愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

 リベンジの旅


赤ちゃんが生まれる前に、ちょいと足を伸ばして旅行をしておこう・・という「ベビー・ムーン」をやる人は多く、我が家も数ヶ月前にベビー・ムーンと称してニューヨークに飛びました。しかしそこで旦那が肺炎にかかり救急車で運ばれるという、余計にストレスがたまるだけの旅となってしまいました。肺炎になったのはかわいそうだったけど、行きたいところにいけず食べたいものも食べられず、有給も無駄に使い、旦那の看病にあけくれて、後悔の残る旅だった・・・・。


小さいが生まれる1ヶ月前になって、やっぱりあの旅が最後ではスッキリしない!と、リベンジの旅へ。といっても行ったのは、サンフランシスコから車で1時間ほど北上したところにある、ポイント・レイズというところです。


サンフランシスコから北上して、東のほうに行くとワインで有名なナパやソノマにつきあたりますが、西のほう、もう少し海沿いに行くと、畜産や牡蠣の養殖などが盛んな、もっとひなびた町にたどり着きます。レンタカーを借りて、お昼すぎに出発。


本当に大草原の小さな家のような、丘と小さい道以外何も無いような道路をずーっと走っていき、小一時間ぐらいでPoint Reyes Stationという小さな街へ。人口350人なり。2ブロックぐらいお店がちょこっとあるだけの街だけど、ファーマーズマーケットやレストラン、カフェ が並びます。ベイエリアでは有名なチーズ屋さんCowgirl Creameryもここが発祥の地。


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ここのカフェで遅い昼食。生牡蠣の季節ではまだないのでBBQ牡蠣。といっても私は最近食べ過ぎると胃酸が逆流するので、1個だけ。


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ポイント・レイズの宿はどこもいっぱいで取れなかったので、隣町のインバーネスというところのB&Bに泊まることに。ここもなーんにもない小さな町。町というか集落。山奥のこんなところを登っていくと、おうちの半分をB&Bにしているお宅にたどり着きます。


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オーナーは白人のご夫婦なんですが、B&Bの外観も内装もはからずも日本風。(B&Bのウェブサイトはこちら)クロゼットの中にはゆかたまでありました。


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なんだか箱根かどっかの山の中にいるような気分に。


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お茶のサービスも。


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夜はまたPoint Reyes Stationに戻って、イタリア料理。小さな町なので、レストランの数も本当に少ないし、あっという間に一杯になってしまいます。予約は必要!お昼にレストランを通りかかった時に立ち寄って最後のスポットをリザーブできたのでよかった・・・。


生牡蠣の旬はまだもう少し先ではありますが・・我慢できなかった旦那。


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この季節最初のいちじくのサラダ、ダックの肝臓を使ったサラダ、ボンゴレパスタ等など・・・。この地域でとれた材料ばかりを使っていて、パスタも手作りでとても美味しい。旦那がそこまで?というほどえらく感動にうち震えていました(大げさ)。


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河のように見えますが、海というか湾です。B&Bは丘の上にあって、携帯の電波も届かないし、テレビも無いし、とても静か。日没とともに、寝てしまう。昔の暮らしも、そんな感じだったんでしょうねぇ。


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