愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

おばかドイツ映画祭り


おばか映画愛好家の陳家ですが、「キラーコンドーム」というどうしようもない映画を見て以来、ドイツのおばか映画が気になります。ドイツといえばガチガチのカクカクという印象が強かったのですが(???)、実はお笑いのセンス、それなりにいけてるんじゃないかと・・・。コンドームの中に歯が生えていて、つけると大変なことになるって映画を見てそう思うのもどうかとは思うんですが、勝手にドイツおばか映画祭りを開催。今回見たのは・・・


ケバブ・コネクション


主人公はトルコ移民2世の男の子。映画監督になりたい彼の夢は、ドイツで初めてのカンフー映画を撮ること。で、手始めにおじさんが経営するケバブ・レストランのCMを作るんだけど、これがジョン・ウーとか、香港映画のベタなシーンぱくりまくりの、カンフーシーン満載でめちゃくちゃ笑える。カンフーでシシカバブを売るというこの組み合わせが・・・。このコマーシャルが大ヒットするのだけれど、そこへ来て付き合っていたドイツ人のガールフレンドが妊娠したり(もちろんパパは異教徒を妊娠させるなんて!と大反対、そして勘当)、地元のギャングに目をつけられちゃったりして、てんやわんやの大騒動(?)、というお話。


実際のところ、おばか映画というより、すごいかわいい映画。旦那の実家もそうだからか、移民の家族で、しかも家が食べ物屋、というシチュエーションの話に、なぜか嫁の私が弱い。トルコ系の彼らが、ライバル店としていがみ合っているお向かいのレストランがギリシャ料理屋なのも笑える。主人公の若さゆえの?空気読めないっぷりもほほえましい。そして、香港映画へのオマージュがいっぱいあるのも最高。グローバリゼーション万歳(?!)って感じの映画です。オススメ。