愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

ガチンコ女の戦い


先日格闘技の本を読んでにわか異種格闘技ファンになってしまいました。早速UFCの試合をテレビでチェック(必ずしもボコボコになるまで戦うわけではないのね)。たまたま通りがかったボクシングジムでも試合をやっていたので見学(サンフランシスコに住んでいると、街をふらふら歩いているとまさに絶妙のタイミングでこういうものにぶつかるのが嬉しい・・)アマチュアの試合とはいえ、最後は首投げまで出てすごかった!WWEもいいけどやっぱりガチンコのほうがすごい。


そして週末は友人たちとオークランドで「ローラーダービー」観戦ツアーを決行。「ローラーダービー」って、多分70年代にはやったスポーツだと思うのだけれど、Wikipediaで調べてみたら、日本では「ローラーゲーム」と呼ばれていて、昔は試合がテレビでも放送されていたんだとか?!最近また復活してきて、ベイエリアにも女子リーグがあるのです。


ローラーダービーとは、ローラースケートを履いて、トラックをぐるぐる回るゲームなのだけれど、ルールの説明が難しい・・・。リンクをぐるぐる回る選手には2種類あって、得点をとることのできる役割の人(ジャマーと呼ばれる)、そして自分のチームのジャマーが得点を取るのを助けたり、相手チームのジャマーが点を取るのを邪魔する役割の人に分かれます。ジャマーは、邪魔する係りの人たちの間を縫ってトラックを走り、何周かすると得点になる。邪魔する係の人は結構体当たりで防御してくるので、転倒続発、結構格闘技系、なのでした。


オークランドのゲットーな場所にあるリンクでの試合は、チケットが売り切れになるくらい大盛況。女の子ばかりのチームが試合をするのも人気の理由かも?ローラーダービーチームの女の子たちは、結構ごっつくて、本名じゃなくてプロレスのリングネームみたいなのをつけて登場。顔にヘビメタみたいなメイクをしてる人たちも・・・。さらにミニスカにフィッシュネット、Tバッグ着用。これでうひょーと喜んでいる殿方は残念!ごっついお姉ちゃんも多いので、実際に見てみると、景色としてはものすごいです。あ、でもマニアにはたまらんのだろうか。全体的に雰囲気は夜露死苦!!!って感じ。試合前に女子トイレをあけたら、選手のお姉さんたちで満杯だった・・・のですが、一瞬男子トイレを間違えて開けたかと思うくらいごつい空気で充満してました。こ、怖いよう。


でも実際の試合は、すばしっこいジャマー(さすがにジャマーをやる人は、小さめ、細めの人)をいかに阻止しつつ、自分たちのジャマーを前に進ませるかで、すごーくスキルとコーディネーションが必要。それにローラースケートでとはいえども、1時間ちょっとリンクをぐるぐるまわるから、持久力も必要で、何でもかんでも力技!というわけでもなかったです。でも試合終了間際になると、ファウル続発、転倒多数で会場沸きまくり。


この試合、面白そうだったらローラーダービーのチームに入るか?という偵察の意味もあって見に行ったのですが、友人Nは断然やる気。あんたのガタイと、ニュージャージーで培った押しの強さなら、多分できるよ。入るには、ブートキャンプがあって、その後オーディションがあって選ばれるらしいです。私はよくよく考えたら繊細だし、ごつい姉ちゃんたちに骨折られそうなので遠慮することにしました。でもレフェリーの動きが面白かったから、それはやってみたいかも?あと、ものすごい看護婦さんのコスプレをしているお姉さんがいたのだけれど、実際にけが人の応急処置をする人でした。そっちもいいかなあ・・・ってたぶんやらないけど。


チームの写真はこちら。結構きれいっぽく撮ってあるけど。