しみにしてきた私たち別の観客はどん引きしてしまったのだけど、まあそんなシチュエーションも含めておかしかったっす。


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