愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

2017子連れおギリシャ旅⑨アテネ観察日記、覚え書きその1

毎回旅の恒例、旅先で気になった、気がついた、細かいことの覚え書き集です。旅日記を書く時、一番好きなシリーズかもw

ギリシャは観光と農業の国なので、どこに行ってもだいたい英語が通じる、でもやっぱり現地の言葉も覚えたいな〜、と行く前に少しは勉強して行ったけれど、このギリシャ文字がぁぁぁ!数式に出てきたもんが羅列されているぅぅぅ!!!

Σ(σ)はシグマだから発音はSだとか、Ω(ω)はオメガだからOだとかは見当がつくものの、Bの発音はv、Yはg、vはn。πはパイだからPの発音は何となくわかったがpはr、Xはh。なんでやねん!!

地名ぐらいの短いのはなんとか見当がつくものの、現地で私の携帯にSIM入れたらVodafoneから来たテキストメッセージがコレ。とても辛い。


  • 単語自体は、イタリア語に似てるものもあったりしたけど、文字解読に時間がかかったのもあり、他の言葉より覚えにくかった。ちなみに海の多いギリシャ、海辺でお酒を飲んでいても、乾杯は「山〜っす」と言う。
  • 何日か外国に滞在していると、聞き覚えのある単語が出てきたり、音の特徴からなんとなく何語が判別がつくようになるのだが、今回ギリシャ語は全然ダメだった。挨拶以外は、いくら聞いてもとっかかりになる単語がなかった。唯一しょっちゅう聞こえてきたのは「なんとかマリーア」。まさかな・・と思ったけど、やっぱりそれはマリアという名前の人が多すぎて噂話をするにしろ人を呼ぶにしろ、だいたい話の対象がマリアだっただけだった。あとは「ネー」がYes.
  • 滞在先のアパートについてた洗濯機もこのありさま、うわーわからん!しかしそんな時のGoogle Translate。携帯で写真撮るとスキャンして翻訳してくれた助かった。臭い服を着続けないで済んだ。


  • 外国で言葉がわからない、ということで出てくる不安は、文字がわからない、ということでさらに増長するんだろうなと思う。同じわからないでも、ベトナムやトルコなどはアルファベットを使っているので、視覚的には見当がつき、それだけでも見通しが良くなる。アラビア語、中国語、ロシア語、朝鮮語、日本語、「良くわからん文字」を使う国は、知らない人にとっては必要以上に理解不能な場所や人達、になってしまい、敵国にもなりやすいんじゃないかな〜という気もする。そういえば進駐軍は、一時期日本語のローマ字化を検討していたとも聞くし・・。なんてことを、数学をちゃんと勉強しなかったせいでギリシャ文字が良くわからない身でぼんやり考えた。
  • ギリシャにもセミがいる。小さめのやつで、「ジジジジジジジジジ・・」と細かく16ビートで鳴く。
  • 蚊もいる。子供が盛大に噛まれるので、慌てて地元のファルマキオ(薬局)で虫除けとかゆみ止めを買う。アメリカのようなドラッグストアではなくて、街の薬局みたいな店がいたるところにあって、おまけの試供品をたくさんもらった。ベープマットみたいなのもある。
  • 土産物屋になぜか木製のち○こをぶら下げてたくさん売っている。遺跡から発掘された何かのレプリカなのか、ただの悪ノリ土産なのか意味不明だがいたるところにあった。
  • アテネでは日本人をほとんど全く見かけなかった。議会近くの高級ホテルでサラリーマン風の日本人おっさん集団を一度だけ見たが、逆にギリシャに何しにきたのか気になった。観光客はもっと他の島とかに行けばいるのかな。小綺麗なチャイニーズ集団はそれなりにいた。
  • ギリシャ語で憲法は「死んだ熊」(死んだ、は関西弁風に上から下に落とすイントネーション)。シンダグマ広場は議会、大統領府もあるところで、夜には若者が集い、変なヒップホップを踊ったりしている。経済危機関連のデモなどもここら辺でやる。


  • 掘ると遺跡に当たるので、地下鉄の駅構内にもこういう展示がある。ちなみに、ギリシャ語で電車の乗り換え接続は「新弟子(イントネーションは「ヨーデル」と一緒)」


  • 気温、湿気ともに日本の暑さに似たものもあり、暑い。電車に乗っていても年齢問わずノーブラ、タンクトップ率も高い。そんな格好するから痴漢にあうんだとか日本では言うけれど、日本の痴漢をこういう所に送ったらどうなるか、多分乗客全員からフルボッコになるだろうなと意味のわからないことを考えた。
  • 駅員も普通にTシャツとジーンズだったり、窓口にタンクトップ一枚で座っていたりして一般人なのか時々わからなくなるが、まあそれでも世の中つつがなく動いているんだからいいよな、と思う。
  • 滞在したエリアはお金持ちが住むエリアも近いせいか、ここにいる限りでは、経済危機があったという実感がない。公園行っても金持ち外国人より金持ちギリシャ人多し。曰くだいたい汚職不正で財を成した人達だそうだ、これだけ国が小さいとコネでどんどんナンチャラカンチャラゴニョゴニョなるらしい。
  • と言いつつ、物乞いは駅前に時々いる。ホームレスはアメリカのに慣れてしまうと、アテネでは皆無に近いように思えてしまう。ただ物乞いをしているのが、お年寄りだったり、裸足で足を投げ出していたりするのが心痛む。
  • 朝アパート近辺をウロウロしていたら、近くの病院前に警官がぼちぼち、テレビクルーが一台待ち構えていた。どうやら首相がここでヘルニア手術して、この日に退院したらしい。


  • 遺跡掘るならギリシャで掘るのがやっぱり醍醐味があるだろうな(エジプトもかな)。と言いつつ、古代ギリシャの遺跡は実はトルコに多いらしい(苦笑)。夏休みにアメリカや英語圏から学生もたくさん来て遺跡を掘る実習をしていた。実際、アメリカでギリシャ語を勉強しようと色々教材を見ていても、古代ギリシャ語のコースの方が充実している感もあった。人口1000万しかいないギリシャ(東京の人口とたいして変わらない)、現代ギリシャ語は勉強してもあんまり魅力、実益ともに低いのかなぁ。