愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

ぐるぐると焚き火


まだ8月だというのにサンフランシスコは「ああ、もう秋も終わるなぁ・・・」と一句詠みたくなるような寒さ。セーターを着ていて正解なくらい。そんな寒空の中、私と旦那ははじめて近所のジムでスピニングのクラスをとってみた。音楽にあわせて1時間ほど自転車を漕ぐのだけれど・・・うむむ、これは普通の自転車を漕ぐのより辛い!閉め切ったジムで漕ぐので、風もないし、外だったら下り坂があったりして、途中楽な部分もあるものを、スピニングだと1時間休み無くひたすら漕ぎっぱなし。やっている先から、夕立の雨のように大粒の汗がぼつぼつと床やマシンに飛び散り、終わるころには池ができてしまいましたよ。


ヘッドホンで音楽とインストラクターの指導を聞きながらやるのだけれど、このインストラクターの選曲がダサめで、しかもたまに音楽にあわせて一緒に歌いだしたりする。自転車を漕ぎながらプリンスを熱唱する彼女の声が耳に直接入ってくるのはちょっと辛かった(笑)。でもスピニングにも色々なスタイルがあったり、インストラクターによって選曲もさまざまらしいので、色々試して見てね、とのこと。たった1時間ちょっとのクラスだったのに、家に帰ってしばらくしたらもう猛烈に足が痛くなり疲労でぐったり。でもものすごい汗をかいたので、お肌が何もつけなくてもさらーっとしていい感じになったのは収穫だった。うーん、でも普通に外で自転車を漕いでいたほうが景色も変わって気持ちいいかなぁ。


その後、友人AちゃんとSちゃんが主催したサンフランシスコの西端・オーシャンビーチでの焚き火大会へ。太平洋を望むオーシャン・ビーチはサンフランシスコ市内で唯一焚き火が合法的にできる場所で、夜になると長い海岸線に、焚き火がずらーっと並んで幻想的な景色が広がる。ちょっとロードオブザリングみたいな感じ。ハッシュ仲間のMちゃんも一緒に参加したのだけれど、今回は主催者のAちゃんが、このイベント情報を、ベイエリアのパーティ・イベント情報メーリングリストにも流したので、知っている人知らない人40人ほどがビーチにどわーっと集まり、すごいことに。


海風も吹いて最初は寒かったけど、ごうごう燃える焚き火は暑いくらい。焚き木はスーパーに行っても買えるけど、家の庭にある木を切り倒したり枝を伐採した後、それを処分するのに「誰か焚き木いりまへんか」とクレイグスリスト(アメリカのオンライン掲示板)に載せる人が結構あるらしく、Aちゃんがどこからかとてもいいにおいのする焚き木をもらってきたのでそれをくべる。ちょっとお寺の境内にいるようなぷーんといい香りの煙が。棒にマシュマロやホットドックをつけて焼いたり、ギターを持ってきて歌を歌いだすものがあったり、おケツを暖めながらおしゃべりをしたり。ここはアルコールが禁止なので(一度警察に見つかり怒られた)しらふのパーティーだったけど、暗い中でぼんやり燃える火と、ギターがあるともう雰囲気は十分で、真夜中まで楽しんでしまった。


ついでに、焚き火のとき、最近婚約した友人に、ブライズメイドをやって欲しいと頼まれてか〜なり嬉しかった!一緒にビールを造ったり、おバカなパーティーをしたり、カップルで仲よくしている友人なので、旦那もグルームスマンをやることに!マイミクのShirukoが結婚したときに日本で立会人という形でブライズメイドのようなことはやらせてもらったことがあったけれど、アメリカでは初めて。さらにこちらでは、ブライズメイドは花嫁が結婚式の準備をするのを手伝ったりするので、これから一緒にドレスを選んだり、色々と楽しそう!


自分のウェディングプランニングは、うまくいくかどうかとか、緊張したり不安になったり、結婚式を作るという楽しいプロセスではあるんだけど、100%楽しむには自分がいっぱいいっぱいになっていたところもあった。なので結婚式が終わってから、あーもう一度やりたい!もう一度やったらもっとスムーズにいくのに!なんて考えていた。なので今回、人の結婚式とはいえかーなり楽しみ!!あまり伝統にとらわれない式、ということで、ブライズメイドはKちゃんのお姉ちゃん、私、そして友人A君がやる(笑)。そして式の執行はルームメートのLちゃんがやる(アメリカでは式を執り行うのには免許がいるので、これからとる予定だそう)。お姉ちゃんは遠くに住んでるし、もう一人は男だし、Lちゃんと私で色々と花嫁のサポートをすることになりそう、責任重大!