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愉快的陳家@阿拉米達島

ちょっと雑だが愉快な暮らし。サンフランシスコ・ベイエリア日記

愉快的陳家@越南胡志明市


寒い寒い日本を離れ、陳家はベトナムへと向かいました。なぜベトナム?うーん、なぜでしょう。でも私の周りには、たっちーをはじめ、ベトナムに魅せられて、長期滞在したりベトナムで仕事をしていた人もちらほら。星子の中にもいったことのある人が多いし、何より今まで住んだワシントンDCの近郊にも、そしてここサンフランシスコにも、ベトナム人コミュニティがあったりして、ベトナム人の友達もいるし、結構身近な国でした。しかしアメリカ人に言わせると、ベトナム=戦争というイメージがまだまだ強いようで・・・。そして陳家のママに至っては、出発前に3回も、「鳥インフルエンザになるから鳥を食べるな」という電話がかかってきてげんなり。ある意味、予想通りだったんですが・・・笑


旦那のマイルを使って、ANAホーチミン行き直行便を押さえ、夕方成田を発ちました。友人Shirukoと年末に会ったとき、数年前彼女が、私が住むサンフランシスコを訪問しようとして、飛行機に乗ろうとした直前、搭乗口で貧血でひっくり返り、結局飛行機に乗れずに引き返した・・という思い出話をして笑っていたのですが、連日の気管支炎がひどくてしんどいし、さらに陳家ママの「鳥インフルの呪い」まで思い出してしまい、搭乗直前、このまま旅を続けられるのだろうか・・・と、緊張と不安と気分の悪いので、天井がぐるぐる・・・。これはShirukoの二の舞になってしまうのか?!と滅茶苦茶びびりました。多分軽くパニくってるんだろうと思って、なんとか深呼吸をし、水を飲んで鎮め、無事飛行機に乗りましたが、たまに出る咳で胸がちくちく痛くて結構つらかったです。


6時間ぐらいのフライトでなんとか無事ホーチミンに到着。時間はすでに夜の11時すぎ。飛行機から降りて、あわててトイレで夏服に着替えます。見るとトイレの設備がすべて日本仕様。さっき成田を発ったばかりなのに、また成田に戻ったような気分・・・。よく見ると空港のレイアウトもなんとなく成田空港っぽいと思ったら、この国際空港は日本のODAで建てられたんだそう。


さて、私が日本人で良かったぁー、と思うのは、旅をする時。やはり日本政府のお金ばら撒き政策が功を奏しているのか、日本人がお金持ちで人畜無害だからか、ちょっとした旅行で日本人はビザがいらない場合が多いです。以前もトルコに入国する時、私はビザなしどころか満面の笑顔で迎え入れてもらったのに対して、旦那はビザの料金を支払い、アジア人の顔をしたアメリカ人?とパスポートの真偽まで疑われ(偽パスポートなら剥がれるんじゃないかと、入国審査官がずーっと、旦那のパスポートの写真をこすっていたらしい)、入管に多少時間がかかった記憶が。


案の定ベトナムでも、私はビザは必要なしなのに対して、アメリカ人である旦那には必要。しかし出発前、そんなことに気づかずに暢気に構えていた旦那。ビザが必要とわかった時には、クリスマス休暇も近づいており、果たして出発前にベトナム領事館からちゃんとビザが発給されるのか、あやしい状況に。


そこで色々調べた旦那、オンラインでビザの仮申請だけしておいて、到着した時に空港のビザ発給窓口でビザを発行してもらう、という手順を見つけ、その申請をしていました。なにしろ到着が夜遅いから、空港で待つのもいやだし、もし間に合うなら領事館でビザ出してもらえるようにしようよ、と言ったのですが、初めての社会主義国訪問にびびっていた様子の旦那。領事館にパスポートを預けたくないとまで言い始めたので、仕方なく事前申請をすることに。


これは旅行代理店がやっている業務らしく、一定の料金を支払って申し込みをすると、ベトナム政府から、「この人にビザを発給していいですよ」というPre-approvalレターをもらってきてくれます。これをPDFファイルで送ってくるので、それをプリントアウトしてベトナムに到着したとき、料金を添えて窓口で申請するという仕組み。私達が到着した時にも、すでに白人のカップルや、アメリカ在住らしいベトナム人一家などがじりじりと窓口の前で待っていました。


旦那はすぐにビザが出ると思ったようですが、なかなかそうは問屋が卸しません。結局2−30分ぐらい待たされただろうか。何しろ夜遅いし、体調も悪いし、空港はきれいとはいえ蒸し蒸ししているし、イライラ。しかし旦那はまだ良いほうだった模様。ずーっと待っていたアメリカ人のカップルにいたっては、ベトナムに来るのにビザが必要、ということさえ知らなかったそうで、事前申請も何もしてこなかったとか。でもベトナムの入管は彼らを送り返すことなく、空港の近くのホテルに連れて行ってあげるから、そこで12時間かけてビザの申請が終わるまで外に出ないで待っていなさい、ということになったらしい。それはそれで親切。思えば、アメリカとベトナムが国交を正常化したのが1995年。そんなに昔のことではないのですね。まだまだアメリカ人がすんなりと入れる国ではないみたいです。


しかし旦那いわく、ベトナムは、こういった外国人によりも、外国に住んでいるベトナム人に厳しいのだとか・・・。ベトキュー(越僑)と呼ばれる、戦争の時に国外に逃げたりした人たち。お金持ってるんだろ!ってことで、時には国内で、色々なことに関して外国人観光客よりも高い値段を要求されることもあるんだとか。実際、ちゃんと書類を用意していたベトナム人の家族、なかなかビザが下りず、最後には審査官に袖の下を渡そうとしているところを目撃!審査官は受け取りませんでしたが・・・。


何とか旦那のビザは発給されて、ようやくイミグレーションを通り抜け、両替をし、タクシーを手配し、空港の外へ。成田空港だったら、出迎えの人が待っているエリアはここでは屋外になっていて、蛍光灯の青白い光の下に、人が山ほど・・・!そして、お香のいいにおいがぷーんと・・・!!!ああ、なんだか気持ちいい!真夜中の適宜に暖かい空気と、お香のにおいで、一瞬風邪が吹っ飛んだような気分になりました。


空港から街中までは約30分。すでに夜も遅いので、それほどトラフィックは無いものの、スクーターの多いこと!信号の無い交差点を、よくわからないルールで突っ切ったり、逆走したり。うおー!と思っているところで、交差点で車とバイクの接触事故が起こったと思われる現場に遭遇。怪我人は無かったようですが・・・。それを見てタクシーの運転手さん、「あ、言うの忘れてた。ベトナムへようこそ!これがベトナムだよ」(笑)