ちょっと前に見た映画の覚え書き。カリフォルニアはカリストガにあるワイナリー、シャトー・モントレーナ。ここのワインが、1970年代におフランスでのワイン飲み比べ大会で1位を取るまでの話。今ではIT長者とか有名人がワイナリーを経営しちゃったりするご時世ですが、当時のナパ近辺の荒っぽさ、田舎臭さがなんともいえず良い感じです。カリフォルニアのワインをフランスに紹介しようと、飲み比べ大会を主催したイギリス人のおっちゃん。カリフォルニアの空気には全く合わない、かっちりしたスーツを着込んだこのおっちゃんが、紹介するワイン候補を探すためにナパ、カリストガ近辺のワイナリーを回って試飲しまくるのですが、そのたびにテースティング料といってお金を置いていく。それを見て「あいつ金なんて置いていきやがったぞ!笑」。そんな時代が、あったのか。
このワイナリーには、両親とワイナリー巡りをしたときにも連れて行ってあげたのですが、リムジンに乗って、昼間っから黒のミニドレスでテースティングをしている集団でわんわんと賑わっていて、あんなヒッピーが経営していたワイナリーとは思えない様相になっておりました。普段はワインをコップでがぼがぼやっちゃう我が家なので、最近はおされなワイナリーよりも、この映画に出て来たような、ほったて小屋でワイン作っているような小さいワイナリーに行くのが好きです。
この間日本に里帰りした時、にわかワイン好きになった家のパパと、ワインショップ(郊外の我が家の近くにさえ一軒ある!)やスーパーやデパートのワインコーナーを覗いてみたりしたけれど、日本ではやっぱりおフランスやヨーロッパのワインがまだまだ主流という印象。カリフォルニアは意外と少なかった。カリフォルニアは気候が安定しているから、当たりハズレもそれほどなく、品質も安定してるし、そんなに高くない(はず)だし、オススメですよ〜。
この本は、飲み比べ大会をやった当時のことを書いた本。これも面白そう。
- 作者: George M. Taber
- 出版社/メーカー: Scribner
- 発売日: 2006/11/21
- メディア: ペーパーバック
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