愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

信号待ち中に、危うく・・・


仕事には会社がチャーターしているバスで通っています。さて本日も帰り道、疲れてぼーっとしながらバスに乗っておりました。市内にはフリーウェイ101を降りて、市役所のあるCivic Center、そして隣接するテンダーロインというエリアを通り抜けて行きます。市役所というか市庁舎は、ドーム型のとってもきれいな建物で、周囲には博物館もあったりするのですが、このあたり、実はあまり治安がよろしくありません。でもこきたないけどおいしいベトナム料理やタイ料理のお店などもあるので、結構足を運ぶエリアでもありました。さてバスが信号待ちで交差点の前で止まったところ・・・


バスの左側に座っていた私。ぼーっと外を見ていたら、歩道にそってパトカーがライトをつけて2台停車中。夜食の買出しかしらー、と何とはなしに視線を下に下ろすと(大きいバスに乗っていたので)、なにやらおっちゃんが腹ばいになって道に寝ています。?!交通事故?!と思ってよく見ると、数メートル先にさらに2名、仰向けに、お昼ねをするような感じで道に寝転んでいるおっちゃんが。ほかの場所にも倒れている人数名。「?!」と思ってよく見ると・・・・


��( ̄□ ̄;)!!警官二人、銃を抜いて5人ほどのおっちゃんたちを威嚇中じゃあ〜りませんか!!!


交差点沿いの歩道なので、一人の警官は東向き、もう一人は南向きに立って銃を構えているのですが、それってば銃口私たちの方角に向いてるし。5人のおっちゃんたちは、道につっぷしているとはいえ、道に散らばっているので、2人の警官の銃だけで動きを封じるのは明らかに不安・・・・。緊迫した状況だというのは見ていてわかります。両手で銃を構える警官・・・。バスの運転手も私たちも、「Shit!!!」「ひえぇぇぇ!」と叫ぶも、何しろ信号が赤なもので、動こうにも動けないんですよ・・・・。無理やり、現在進行中の逮捕劇を、バスの高いところから見ざるを得ない状況になってしまったのでした。特に警官の一人は、自分の目の前と、だいぶ離れたところに寝転がっているおっちゃんたち数名に銃を向けていて、結構隙だらけ。これで誰か銃とか持ってたらやばいよな・・・と思ったところで、まるで映画のワンシーンのように、もう一台のパトカーが私たちの目の前をつっきって横滑りして入り、ドアががっとひらいてバックアップの警官がさらに降りてきたのでした。


ここでようやく青信号・・・・


今までに道端に転がる死体やら、窃盗やら麻薬やら色々な理由で人が逮捕される瞬間は見てきたのですが、銃を抜いて動くな〜!といっているシーンに遭遇したのは初めて。本当に信号待ちの間の一瞬の出来事だったのに、状況をみて、理解して、そしてその展開を見る・・・というプロセスが一瞬に起きたので、非常に長く感じた信号待ちでした。そういえば昔信号待ちをしていたら、横に止まったトラックが、道端の人たちにコカインだかを売り始めたりしてびびったことがありました。信号待ちって逃げられないので結構鬼門でございます。場所は・・・よねちゃんとお昼にいった「マンゴスチン」より1-2ブロック南下したとこ。でもあのエリアで、5人も銃で威嚇されるなんて、いったい何をしたのでしょう。