愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

プルプル祭り・ジャージの思い出


2日目


日本はまだ寒いというから厚手のジャケットを持ってきたものの、湿気で汗だく。朝会社に行くと空調が回っていないために一人でさらに汗をだらだらと流していた。「お疲れ様です」というのは知らない人にも使える便利な挨拶だと気づく。東京オフィスの人はみんな親切で色々とお世話してくださる。本社のカフェテリアをうらやましがる人は多いが、東京オフィスのご飯のほうが野菜が多いしお惣菜ぽくて良い。アメリカなんて焼いた肉と蒸した野菜とかだし。五穀米にお味噌汁のほうがなんぼかうらやましい。一日目からミーティングが多くて、なんとトイレに行く時間もなかった。が、楽しい。


夜は会社女子ディナー。会社でのゴシップあれこれで盛り上がる。本社は、なかなか部署を超えた交流が難しい(広すぎる)けど、東京は人との距離が近くてうらやましい。でもその分お互いのことをとってもよく見ている。会社のイケメンの名前を全部メモにとって、東京オフィスイケメン紀行を計画。ディナーはコラーゲンたっぷりが売りの鍋など。豆腐にも鍋にも飲みものにも何もかもコラーゲンが投入されており、コラーゲン祭りもいいところであった。


3日目


朝から心なしかお肌がぷるぷるである。朝から晩までミーティング。会社の人たちは6時すぎてもいきいきと仕事している。アメリカでは4時にもなるとみんなそわそわしだし、5時になるとがらーんとしているのに、日本にいるとやることが多くて、いくら時間があっても足りない気がする。自分のメールやMixiなんぞ見ている時間など絶対にない。疲れる前に会社でのマッサージをお願いする。しかし日本にいるとやはり話が進むのが早いので、ミーティングも楽しい。昼も会社の中ではなくて、6人ほどで外に連れ立って食べに行く。会社の近くの、たたみにちゃぶ台なマクロビのような店。出来合いのお惣菜の中から何個か組み合わせて頼むのだが、店の姉ちゃんが組み合わせを8割というすごい確率で間違えた。


夜は高校の友人でジャズシンガーのTammyちゃんのライブを聴きに六本木に行った。六本木といえば、中学生のころだったか、家族でホームセンターに行った帰り道、父が国道に乗ってあてなきドライビングの旅をはじめてしまい、行き着いたのが六本木だったのが印象深い。なにしろホームセンターの帰りなので、弟は学校のジャージ上下、母はつっかけといういでたちで、不良外人が集う(偏見)イタリア料理店でパスタやピザを食べて帰った。そんなことを思い出しながら渋谷から六本木までタクシーで行く。ちょっとオトナになった気分であるが、六本木というとそんな幼少時の思い出しかない程度の経験値なので、ただ迷いたくなかっただけだったのだが、結局迷う。しかし迷った路上で主役のTammyちゃんと偶然出会う。ジャズバーで高校友人たっちー、I様とも落ち合い、Tammyちゃんの素敵なジャズを、多少時差ぼけで朦朧としながらも堪能した。Tammyちゃんは高校のときからずっと歌い続け、それを職業にしてしまった偉い人である。私の高校の友人は、当時から好きだったことが職業になってる人が多い。それはとてもすばらしいことだと思う。