愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

教会三昧

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騎士団の国マルタでは教会が街の中心。観光客がごったがえすバレッタにある教会でも、地元の人がたくさん集まってミサをしていました。上下真っ白の服を着たシスターもたくさんいます。写真は聖ヨハネ大聖堂。ヨーロッパ各地から集まった騎士やその国の王様などが贅を尽くして色々な装飾をほどこしたもの。床の石は、全て騎士の墓碑となっています。この他にも色々な教会を回りましたが不信心(?)な私達は「うーん、装飾がごちゃごちゃしていてラスベガスのようだ、落ち着かない」「どれも同じに見えてきた」と最後は食傷気味に・・・。瞑想しお祈りする場としては、どちらかというと日本の寺院やモスクのほうがわびさびが聞いていて落ち着く気はします。


大聖堂では別棟にタペストリーなどの展示が。普通の蛍光灯を使った照明はかなり強く、タペストリーもぼろっとなっていて、ダンナは保存状態を気にして学芸員のおっちゃんにこんなんで大丈夫なのかと根掘り葉掘り聞いておりました。おじちゃんも熱心に「うん、ここにあるスイッチを押すと電気は消えるのだがね」とお客がたくさんいるのに電気を消して部屋を真っ暗に・・・。でもそれじゃあオールオアナッシングじゃないですか・・・。話によると、各国から集まった騎士団が残したこれらの宝物の修復は、騎士団の出身地の政府がお金を出してやってくれたりするとのこと。