愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

小さいちゃん日記・12月前編


12月【妊娠7週目】
ここのところ、気分が悪いか、仕事しているか、家でごろごろしているかのどれかである。ある日などは、あまりにも面倒になって、パジャマの上に大きなセーターをかぶってそのまま会社に行ってしまった。また毎日、今日は○○が食べたい!と食べたいものがはっきりしていて、それが食べられないとものすごくがっかりする。でもそれが食べられると、本当にそれが単なるサンドイッチでもものすごく美味しく感じられ、とても感動する。そして旦那に何度も「おいしいね、おいしいね」と言ってしまう。


ある日には、旦那がピザを買ってきてくれたのだけれど、それがあまりにも美味しくて、食べ終わった時に「こんな美味しいピザがもうないなんて・・」と思ったら悲しくなって、気がついたら涙がぽろぽろ、10分ほどうわーっと泣いてしまった。これがホルモンの影響による妊婦の情緒不安定というやつか・・?!頭の片隅では「何やってるんだ自分・・・」と思うものの、止まらなかった。


この週に2回目の検診があり、はじめての超音波。モニター画面があまりにも小さく、私にはなにやらよく見えなかったけれど、先生が小さい点を指さして、「ホラこれが心臓」。あとは何かもやもやしたもの見えるばかりだったが、これが赤ちゃんだよ、とのこと。超音波の写真がもらえるわけでもなく、なにやら非常にあっさりした検診だった。旦那がついてきたが、彼は産婦人科に行くのも初めてで、こういうのを見たので、とても感動したらしい。私はただただ「ハァ?!見えねぇ・・・」という感じであった。前回採血した血液検査の結果も特に問題なし。次の検診は新年があけてから。ダウン症などの検査の予約も入れる。


とりあえず安心したので、一部のお友達や実家に報告。


【妊娠8週目】
つわりの波第一波は多少収まったように感じる。といってもあいかわらず加藤茶は来るので、ただ慣れただけかもしれないが。そして妊娠8週目にたくさんの友達の手を借りて、引越し。本当に友達の親切が身に染みる。しかし妊婦の引越しは力仕事はせずともやはりストレスフルで、色々な手続きがうまく進まず、旦那も私も爆発してしまう。それにあわせて1度だけだが茶色いおりものが出てきてとてもビビった。やはりストレスは良くない。


香港では、妊婦が引越しをするのは不吉だとか色々迷信というか言い伝えがあるので、色々言われるのがいやで旦那の両親にはクリスマスまで黙っておくことにする。


職場では、チームメイトはマネージャーも含めて私以外は全員子持ちママなので、妊娠の報告をとっても喜んでくれた。みんな理解があるのでとてもありがたい。酸っぱいものが食べたいとぼやいていたら、チャイニーズの同僚が中国の梅干しみたいなものを持ってきてくれたり、お腹がすいてふらっとなったらすかさずキットカットを差出してくれる人がいたり。以前は、若い野郎ばかりのチームで紅一点で働いていたので、その時に妊娠していたらこうはいかなかったと思う。周囲にも、最近出産した人、現在妊婦の人がたくさんいて心強い。お友達からも本、マタニティグッズや服など色々お下がりをいただく。本当にありがとう!!