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愉快的陳家@阿拉米達島

ちょっと雑だが愉快な暮らし。サンフランシスコ・ベイエリア日記

ロンドンに行って来ました⑦ オックスフォード小旅行

旅・イギリス
ロンドン初めての土曜日は、足を伸ばしてオックスフォードに遊びに行きました。ロンドン・パディントン駅から長距離列車に乗って1時間ちょっとかかります。事前にインターネットでチケットを買い、パディントン駅へ向かいます。
 
アメリカもそうですが、欧米の鉄道駅はギリギリまで、どのプラットフォームにどの列車が到着・出発するかわかりません。お客さんは入り口近くにある電光掲示板の前に集まり自分の行き先の電車の情報が出るまでジリジリと待ちます。何番線にどの列車が入るのか、一体どのタイミングで決めているんでしょうね。電車が到着し、プラットフォームの番号と行き先が表示されると、お客さん達が一斉に動き始めます。
 
ヨーロッパの鉄道の駅は、どこも昔ながらの建築が残っていて、旅情をかきたてます。エルキュール・ポアロでも出てきそうな感じです(オリエント急行・・・)。そうそう、パディントン駅には、小さなパディントン銅像もありますよ。以前小さいさんはプリスクールでこの映画を皆で鑑賞し、あまりの怖さに泣いたそうです(!?)。
 


1時間ほどしか乗らない電車の座席に等級があるのも、クラシックな感じがします。あ、でも日本でもグリーン車、指定席などありましたね・・。

オックスフォード行きの電車は思いのほか混雑しており、立ったままのお客さんも随分いました。週末ということもあり、ロンドンからの観光客や、英語の研修プログラム的なものに参加している色々な国の人達の団体が、遠足でオックスフォードに向かっている感じでした。

世界の車窓から・・・


ロンドン、イギリスの住宅は全体的にレンガ建てで色あいも似たような感じの風景が続きます。地域によってそれが寂れてボロボロだったり落書きだらけだったり、田園地帯になったり、ここに生まれたらどんな気持ちだっただろうと思うような、時間が止まったような軽工業風的地帯だったり・・。



そうこうしているうちにオックスフォード駅に到着です。プラットフォームが2個しかない駅ですが、なぜか大きなスーツケースを持った人達でごった返しており少しげんなりです。

オックスフォードといえばオックスフォード大学ですが、大学を見に来たというよりは、オックスフォード在住の友人A&Gカップルに会いに行くというのが今回の旅の主目的でしたので、大学街そのものはサーッと流します。

駅から少し歩いただけで、中世の世界がそのまま残ったような空間が広がります。が、それにしても人が多いので、人の波の中を歩く感じです。どうやら夏の観光シーズンの他に、卒業式もあったようで、卒業式のガウンを来た学生もちらほら見かけました。

 

 


久しぶりに再会したA&Gカップルと、街の奥へ奥へと向かいます。2人に会うのは実に6年ぶり。イタリア人の2人とは、その昔、私のイタリア人の友人べっちゃんの結婚式に参加するためにミラノに行った時、彼女の友人として知り合いました。ミラノから式の会場となったトッレペリーチェという山奥村まで連れて行ってもらったり、他のイタリア人仲間も一緒にみんなでわいわい飲んだりと、随分楽しい思いをさせてもらいました(人生で一番!と思えるような大ごちそうを頂いたりした当時のイタリア日記はこちらへ)。その後Gちゃんの転職で数年前にミラノからオックスフォードに2人で引っ越し、そのまま永住予定だそうです。今回もロンドンに着いてから連絡してみたところ会おう会おう!ということになり、電車でこの街にやってきたのでした。

街中にあるマーケット。やはりついつい食材を見てしまいます。

 


オックスフォードは、日本の大学とは少し違い、色々なカレッジの集合体なんだそうで、オックスフォードを出たというよりも、どのカレッジに行ったかもポイントになるそうです。

町並みは、中世そのままに馬車が通っていてもおかしくないような感じです。石造りの古い建物ばかりが並びますが、そこに現代のお店の看板がかかっていたりします。これがなければ、そのまま昔のままの服装の人がひょっこり出てきても全く違和感がないような雰囲気がして、不思議な気分になります。

でもそんな街中をどやどや歩いているのは観光客。時々、中国の中学生グループが一団となってやって来ます。将来の進学先を見学してるような感じもします。なんだか勢いがあります。そしてああなんだかいかにもオックスフォードっぽい、こんな人達にも遭遇しました。


こんな色のパンツは漫才師かプロゴルファーの授賞式ぐらいでしか履かんだろう・・でも背景が寄席の舞台か石造りの街かでこんなに違う(笑)


知る人ぞ知るかもしれませんが、マルコピエールホワイトのお店がこんなところにありました。当時最年少でミシュランスターを貰ったイギリス人シェフで、ゴードン・ラムゼイの元師匠でもあります。イギリスの料理界のレベルを引き上げた功労者でもあるんですが、江戸っ子や初期の海原雄山もびっくりするような激しく短気な性格も有名(笑)で、用意したチーズが気に入らないと壁に投げつけたり、お客と喧嘩はしょっちゅう。彼が怒り狂うのを見たさに彼のレストランに行くお客もいた位らしく、色々エピソードには事欠かないドラマチックな人です。彼がプロデュースするニューヨークスタイルのイタリア料理って・・一体どんなでしょう・・。

一転して、ミラノ出身のA&Gカップルは、どちらかというと物静かなタイプ。ぽつんぽつんと言葉を選んで会話します。ボンジョールノ、チャーオ!!オーソレミーヨー!!みたいに大げさなことは一切ありません(笑)


テムズ川に浮かぶパントと呼ばれる船。テムズ川ってこんなところから流れているんですね。「パンティング」といってこの船に乗ってゆらゆら川下りをすることもできます。

 

 

 

 ケンブリッジの街を通りぬけ、お昼は友人の車でちょっと町外れにあるパブに行きました。Marstonと呼ばれる場所にある、The Victoria Armsというお店です。ちょっとイギリスの大きな農家に来たような、入り口からお店までも車でちょっと運転して入るような佇まい。お客さんは地元の人が多いようです。


混んでいるので、電話して行くほうが吉。地元の高校生か学生風のワカモノがサーブしてくれました。レリッシュやピクルス、チーズ、パテやパイの盛り合わせボード。これ、とても美味しかった!!今回の旅ではイギリス料理は美味しくないというのを撤回しまくりました。

 
Gamoon Steakと呼ばれる、ハムのステーキ。
 


私達は建物の中に案内されましたが、外も広々としていて、お天気の良い日はテムズ川の支流だというチャーウェル川を眺めながらの食事も可。


なぜか写ってませんが芝生ではピクニックしている人達も沢山いました。そしてイギリスで気がついたこと、イギリス人は、ウィッカーのカゴにお皿やフォークが入ったピクニックバスケットを本当に持っていて、みんなちゃんとそれを使って本気のピクニックをしている!!

良くお店で売っていて可愛いなあ、欲しいなあと思うことはあっても、どうせこんな重いものを持ってピクニックなんかしないだろうと思って買わずにいたのですが、実際に使ってるんですね・・。それをみて思わず買いそうになりましたが、アメリカに戻ってからはそのようなピクニックをする機会など一度も無く、旅先でテンション上がって買わずに良かった・・・。

川にはお約束のパントが浮かんでおり、レンタルすることも可能です。食後にみんなで乗ってみることにしました。


ベニスのゴンドラのごとく、長い棒を持って川底を押して漕ぐのですが、これがなかなか難しく、なかなかまっすぐ進みません。川自体は写真の通り浅めで波風も一切立たないのですが、みんな川岸から出ている木の枝や茂みに突っ込んだり大騒ぎです。

旦那が船頭になったのですが、実は水上をゆっくり進む乗り物が苦手な私(高速で進むのはなぜか平気。車で駐車スペースを探すのに徐行するのも苦手です)。波も無いし平気だと思っていたのに、船を漕ぐのを諦め、流れに任せ始めた(=ほとんど進まない)とたんに気持ち悪くなってしまいました。おそらく直射日光と、先ほど食べたハムの塩気の強さにもやられた模様(美味しかったんですが)で、船上で加トちゃんのようにえづきまくってしまいました。オエーボエー まさかこんなところで!幸い平たく長い船だったので、船の上で伸びてました。

陸にあがって復活した後は、さらに友人宅エリアの住宅街にある公園へ、小さいさんは地元の子供達とあっという間に仲良くなってしばらく遊び、大人たちはまたしばし話し込みました。イタリアは観光などでちょっと訪れるには楽しく美味しいところですが、以前行ってみんなと話した時も、住むには混んでいるし、経済的にも、新しいものを取り入れたり創りだしたりするという点でも、若い世代の人達は閉塞感を感じてフラストレーションをためているなぁ、という印象を受けましたが、A&Gカップルも、ここはミラノなんかより住環境も仕事もずっと良く、イタリアに戻る予定はないとのこと。オックスフォードは大学の街ですので、住んでいる人もインターナショナルで、結構会社もあるんだそうです(Gちゃんはデータサイエンス系の専門家)。そういえばなぜかTripAdvisorのオフィスもオックスフォードにあるんでした。

時差があまり無いので久しぶりにべっちゃんとも連絡をとり、ちょっと街の本屋で買い物した後電車でロンドンに戻りました。何よりも友人との再会が嬉しかった週末でありました。