愉快的陳家@阿拉米達島

ちょっと雑だが愉快な暮らし。サンフランシスコ・ベイエリア日記

2016日本滞在記⑩ 母なる牧場

今年の日本滞在、あまりどこにも行かずに不完全燃焼感あり(去年の滞在でも同じようなことを書いていたけど)といいつつ、こう書き出してみるとそれなりにどこかに行ってはいたようでもある。でもまあ、1ヶ月滞在してコレくらい。
 
週末車をだして何処かに行こうか、ということになりふと思い立って「マザー牧場」に行ってみることにした。
 
マザー牧場といえば中学校の遠足で行った。そして売店で買ったソフトクリームをクラスメイトがぼとっと落としていたことしか記憶にない・・。
 
同じ千葉県内だし、ハイウェイに乗って3−40分ぐらいで着くもんだと思っていたが、思ったよりこれが遠い。
 
1時間たってもまだ着かない、途中でサービスエリアに寄る始末。
 
しかし日本のサービスエリア、すごい!!キレイだし充実してるし、ご当地グルメみたいなのがイッパイ売っている!!もうここを目的地にして半日ぐらい過ごしたっていいんじゃないか。
 
実際、色んなサービスエリアの情報を網羅した情報誌なんかもあった。商魂たくましい。お金をイッパイ落とすシステム(罠)があちこちにある日本。アメリカもちょっとは見習って欲しい。
 
 
あじの干物、サザエ、伊勢海老味のポテトチップスも売っている。買わず。
 
 
このCDのセレクション、タイトルを見ているとかなりじわっとくる。サブちゃんの横にデビットボウイ、アバ。買わず。
 
 
結局2時間ぐらいかかって到着した。あとで地図を見てみたら、マザー牧場って千葉でもかなり房総半島の南にあることに気がついた。長いこと千葉県民をやっていたのに、東京向きの生活ばかりしていたために千葉のこと全然しらなかった。
 
緩やかな山道を車でずんずん登っていくと、ようやく入り口へ。
 
 
山の広い斜面一体を使って、遊園地コーナーや、動物とふれあいコーナーや、牧場施設、レストランなどが設置されている。写真が下手すぎるが、高みから見える風景はかなりの絶景。海からの風も吹いて、なかなかどうして、こんな爽やかな場所があったとは。
 
 
子供はここでも惑わされて、ちょっとした遊園施設に小銭をジャリンジャリン落としていった。意外とするのよね、これ・・・。
 
こういう施設のアテンダントは、いかにも地元のおっちゃんという感じの人達で、地元の雇用創生にもかなり貢献しているんじゃないかと思われる。
 

 
ここでは動物ふれあいイベントと称して、馬に乗ったり、子豚のレースを見たりすることもできる。ぐるっと一周まわるだけだったけど、馬に乗ってご満悦の小さいさん。
 
そして「乳搾り体験」。時間になると二頭の牛がつながれ、その後ろにお客さんがずらっと並んで、牛の乳搾りに挑戦できる。「乳を絞る」行為のためにかなりの人数の人が列をなすという光景に一抹の滑稽さを覚えながらも、私達も参加した。
 
マザー牧場もまた、子供目線で楽しそうな場所なので行ってみたが、幼児スポットとデートスポットが交叉する日本、ここにも結構カップルがやって来ていた。私達の後ろに並んでいたのはセルフィースティック持ち込みで、乳搾り待ちの間にまあ色んな角度を研究しつつセルフィー取りまくる(バ)カップル、彼氏のほうが前髪のポジション確認に余念がない。
 
「やべー髪切りてー」「俺乳搾りすげーうめえよ」「えーなんでー」「俺親戚ん家で牛飼ってて乳搾りやらされた、多分もう20回はやったことある、いや20回じゃなくて36回ぐらい」「えーそれって本当に牛の乳だけぇー?他のも絞ってんじゃないのー(あああそのツッコミなんやねん)」「てかあそこにいるあの人のパンツすげーだせー」「うわーまじやべえあんなの履いてよく外歩けるよねー」
 
 
で、こちらが問題の牛。
「ふれあい」を求めてやって来た客は、ここで牛の乳首を握って2−3回絞ることができる。
 
 
やっぱり人によって乳搾りの才能にはかなりの差があり、握っても何も出てこない人、ちょびっとしか出てこない人、それなりの人様々。
 
小さいさんはせっかく並んだのにビビって触れなかったので、私が挑戦してみた。結論としては、子供を母乳で育て自分の乳も搾乳したことがあるお母さんだったらこんなのは余裕で、誰よりも大量に絞ることができた。人間も牛も皆哺乳類。
 
上記のカップルの乳搾りの成果について確認することはできなかったが、しばらくして突如「ぎゃ〜」という声がするので振り返ってみると、セルフィースティックを使ってこの2人が写真を撮ろうとしたところで、後ろから来た馬に服を引っ張られ、ものすごい勢いで飛び逃げていた。2人には悪いが目の前で大爆笑。
 
さてこういう施設は入場後も色々料金上乗せで楽しいアクティビティを体験することができる。ここでも孫甘やかしジジババスポンサーの提供により、トラクターに乗って牧場部分を遊覧するというオプションを追加。
 
写真を撮り忘れたが、トラクターに客席を何台かつなげて引っ張ってくれるものに乗り込み、東京ドーム何個分だかの結構広い牧場の中を見学して回った。絶対本名は和夫とかヒロシに違いないが、ジョニーだと名乗る愉快なおじさんが案内してくれる。
 
日本には数頭しかいないという外国産の珍しい牛やら、

まだミルクが欲しい子牛やら、
 

そして一緒にトラクターに乗っていた牧羊犬が途中で飛び降り、羊を威嚇し集団移動させる技を披露してくれる。働く犬ってなんて賢くて可愛いのだろう。


平然としているように見えるが実はビビっている羊たち。


ぶらり途中下車して、羊やラマとしばしのお戯れ。というより手にもったエサが欲しくて寄ってくる。


そして圧巻だったのが、この世界の羊ショー。羊使いのお兄ちゃんが、色んな国原産の羊たちについて紹介、解説してくれるのだが、この羊たち、1頭ずつ登場して自ら所定の位置で立ち止まる。目の前にあるエサ目当てで行ってはいるのだが、なんだか面白い。

お兄さんの説明「この羊はすごいんですよ〜、一度に5頭(正しい数忘れた)の子供を産むんですよ!」「この羊は、お肉が美味しいすごい羊なんですよ〜!」「この羊は、ミルクを沢山出すんですよ〜すごいでしょう!!」

経済動物であるとはいえ、色々な用途に改良されている羊さんたち、なんだかちょっと切ない。そしてそんな世界の羊を各種取りそろえているマザー牧場すげー。

 
そして最後に牧羊犬がわんわん吠えながらやって来て、羊たちの階段を上りご覧の通り。
 
そして羊の毛刈りショー。このお兄さん、オーストラリアかニュージーランドで修行したみたいなことを言っていたかな。羊飼い留学。

 

 
こんなん取れました〜。すごい技術!!
 
 
このショー、一日2−3回やってるみたいなのですが、そのたびに毛刈りされる羊が用意されるってことか・・毛は伸びるとはいえ、随分沢山の羊を用意しないといけないんじゃないだろうか。湯水の如く毛を刈りまくることができる位羊がいるマザー牧場すげー。
 
このショー、勉強にもなるし、なかなか良かったです。
 
この他に、食べ物くれとしきりにせがむ羊や(手の中がからっぽだとわかったとたん無視される)
 

 

 
プラスチック箱に浸かるカピパラさんや

 



異様に脚力ありそうなウサギや

 
そんなウサギと競争絶対無理そうな亀や

 


またこれらの動物を世話するおじさんなどと触れ合ってきました(おじさんには触っていない)。というか一方的に動物に触れてきました。動物と「ふれあい」という意味では、前述のバカップルに向かっていた馬は正解だったかもしれない。

そして閉園ギリギリのジンギスカン。あれだけ羊を見て触った後のジンギスカンは格別。


こんなに盛りだくさんで、思ったより随分楽しかったマザー牧場。こんなに楽しい施設なのに、中学生の遠足で行った時の記憶がほぼ完全に消えているのが非常に不審でならない。

ここキャンプ場やコテージもあるらしい。牧場の朝なんていうのも気持ちよさそう。