愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

メキシコ晩餐会


結婚したいけど彼女できないD君(このニックネームも可哀想・・・)を通じて知り合ったビットーレさんとミミさん夫婦(仮名)のお宅のディナーにお呼ばれ。D君を通じて、メキシカンのお知り合いが沢山出来た。彼らは家族ぐるみのお付き合いをするので、D君の友達、その兄弟や両親にまで輪は広がって、毎回およばれすると必ず3世代ぐらいの人たちが集まってとても楽しい。今回も、ビットーレさん宅で、D君、D君の姉夫婦やLAから遊びに来ていたママ、その他友達、ビットーレさんの子供達なども混ぜてのお夕食会となった。


明るい色に塗られた壁にメキシコのアートが飾られた、ちょっと狭いけれど素敵なアパートで、ミミさんお手製のモレと、ポゾーレというスープをいただいた。モレは、チョコレートや色々なスパイスを混ぜ合わせたソースで、お肉にかけたり一緒に煮込んだりするの。このモレとご飯をエンチラーダにはさんだものを前菜にいただく。チョコレートといっても、砂糖が入っているわけではないから想像するようなチョコレートの味ではないけど、こくがあって深〜いお味。


ポゾーレは、チキンとコーンのスープ。コーンは、炒ってポップコーンみたいになったのを煮込んである。食べるときには、玉ねぎのみじん切り、ラディッシュ、レタスなどを上に豪快に載せて、混ぜていただく。唐辛子が入った赤いスープと、唐辛子の無い白いスープの2種類を頂いたけれど、なんだかとってもほっとするお味だった。二日酔いの時にいいんだよ〜だって。メキシコ人の同僚の家では、豚の耳とか足とかを入れるといっていたので、もしかしたら中身は地域によってちょっと違うのかも。このほかにも、ミルクをぎゅーっと濃縮して固めたものをシロップで食べるというデザートなど、タコスやブリトーだけじゃない、メキシコの家庭料理をいただきながら、持参したテキーラを飲みつつ、ラティーノの歴史や文化談義で盛り上がる、とても楽しい夜になった。


モレとポゾーレはあまりに美味しかったので、ミミさんにレシピを請求中。陳家でも再現できるといいな!