愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

中華三昧


クリスマスの日は両親のリクエストにより、昼も夜も外食するという暴挙にでる。朝はそれに備えてさらにジョギング。山に近いためかなり冷え込むが走っていると気持ちよくなる。さすがにクリスマスはお店も沢山閉まっている。アムトラックの駅では、おばちゃんが鳩ならぬかもめの大群にえさをやっていた。チャイニーズアメリカンの伝統なのか、「クリスマスは飲茶」となぜか決まっている。そして毎年毎年、昼食も夕食も同じレストランに連れて行かれるのであった。ストリップモールの中にある飲茶の店は大混雑で外まで人があふれかえっている。15-20分待ちはざら。お父ちゃんたちは、隣にある中華スーパーで新聞を買って読みながら外で待ったりする。この間にクリスマスプレゼントとして希望されていた蒸し器を買う。両親は蒸し器を箱から出してどれがいいか20分間ほどえんえん議論していた。面白すぎる。飲茶の店は最近オーナーが変わったらしい。人気な店だったこともあってか、なんと280万ドルで売れたそうだ。さすが業界に詳しい両親だけあってそういうところは耳ざとい。厨房がガラス張りで中が見えたが、帽子を被らず、私服で料理している料理人、さらにくわえタバコかい!と衛生法はばんばん違反中。客家料理も出していて、牛のモツ煮込みみたいなのがあった。しょうがが利いているのと、味のしみた大根が入っていて美味しい〜。


食事の後25Plexという巨大映画館にダンナと行き、「Meet the Fockers」を見る。ダスティン・ホフマンが父ちゃんか、とあまり期待していなかったのにそういえば彼は名優だった!思いのほか飛ばしていて面白かった。ハチャメチャだが素直な気持ちを出して進んでいくところは、ぜひFockerlizeされたい。


映画の後はさらにニューアークまで行って夕食・・・・海鮮料理を出すところに行く。ここも毎年行くところ。夜に咲くお花とか、なつめやしが入ったかわったスープや、ナスとえのき、貝柱の鍋、貝のブラックビーンズソース炒め、蟹まるごとなど食べる。中華料理は食べなれているはずなのにスパイスが腹に来る。たまに中東料理とかのほうが、胃になじむよな・・・と思うこともしばしば。それにしても、ここらへんは本当にチャイニーズの街。チャイニーズ・アメリカンじゃなくて、FOB(Fresh off the boat、アメリカに来たて)の人たちが大半だ。英語がしゃべれなくても全て事足りてしまう。チャイニーズ以外にも、そういうマイノリティの移民が沢山住んでいる。なんだかんだいって、東海岸のアッパーミドルの白人社会なれしてしまった自分としては、逆に言葉が通じないのでちょっと居心地が悪いな・・・とふと思ってしまった。いかんいかん!でもダンナや両親がいなかったら、自分だけではなかなか足をいれにくいところもあったりするのは正直なところ。これからだんだん慣れていくのだろうけど・・・。


写真は両親の住む地域。夜は住宅街にイルミネーションがこれでもか!と付き、みんなが車で見にきます。