愉快的陳家@阿拉米達島

ちょっと雑だが愉快な暮らし。サンフランシスコ・ベイエリア日記

日本滞在記③ ダメよ〜ダメダメライオンキング

ずっと地元に引きこもっていていもつまらないので、ふと思い立ってなぜか劇団四季のライオンキングのチケットをゲット、小さいさんと浜松町にある劇団四季劇場に行ってみました。
 
都内に出ると何を食べよう!とワクワクしてリサーチするのですが、子連れとなるとどうもチョイスが限られてしまう。イタリアン食べに行ったばかりではありましたが、劇場に行く途中にあるオフィスビルの中にあるイタリアーナ・エノテカドォーロで腹ごしらえ。
 
 
ライオンキング、もう10年以上前にニューヨークで見たことがありましたが、もちろん子供は初体験。平日なのに、劇場に向かう細い道は人がゾロゾロドヤドヤで満員盛況でした。結構学校単位で来ているところも多かった。
 
 

 ライオンキングといえば、どうしても岡村さんのオファーシリーズを思い出してしまいます。まだアメリカで留学生をやっていた時に、両親がビデオに撮って送ってくれたのを何度見たことか。おかげで断片的にシーンの一部や振り付けに詳しくなってしまい、今回もバッチリ、ハイエナダンスの振り付けも確認できました(笑)

子供はといえば、ミュージカルではなくライオンキングのアニメを、アフタースクールの時間に良くみていたらしく、一応話の内容は知っているようで、知っている歌が出てくると小声で一緒に歌ったりしていました。

さて、さて、さてさて・・・ミュージカル、楽しかった!で終わると良かったんですが、実はちょっとグッタリしてしまいました。

まずは子供と一緒に入場したところ、こんなものを手渡されました。ドーン。

 

まずは子供向け観劇のマナーに関する冊子。結構なページ数のある冊子、まともに読みもしませんでしたが、観劇中は静かにしましょう、写真を取るのは著作権違反だからダメとか、トイレに行きたくなったら舞台に気を取られることなくまっすぐ前を向き、他のお客様のご迷惑にならないように前かがみで席を立つようになど・・そりゃー細かい指示が描かれておりました。

5歳の小さいさんに著作権云々いってもわかりませんが、最低限のマナーはちゃんと守れるし、普通はそういう状況になったら親や周囲が教えたりして学んでいくもんだと思ってたんですが、もう何か、子供を劇場に連れて来たことだけで、既に十字架を背負わされた気分・・。

また私達が座った席は、二階席の2ブロック目の前列だったのですが、ちょうど頭上には三階のバルコニーがせり出しており、私達から後ろはいわゆる「Partial view」、そのバルコニーのせいで舞台の一部が見えにくくなっている作りになっていたため、座席の前にダーッと「前傾姿勢にならないように」というお達しの紙が置いてありました。

実際ちょっとでも前かがみになることでどれくらい視界が妨げられるのかわかりませんが、公演中ずっと背もたれにピタッと背中をくっつけて(実際は頭までピッタリ)の観劇はかなりツライ。お芝居が始まると引き込まれますし、多少はもぞもぞ動きたい。ある意味直立不動?で見ないといけない状態はちょっとかなり無理〜。

でもうちの子供に限らず、私達の列に座ったお客さん達は皆、観劇中背もたれから背中を20度位でも離してしまった時点で係員の人がだーーっとやってきて注意される、という憂き目にあってしまいました。長時間、子供にはなおさらツライこの姿勢。自分もだけど、隣に座る子供がちょっとでも背もたれから頭や背中を離すとヒヤヒヤしてしまい、まるでライオンキングの世界どころではなく、四季劇場の背もたれのことばかり考える観劇となってしまいました・・・。

劇場の設計上、一部見えにくい部分がある席があるのはしょうがないですし、見えにくい席がある劇場はここが初めてでもないんですが、普通はそういう但し書きがチケット買う時にあったり、その分値段が安かったりで、見えにくい席の場合はそういうもんだ、と割りきって見に行ったものなんですが、後ろのお客さんに気を使うあまりにこんな苦行を強いられるとは・・・トホホ・・

日本に行くと、街中の色んな所で、○○にご注意ください、○○しないようにしましょう、○○はご遠慮ください、等など、アナウンスでも張り紙でもなんでも、注意事項やすべからず事項がびっくりするほどひっきりなしに五感に飛び込んで来て、何かをするにしても、「周囲にご迷惑をかけていないか」「これをやって怒られないか」をいちいちついつい気にして行動しなければいけないんじゃないか、という精神状態に陥ってしまいそうになります。

実際電車の中で、バンドか何かのコンサートに行く相談をしているカップルがいたのですが、「演出の妨げになるから○○色の○○は持って行ってはいけない」など、えんえんコンサートでの禁止条項を確認しあっていて、へー、まずはすべからず情報を確認するんだ、とある意味新鮮な驚きがありました。

日本語がわからないガイジンだったらまだ良かったんですが、残念ながら日本語がわかる浦島太郎子。面倒臭いので意識的無意識的に浦島太郎的行動を取ることも多いんですが、嫌でも視覚的聴覚的に〜しちゃダメダメ情報が飛び込んでくるので、特に子供と一緒にいると余計に気を使ってグッタリしてしまいました。

子供が大きくなるにつれて行動範囲も広がりますが、特に今回の日本滞在で、子供が今回初めて覚えた、つまりは私が多用してしまった日本語

「早くしなさい」
「うるさい、静かにしなさい」
「ちゃんとしなさい」
「ふざけない」
「まっすぐ歩きなさい」

実は子供が生まれてこのかた、アメリカにいる間、ほぼ全くこれらの言葉を使ったことがなかったことに気がついた・・orz 「〜しちゃダメ」も今回結構言ってたかも・・。

これはもう生活パターン、生活習慣の違いもありますし(ぱっと自分のペースで車で移動するのと、時刻表にらめっこして電車で移動するのとか)、公共スペースの混み具合や人との距離感が全然違うこと、また都心に行けば行くほど、街は基本働く大人のための場所になるので、そこに子供を連れて行くには色々気をつけないと危険(!)だったりすること、の違いもあるのかなーと思いました。

思えば逆に今までえらく子供に寛容で、何でも自分のペースと判断で行動できる、恐ろしくお気楽な環境にいたんだなぁ・・

帰り道はジージと合流し、秋葉原でなぜか回転寿司。土地柄AKB盛りなんてーのがあったよ!次回は子供はお留守番してもらって、パパと江戸前寿司でも食べに行けるといいねぇ。