愉快的陳家@阿拉米達島

ちょっと雑だが愉快な暮らし。サンフランシスコ・ベイエリア日記

旦那の臭くてはずかしい靴

去年は自転車に乗ったり泳いだり走ったりとトライアスロンやセンチュリー(自転車で100マイル走る)に勤しんでいた旦那ですが、小さいちゃんも生まれるし、なにしろこういう長距離・耐久モノはトレーニングに時間もお金も食うというので(特に自転車はヒドイ)最近は近所のジョギングと、マーシャルアーツの稽古に余念がありません。


そんな彼はこの1年ぐらい、運動するときなんだかとてもハズカシい靴を履いています。


こんなの


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イタリアのメーカー・ヴァイブラム社が出している五本指の靴!(VFF-Vibram Five Fingers)去年の秋行ったミラノでは、産業デザイン博物館にもばっちりこの靴が展示されてました(笑)


最近日本でも別のメーカーから類似の靴が売りに出されたというニュースを聞いて、ああここまできたか・・・と思った次第。そのニュース記事では「健康に良い」的な健康サンダル風な宣伝をしていましたが、アメリカではちょっと前からBarefoot running・・つまり裸足で走る風のランニングスタイルが話題になり、その流れもあってこの靴の人気がじわじわと広がり、最近ではどこにいっても品薄状態となってしまっています。


旦那はというと、去年から自分のジョギングのフォームの改造計画?をしており、その一環としてこの靴で走り始めました。ジョギングシューズってクッションが効いているものとか多いけれど、必ずしもそれが足に良かったりするわけではないらしい。詳細は忘れてしまったけれど、クッションがあるのと無いのでは、使う筋肉も違うらしい。結局スプリングが効いているとかクッションが云々というのはNikeの陰謀だ!といったところなんでしょうか(笑


この五本指の靴は、履いてみると結構ぺらぺらで、本当に裸足で歩いてみるみたい。なので道路の舗装のコンディションももろに足の裏で感じます。最初の頃は、ちょっと近所にご飯を食べに行くのにも、この靴を履いていくので、結構みんなの注目の的になり恥ずかしかった・・・。


一時は新しもの好きなシリコンバレーの某企業のファウンダーがこの靴をはいて現れて話題になったり、そんなこんなでうちの職場でも履いて会社に出てくる人が出てきたり、ギークファッション?的なものとして出回った時期もあったり、今でも多分、この靴さえ履けば速く走れるようになるとか、フォームが良くなる、と思っている人が多いようですが、実際はこの靴を履いていきなりいつも通りにジョギングとかしたら余計怪我します。普通に街歩きするぐらいならいいかもですが、これを普段の運動靴にしようと思ったら、結構時間をかけて履き込む必要があるみたいです。


しかし旦那も周囲の目を気にせず(一緒に歩いていたら、車を運転している人さえわざわざスローダウンして旦那の靴に注目していたことも・・・)少しづつこの靴を履いてジョギングをし、クロスフィットトレーニングなどもこの靴を履いてこなしていったら、だいぶ慣れた模様で、先日とうとう10キロのレースをこの靴で走り、結構いいタイムが出たようです。慣れると、VFFで走るのは生で激しくヤるようなもので、それに慣れると、アシックスのモーションコントロールのジョギングシューズはコンドームを何枚も重ねてさらに殺精子剤を使ってやってるようなモン、なんだそうです。はーさいでっか。


しかしこの靴、足の甲をカバーする部分は結構ぺらぺらの布でできてるんですが、運動するのに使っていたからか臭いのなんのって。最後には縫い目のほうから破けてきていました。五本指ソックスとかは、足の指がばらばらになるからムレないから臭いが弱まる・・とかいうらしいけど、この靴に限ってはちがーう!!!靴のにおい消しパウダーみたいなのをふんだんにふりかけたりしてましたが見た目も粉粉で、そんなのが玄関においてあるのでイヤでしたです。


そんなこんなで先日ようやく2足目を新調することに。単に物珍しさで履いていた同僚達はあっという間に履いてこなくなったこの靴ですが、どうもアスリート系の人達の間での人気はさらに加速している模様で、最近は、いかにも長距離やっています風の風貌の人達がこの靴を履いているのに遭遇します。いざどの店に行っても全部在庫切れ!何軒かまわるのに付き合いましたが、あるお店では、イギリスからサンフランシスコ在住の友達に電話をして、遠隔から買ってもらおうとしている人とも遭遇したり。そんな人に旦那は色々とアドバイスというか説教たれていましたが・・・(笑)


そんな旦那とこの臭さ満載の五本指靴との顛末は、彼のブログに詳しいところです。英語ですが興味のある人はぜひドウゾ。


私はこの靴履いて走りたいかはちょっとわからないですが、旦那がこの靴を履いて走るようになったきっかけともなったのがこの本。これはすごく面白かったです。

Born to Run: A Hidden Tribe, Superathletes, and the Greatest Race the World Has Never Seen

Born to Run: A Hidden Tribe, Superathletes, and the Greatest Race the World Has Never Seen


メキシコのコッパーキャニオンというところに住むTarahumaraというネイティブアメリカンは、何日も眠らずに、それこそ靴らしきものもはかずに、結構な年齢の人であってもものすごい距離を走れるんだそうです。しかもものすごく楽しそうに。そんな人達がウルトラマラソンを走ったらどうなるのか?!その彼らの知られざる暮らしぶりも不思議でしたが、レースでもとにかく無邪気に、楽しそうに走るその姿が読んでいて驚愕というか新鮮でした。この他にも、個性的なウルトラランナー達が登場します。私も(妊娠前は)ぼちぼちランナーでしたが、ものすごくインスパイアされて、読んでいる先からまた走りたくてうずうず・・・・。小さいちゃんが出てきたら、また早く走りたい!そしてレースに出たいよ!


あ、日本語訳もばっちり出ているようです。日本はジョギングブームみたいですものね。


BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”

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