愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

ロンドン2016 ⑭ オトレンギリベンジ

子供達が弁当持参で人形作りに勤しんでいる間、私とSちゃんママはのんびりランチと決め込んだ。行った先は、イズリントンからさらに北上したエンジェルという場所にある、オトレンギさん。

エルサレム出身のユダヤ人オトレンギさんと、同じくエルサレム出身のパレスチナ人サミ・タミーミさん。この2人がロンドンで出会って始めたお店「オトレンギ」はかなり有名。

地中海料理やアジア料理などを融合させた、結構お野菜たっぷりのお惣菜風のお料理が食べられるカフェ風のお店。

数年前に彼らが出版した「エルサレム」という料理本に出会ってえらくハマり、この料理本のレシピを全部制覇する!と息巻いて料理していた時期もあったなあ。結局まだ制覇できてないけど・・。

Jerusalem: A Cookbook

Jerusalem: A Cookbook

 

エルサレム料理本の他にも、オトレンギで出している料理を紹介したレシピ本「Plenty」はアメリカでも人気で、料理好きの人の家に行くとかなり高い確率で本棚に入っている。

Plenty

Plenty

 

実は去年もオトレンギさんの店に行ったのだが、足を運んだノッティングヒル店はサービスがダメダメであまり良い思いをせず、さらにオトレンギさんが展開している高級版レストランNOPIにも期待を膨らませていったところ、そこで食べた何かにあたってひっくり返るという悲劇に見舞われたのであった・・オトレンギさん、好きなのに・・・(涙)

 

marichan.hatenablog.com

 
というわけで、今回はオトレンギの別店舗にリベンジ突撃! このお店の素敵なところは、こうやってお惣菜が山盛りどわーっと並べ られているところ。ここから欲しいものを言って持ち帰ることもできるし、テーブルでオーダーも可。

甘いものそれほど得意ではないけれど、こうやってケーキが並べられているのには滅茶苦茶弱い。キレイで可愛い。全部味見したくなる!!でも高い!!

お客さんは大抵迷いに迷い、ついでに携帯で写真も取るので、いつもレジには列が出来ているw

今回はゆっくり座って食べようとテーブル席に案内してもらい、パン(オリーブオイルがうまい)と、大皿に載っていたサラダのうち3種類を選んで持ってきてもらうセットにしてみた。

手前のはムジャダラっぽいもの。エルサレム料理本で見てから家でも時々作る米料理。あとはカリフラワーのローストしたものなど。

特に凝った作りをしているわけではないが、スパイスやハーブでの味付けがナイス。多分日本では一般的な味ではないかもしれない。

我が家でもオトレンギさんの料理本を通じて、デーツシロップやザクロのモラセスなども台所の調味料棚に並ぶようになった。

ちょっと気になったのは、やっぱりオペレーションの部分。

良く見てなかったけど、ディスプレイを兼ねて既に大皿に盛ってあるサラダを、ウェイターの人がトングでもってお皿によそったりして盛って来てくれるのだが、それに15分とか20分とかものすごーーーーーく時間がかかる。

動きを全部見てなかったからよくわからないが、中で色々無駄な動きがあるような感じがする。

既に出来合いのものを出すわけだから、実は秒速でお出しすることもできるのかもしれないが、それだと逆に回転が良すぎて色々間に合わないからわざと遅くしてるんじゃ?という気にもなってしまった。

ランチ、入り口に長蛇の列が出来ていたが、ほぼサービスが遅くてボトルネックができてるなという感じだった。

なんだこの感想はw憧れてただけに毎回残念なところが目についてガッカリなのだろうか。

それでも食べられて満足。帰りにデザートも買って帰ったよ。