アメリカは感謝祭が終わった直後からもうクリスマス体制に突入です。カーラジオからもクリスマスソングがずーっと流れています。そして我が家にもクリスマスが待てない人がここにおります。"I love Christmas! It's the best time!"だそうです。気が付くと風船にもこんな落書きが・・。
アラメダの市役所前のクリスマスツリーも、先日点灯式がありました。最近オークランドやバークレーやらで、警官による黒人射殺抗議デモとそれに便乗した略奪が毎晩のようにあるんですが、アラメダでも点灯式にかぶせて30人弱のプロテスターがやって来ました。
こちらはフリーモントにある、Ardenwood Historic Farm内のクリスマスツリー。フリーモントからリバモア一帯の土地を所有していた超大金持ちの農家のお屋敷とその農場の一部が歴史公園として一般に開放されていて、クリスマスの季節には特別イベントがあります。
ビクトリアスタイルを再現した屋外キッチン。ここで作ったクッキーなんかを食べさせてくれました。
ちょっとよく見えませんが、クラシックなマリオネットのショー。
歴史コスプレ(?)の皆さんによる、クリスマスキャロル。ビクトリア朝風のサンタクロース(当時でいうところのファーザー・クリスマス)と一緒に写真を撮ったり、お屋敷の中のツアーもありました。
ここは今でも農場として機能していて、豚や鳥を飼育したりとうもろこしなどの作物も作っています。野菜の一部はフリーモントのホールフーズに卸しているんですって!
そして、子供が大喜びの汽車。これ、なんと当時、このお屋敷専用の汽車の駅が敷地内にあり、サンフランシスコまで直結していたんだそうです。しかも所要時間は今と大して変わらない1時間!そして息子たちはなんとここからヨットでスタンフォード大まで通っていたそうな・・。
今は敷地の中をちょろっと走るだけですが、なんだか最近ずっと都会に通勤して、ずっとコンピューターの前に座る生活だったので、農場の空気や景色にものっすごく癒やされました。もうなんかこういうところで暮らしたいよ・・・。
この農場は3世代ほどが維持していたようですが、その後寄付され州の公園の一部になったそう。その後子孫はどうなったんだろう、とちょっと調べてみたら、まだここらへん一帯の土地を所有している大地主のようです。特に最近はフリーモントでの宅地開発をデベロッパーと進めるため、自然の土地を残しておきたい州政府と交渉して、土地の一部を州立公園の一部として寄付することで開発を認めさせたみたい。うーん、いわゆるここらへんのオールドマネーなんですな。
こちらはオークランドはジャック・ロンドンスクエアのクリスマスツリー。
この樅の木、ホンモノでした。どこから切って持ってくるんだろう・・。
一方陳家では、ジンジャーブレッドハウスを作ってみたり・・・
そしてまたまたお屋敷めぐり。こちらはオークランドの丘の上にある、Dunmir Hellman Estateというお屋敷です。石炭王の息子が建て、その後地元の銀行家一家の手に渡り、最後はオークランド市が買い取って一般公開されています。イベントや結婚式にも使えるらしい。そして私がアメリカに来て初めて見た映画の一つである「So I Married an Axe Murderer」のロケ地でもあったんだって!
あんまり写真がありませんが、広い敷地ではくるみ割り人形のバレエのパフォーマンスや、動物と触れ合うコーナー、サンタさんと写真を取るコーナーやスモア(マシュマロ焼いてクラッカーとチョコレートでサンドイッチして食べるの)のコーナーなんかがありました。
お屋敷は、農家のお屋敷より100倍ゴージャスだった。
こういうのをホットチョコレートを片手に見ながらのんびり歩くのも、寒くて暗くてどよーんとしがちな冬をうまく乗り切るいい手段ですね。