愉快的陳家@阿拉米達島

ちょっと雑だが愉快な暮らし。サンフランシスコ・ベイエリア日記

トッレ・ペリーチェというところ


15分も歩きまわれば、主要なところはすべて見尽くしてしまうこの村。ワルド派の教会がある他に、こんな銅像がありました。


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この独特の帽子、アルペン帽。お店のショーウィンドウにも、アルペン帽が飾ってありました。そして結婚式の翌日の日曜日、この日はこの小さな村にたくさんテントが張られ、骨董市が始まったかと思えば、このアルペン帽を被ったおじいちゃん達も、どこからかわらわらと集まってきました。


アルペンといえば、小槍の上でどんな踊りかよくわからないアルペン踊りを踊っている登山好きの人達?などと思ってしまいますが(私だけ?)、どうしてどうして、アルピーニといえば、イタリア陸軍でも精鋭の山岳部隊なのでありました。今でも、しゅっとしたお兄ちゃんが、このちょっとお茶目な帽子をかぶって施設の警備に当たっているのを見たりしました。この場所も、フランス国境に近いし、戦争中はどんなに大変だったかわかりません。ベッちゃんのおじいちゃんはパルチザンだったらしいし、ベッちゃんのご両親も、社会運動真っ只中の1960年代に青春時代を過ごしたインテリ。そんなバックグラウンドを持つ彼女が、代々職業軍人の家庭のピーポくんと結婚する、というのも、イタリアの長い歴史から見ると、面白い組み合わせです。


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ばたばたしていたので、しっかり見ることができなかったんですが、この骨董市をやっている大通りには、マーチングバンドもやってきて、さらに並びにある病院からは、尼さんの格好をした看護婦さんもわらわらとやってきて、行進をはじめました。その風景が、本当にもうまるで1920年代から抜け出してきたようで・・・・。地域のアルピーニ達が、創立80周年を祝ってあつまっていたみたいです。もっとじっくり見られればよかったなぁ。写真もないよ。


新婚カップルは、でっかい分厚い聖書を教会からもらって、お家にもって帰ります。ベッちゃんは特に教会には行かないそうですが、聖書を読んで、話し合うことは、プロテスタントにとって大事なんだと言います。イタリアのカトリックの人達はあんまりちゃんと聖書は読み込まないんだけど、だそうです。イタリアはそれこそ長い歴史の中で、存在そのものがカトリック教会なわけで、言葉にしろ、文化にしろ、芸術にしろ、カトリックの影響を受けていないものはない。それがイタリア人としてのアイデンティティとなる中で、イタリア人だけどプロテスタントである自分は、そういうものを学校で習っても何か自分は違うんだという違和感みたいなのがあったそうです。


みんなで最後の朝食・お茶をして、昼過ぎには帰り支度を始めました。陳家の次の目的地は、ここから1時間ぐらいのところにある、トリノ。私のフルートは、ベッちゃんとピーポ君をひきあわせた、もう一人の立会人、PちゃんとL君夫妻に預かってもらうことにして、まずはバスに乗り込み、ピネロロという街へ。ベッちゃんとはバス停でお別れ。でもこの後、二人はアメリカへ新婚旅行へ出発!後でサンフランシスコで合流、アメリカでの再会も果たすことができました。


さてさて、陳家のイタリア旅は続く・・・・


トッレ・ペリーチェと郊外の車窓から