愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

 尻痛・蹴り


2月・3月【妊娠19週】

  • 超音波をやってもらった翌日ぐらいから、また急にお腹が出てきたような気がする。だいたい小さいさんは、検診とか超音波とかにいった直後、節目節目になると急に自己主張するかのように、ぶっと成長する。それで子宮が大きくなるのでしんしんとした痛みを感じたり、お腹が前よりでっぱったり。食欲は大してかわってないし、間食もほとんどしていないのに(食べづわりの友達が多かったので、もっと色んなものがたくさんたべたくなって、何を食べても美味しいんだと思っていた・・)最近食べたら食べただけ体が重くなる気がする・・・。特に食べた後は、お腹がプーさんみたいになるので、微妙にへそが浅くなってびびる。
  • 長時間椅子に座っているのがだんだんしんどくなってきた。最近バスも渋滞がヒドイ時があって、ずっと座っているので、お尻やふとももの後ろが痛くなる。さらに、こ の間いったヨガの影響か背中もなんだかバリバリするので、会社でまたマッサージを予約した。マッサージ椅子に座ってやる20分間のマッサージ、5ドルな り。妊婦ですと言っておけば、妊婦用に椅子を調整してくれる。会社では立って仕事してみたり、ヨガのボールに座って仕事してみたりする。
  • 19週に入ってから小さいちゃんの蹴りはさらに強くなって、最初は「ぽこ」だったのが、だんだん「どふ!」「どす!」という感じになってきた。蹴られると、ぽこっと一点だけに感覚があるのではなくて、もっと広範囲でどふっとくる感じ。これはもうガスとかとは間違いようがない。そして19週も後半になると、小さいちゃんが「どふ!」と動くと、その勢いで羊水もうごくのか、自分のお腹の中でごふごふごふ・・と変な振動が来ることも。なんかお腹の中に小さな洗濯機があるみたい。
  • 私より予定日が2週間先の友人と話していてお互いに気づいたのが、おへその周りのお腹が出っ張ってきているのに、赤ちゃんが蹴るのはおへそのずいぶん下のほうだということ。彼女もこんな下のほうを蹴るの!とびっくりしたんだとか。これはまだ赤ちゃんが頭を上にした、いわば逆子状態で、足が下にあるからなのかな(赤ちゃんがぐるん、とひっくり返るのはまだ先のこと。今はスペースが広いので、ぐるんぐるん回ったり動き回ってるらしい)。これでまた赤ちゃんの頭が下に来るようになれば、もっと胃を蹴っ飛ばされたりするのかも。
  • 時には直腸あたりを蹴られ、肛門に変な感覚があってびっくり。一度は膀胱を蹴られてちょっとちびりそうになった。実際最近、ちょっとゆるくなっているようで、かるーい尿漏れがあったりする(しばらくしたら治ったけど)。切れが悪い、と旦那に行ったら俺の世界にようこそ、と言われた。えーそうなの!
  • 私がお腹がすいたときにどかどかと蹴ってくることも多い。何かくわせろー、といっているみたい。周囲の妊婦と話をしていると、私より予定日が1ヶ月先の人、数週間先の人、誰の話をきいても、小さいちゃんほどまだ蹴ってはいないみたい。これが胎動かな、と思うものはあるけど、そこまではっきりわからない・・とのこと。ここのところ私はこれかな、どころか、うひょー!と言う感じでどすどすやられている。足グセが悪いんだろうか・・
  • 周囲の妊婦と話していると、お腹の赤ちゃんにニックネームをつけて呼ぶ人、呼ばない人それぞれで面白い。義理姉二人は二人ともお腹の赤ちゃんを「ピーナッツ」と呼んでいたらしい。人によっては特に名前はなく、単に「ベイビー」だったり「Belly」だったりも。
  • マタニティジーンズをとうとう買った。妊婦になるまでは、こんなものの存在も知る由もなかったけれど、マタニティジーンズ、見た目は普通のジーンズだけれど、ウェストからお腹のところが全部腹巻みたいなパネルになっていて、うにーっと伸びるので、ものすごい楽!ただしウエストの部分がでっかい腹巻なので、それが見えないように、裾が長めのトップしか着れないけど。
  • 妊婦特有の症状、「坐骨神経痛」にとうとうなってしまった。週末うろうろ歩き回っていたら、左のお尻の肉の中の筋?が、ぴきっと痛くなった。最初は、歩きすぎて筋肉痛?と思ったが、その痛さはどちらかというと、電流が走るような痛さ。「お尻のぎっくり腰」とゆかちゃんが形容していたけど、まさしくそんな感じ。インターネットで調べてみたら妊婦でそれを経験する人が多く、特にお尻の左側が痛い、と掲示板にかいている人 が日本、アメリカに限らず多いので面白かった。これは子宮が大きくなるので体の色んな部分が圧迫されておこるらしく、「赤ちゃんがお尻の神経の上に座った状態」なんて形容をする人もいる。また妊娠すると出てくるホルモンの影響で、骨盤とかの関節が緩んできたりする。これは出産するとき子供が出て来やすくするためだそう。そんなことがあるので、体の色々なものがずれてきたりするので、いきなりこんな神経痛になったりするんだそう。「しばらくしたら治った」「出産したら治った」という経験談が多かったけど、あと何ヶ月もこんな状態は・・辛すぎるよ!
  • 歩くのも痛くなってきたので、月に一度の検診もタクシーで。先生にも坐骨神経痛の事を言ったけれど、たしかにしばらくしたら治ったりするんだよね、とのこと。ストレッチとか、腰の筋肉を鍛えるのに歩いたり泳いだりしたほうがいい・・という一般的なことしか言われなかった。鍼治療はどうですか?と聞いたら、おおいいね、とは言っていたが・・・。
  • 検診では毎回小さいさんの心音を確認。今までは、お腹に機械をあてて、小さいちゃんの心音を探るのに多少時間がかかったり、最初に私の心音が聞こえてきて、その後小さいちゃんの心音がそれよりは少し小さめの音で聞こえる・・・というパターンだったのだが、今回は機械を当てたとたんにどふどふどふどふともの凄い大きな音で小さいちゃんの心臓の音が聞こえてきた。大きくなってきているのもある だろうけど、すごいしっかりしている。そういえば超音波検査をした時にやってもらった心音チェックでも、ものすごい大音量で聞こえて笑ってしまったのだった。
  • 今週のお涙頂戴:ホルモンのせいなのか、主に会社でイライラすることが増える。周囲で咳をする音が聞こえるとイライラ。ミーティングでモデレーターをやっていて、持ち時間を超えても平気でしゃべり続ける人にイライラ。通勤バスの隣に、相撲取りみたな大きな人が乗ってきたり、空いてるバスなのに隣に人が乗ってきたりすると、長時間座るだけでも苦痛なのに、空間を侵害されたみたいでさらにイライラ。この週は2回ほど切れて、家につくなり号泣してしまう。こうなると理路整然とした考えが起こるわけもないので、どんどん頭の中で小さいちゃんは将来どんな子になるんだろうとか、小さいちゃんが生きる未来はどんな世の中なんだろうとか、うちの旦那みたいないい旦那さんを見つけられるんだろうかとか、考えてもわからないようなことを考えては泣き・・というわけのわからんことになるのであった。そして小さいちゃんは、私が泣くと、より蹴りを強く入れる。まるで「泣くな!しっかりしろ!」と言ってるみたい。ある時は仰向けに寝っ転がってしくしくと泣いていたら、お腹を垂直にどかっ!と蹴られた。うーん、あんまりいい精神状態じゃないですね。