愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

初レッスン


今年初レッスン。新年にあわせて注文してあった新しい楽譜も続々到着。新しい曲を触るのは、わくわくする瞬間。今はまっさらでも、取り組み始めたらこの曲が自分のものになっていくというプロセスがすごく楽しい。


イベールのフルートコンチェルトはとりあえず終えたので、新年にそろえた楽譜は、イベールの「ピース」、ジョリヴェの「リノスの歌(視聴)」そしてグロヴレの「ロマンスとスケルツォ視聴)」、ハチャトリアンの「フルートコンチェルト(視聴)」そしてマルティヌーの「フルートソナタ視聴)」。


先生にCDを借りて聴いていた「リノスの歌」はすごく緊迫した感じの前衛的な曲なのだけれど、インターネットで調べてみたら、リノスというのはギリシャ神話の登場人物で、ヘラクレスの音楽の先生なんだそうだけれど、ヘラクレスがあんまりもの覚えが悪いので、怒ってヘラクレスをぶったら、逆にヘラクレスに竪琴で叩き殺されちゃったんだって!その死を悲しむ挽歌のようなもの、らしいんだけれど、そのあまりのシチュエーションに先生と爆笑。多分もうあんまり悲しく演奏できないかもしれない。


色々ある楽譜の中から、今年はまずグロヴレを。あまり知られていない曲なのかな?私の好きなスーザン・ミランのCDに入っていた一曲でとても好きだったので買ってみた。「のだめ」にも出てきたパリのコンサヴァトリーでの卒業課題曲でもあるそうで、結構フルートで吹きにくい運指があったり。フルートの名曲の多くは、ここのコンサヴァトリーの卒業課題曲の場合がとっても多い。70年代頃までは、毎年作曲家に頼んで課題曲を作ってもらっていたのだそう。


Flute Fantasie

Flute Fantasie


今年はがつがつ取り組むぞ〜!