愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

愉快的陳家、イスラエルへ

パリで飛行機を乗り継いで、愉快的陳家はイスラエルへ。パリでは市内にも出て見たかったのだけれど、5時間という微妙な待ち時間のせいで空港に缶詰になり、テルアビブに着いたのは真夜中近くだった。飛行機の客は、ヤマカを被ったユダヤ人ばかりだけれど、英語やフランス語やら、色々な言葉が飛び交っているのが印象的。テルアビブに着くまで英語で大騒ぎしていた小学生ぐらいの女の子達が、空港に着いたとたんに手拍子で「シャローム、シャローム」と歌を歌いだし、おしゃべりもヘブライ語交じりに切り替える。世界中から集まったユダヤ人が作ったこの不思議な国に降り立つのは、ちょいと怖い気もしていたのだけれど、かなりわくわく。


イスラエル3回目の旦那は、以前荷物を全部開けられ、ねちねちと質問され、カメラに爆弾が仕掛けられているのではと、わざわざカメラを鉄の箱に入れてシャッターを押したりと色々されたらしい。特に日本人はいまだに日本赤軍の恨みがあるので、さらに厳しい取調べが云々・・・と聞いていたので、こうなったら別室に連れて行かれてイスラエル名物のストリップサーチをされてみたい!と楽しみにしていたのだけれど、ベングリオン空港は成田空港なみに新しくぴかぴかで(この数年間で新築したらしい)、パスポートコントロールでは何も聞かれず黙ってスタンプを押されただけだった。ガッカリ!


真夜中にタクシーで着いたテルアビブは、埼玉や千葉の中規模都市のような感じ。ホテルはショッピングやレストランエリアであるDizengoffという通りに取ったのだけれど、これがまた地方都市の駅前商店街のような感じの場所だった。小さな通りに面して連なる小さなお店、そしてその上はアパート。何だか昔の日本に戻ってきたような、そして旦那は「台北にいるみたいな」錯覚に陥る。アパートはコンクリートの打ちっぱなしな感じ、バウハウスの建築が沢山残ってもいるらしい。真夜中だけれど、むおーんとした空気も、なんだか日本の夏のよう。看板に踊る文字が、どうやって読んでいいのかわからないヘブライ語だという以外は、テルアビブはなんだかとてもしっくりとくる街だったのでした。


テルアビブのホテル。Dizengoff Suitesは長期滞在者向けにキッチンなどもついているアパートタイプの小さなホテル。路地裏にある入り口から出たり入ったりして、自分のアパートに戻るような感じ。今回チェックインが遅かったので、最後にあいていたロフトに泊まりました。狭いけど、カワイイ。1泊75ドルなり。オススメ。

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テルアビブの通り。結構静か。

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旅はまだまだ始まったばかり・・