愉快的陳家@阿拉米達島

ちょっと雑だが愉快な暮らし。サンフランシスコ・ベイエリア日記。

イケてるオーケストラでアメリカ横断ウルトラクイズ

街の思いがけない場所に集まりいきなりリハーサル、演奏するというなかなか面白いオーケストラに参加した。その名も「イケてるオーケストラ、Awesome Orchestra」。

コンサートというよりは、皆で集まりそこで譜読み、リハーサル、そして最後に全部流す、というプロセス全部を、道行く人に見てもらう、オープンリーディングセッション。ちょっと面白いでしょ?

そしてもっと良いのは、演奏者には無料ビールがふるまわれる!管楽器はさすがに酒飲んで吹きにくいけど、それでも飲みながら演奏してる人もちらほら。

今回はバークレーのスポーツ用品店のフロアを借りての演奏。買い物に入ってきたお客さんが、わ、オーケストラがある!と立ち止まる。

私は最近始めたバイオリンではなく、もうウン10年やっているフルートで参加。

とはいえ、やはり世の中にフルート吹きが多すぎる。今回はフルートの参加が12名もいたので、曲によってロテーションすることになった。

ああ、どうにかしてフルート人口を減らす努力をせねば、私がずーっと居座って演奏する機会など回ってこない!!

今回のお題目は、ワーグナーローエングリン、グローフェというアメリカの作曲家の「ミシシッピ組曲」、トムとジェリーの短編映画「ブルーキャットブルース」の音楽。

この中から一つ選ばないといけないというので、ここは迷わず、小学校の吹奏楽部で思い切りやったことのあったローエングリンを選択。

最後はトリプルタンギングだらけで口から唾が出そうになった、高音が引っくり返らないか少しびびったが、ファーストフルートでソロも気持ちよくやらせてもらった。

思えば途中ブランクもたくさん作りながら吹いてきたフルートだけれど、小学生の時、毎日朝晩最低3−4時間の練習をほぼ365日3年間やってきたことの蓄積はすごい。当時やった曲はほぼ今でも目をつぶって吹けるくらいだ。

そしてこのオケ、いい!

どうしてもお年寄りばかりになりがちな地元アマチュアオーケストラ。でもここはオケ設立者の指揮者の兄ちゃんも若く、集まってくる人も結構いい感じの年齢層。若いから動体視力もいい。バスーンもいきなりボホッ!なんて音がしない。弦が、ホゲラ〜〜〜ってしていない!!!

1曲1時間ずつのリハと演奏、あっという間に時間が過ぎていく。みんなの音に包まれ、指揮者に導かれながら演奏するこの感覚がたまらない。なんだか布団に包まれているようだ。私は至福の時間すぎて1人でヘラヘラしながらフルートを吹いた。

そしてフルート人口をどうにかして減らさねば・・と思っていたのが通じたのかはわからないが、前日に参加者の1人がぎっくり腰に、そしてもう1人が当日になって車で事故って来られなくなり、私はちゃっかり「ミシシッピ組曲」のセカンドフルートも吹かせてもらった。

ミシシッピ組曲なんて知らないな、と思ったら、オケが演奏し始めた音楽はこれだった。


【クイズ 2次会用】アメリカ横断ウルトラクイズ 勝ち抜け その1 BGM

これ、ミシシッピ組曲の中の「ハックルベリー・フィン」という曲の一部だった。知らなかった。

指揮者の兄ちゃんは、「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら(のだめにも登場した曲)」のシンプルなアメリカ版だと思って、などと言っていたが、実際にちょっといたずらっ子の妖精と男の子が混じったような音楽でずいぶん楽しい。でも私の中では勝手にニューヨークに行きたいかーーー!!がぐるぐる回り出す。

さらにこれ。


【クイズ 2次会用】アメリカ横断ウルトラクイズ 勝ち抜け その2 BGM

これは組曲の中の「マルディ・グラ」という曲だった。

もうこのセッションが終わってから、ずっとこの曲が頭の中をぐるぐる回っている。みんな初見であれだけできてたので、時間をかけたらもっともっとよくなりそうだったので、1曲の持ち時間が1時間しかないのがすごく残念。

でも逆にテレビで知っていたこの短いフレーズがどこから来たのか、その全容がわかって面白かった。自分で演奏するとどんな曲もいい曲に思えてくるんだけれど、この曲も良いですよ。全部で10分ちょっとなのでぜひ聴いてみてください。


Ferde Grofé - Mississippi Suite (1925)

それにしても日本のテレビ曲も、面白いところから効果音を探してくるもんだ。

トムとジェリーは横から見ていたが、演奏しながら途中で「にゃ〜〜〜〜お」と言ったりする楽しい曲。ここはしっかりファーストバイオリンの後ろに立って、弓を持つ手をジトーっとチェックしてみた。

毎月1回集まるこのオケ。次回は3月。フラッシュモブ、ではないけれど、時々そんな感じのこともやったりと、色々と面白い試みをたくさんしているオケ。もう始まって4−5年らしいけど、今までなんで知らなかったんだろう。誰でも参加できる楽しいオケ。また行くぞ!

(2時間久しぶりにがっつり有酸素運動的にフルートを吹いたせいか、家に帰ってからそして翌日は身体中が打撲したように疲れた)


Awesome Orchestra: The Bay Area's Adventure-Seeking Orchestra