愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

 マレーシア13:マラッカグルメ 夜市編

日本の田舎町のようなたたずまいのマラッカ。路地で観光客がうろうろしているほかは意外と静かなのですが、週末だけ、ジョンカー・ストリートと呼ばれる路地に、夜市がたちます。夜市がたつと、観光客も地元の人もやってきてもう大賑わい。日本の縁日みたいな感じで、この通りにあるお店や、同郷会の人たちが露店を出していたり。売っているものは、食べ物のほかに、それこそ安物の時計やスリッパ、子供の絵本やおもちゃ、アクセサリー、怪しげな?刀とか、ありがたい仏様の教えが書いてある御本に仏具、そしてどこから拾ってきたのか・・・子犬や子猫など(これはちょっと暑いのに檻に入れられていて、良い環境とはいえずかわいそうだった・・)。毎晩出ている露店は同じみたいなのですが、それでもやっぱり、なんとなく毎晩来てうろうろぶらぶら歩いてしまう。なにしろやっぱり、B級グルメ好きの陳家にとっては屋台の食べ物はわくわくしてしまいまする。


ちょっとづつ、色々なものを楽しめるのも屋台の楽しいところ。


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さとうきびジュース。その場で機械でしぼってくれます。機械の前に山積みになってるさとうきびにはハエがわんわんたかってるんだけれども。まあそんなことは気にしない。ちょっと草のような味のする、ほのかに甘いジュース。


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巨大肉まん!


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魚のすり身を蒸したもの&シュウマイの数々。お金払って、好きな種類を選べます。


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台湾のソーセージ・・・だって。色々な味があります。


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寿司の屋台なんかも出ていて、結構人気。この暑いのに生ものはちょっとなぁ、なんて思ってしまったが。


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牡蠣の入ったオムレツ。うまいよ〜。


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サテー!!お肉は(特にアメリカと比べると)ちょびっとなのだけれど、これがとってもおいしいの。


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小龍包・・でもちょっとお菓子みたい。


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オタオタというマレーシアの食べ物。魚のすり身とかを、バナナの皮ではさんで蒸したのを焼いてあります。


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大根もち(ろーばっかぅ)も人気。


このほかに、大好きな茶葉蛋も満喫。そしてデザートはこちら!


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マンゴーのソースがかかったマンゴーロー、アイスカチャン、そしてチェンドルと呼ばれるカキ氷。さっぱり甘くて美味しい。


角には仮設ステージが立ち、地元の人による中華カラオケ大会が・・・これがまた、微妙に音をはずした演歌っていうところが何ともいえず。


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そして別の通りで人だかりがするので見てみると、「指でココナッツの殻をかち割っちゃうおじさん」が大道芸を繰り広げている真っ最中。でもこのおじさん、楽しいトークを繰り広げまくり、なかなか肝心の「ココナッツを指でつついて割る」ところを見せてくれません。でもこのトークがすごくて、4割北京語、3割英語でわーわーとまくし立てたと思ったら、マレー語を話したり、さらにはインド人のお客さんを見るとタミル語でぺらぺらと話し出す。マレーシアは本当に多言語文化圏なんだなぁということを思い出させる瞬間。私の回りのマレーシア華人の友人も、普通に5ヶ国語話す人とかがおり(そのうち3つは中国語の方言で、広東語にいたってはテレビ番組を見て覚えた、なんて言ってたが)そういうことが普通の土壌って、日本語オンリーで育った自分にとってはすげー!としかいいようがなく。


さてこのおじさんは結局ココナツを割るどころか、何かの軟膏の紹介を始めましたよ。これってがまの油売りと似たような感じ?!


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家族連れ、友達同士、恋人同士で、夜市をあてどなくふらふら、ぶらぶら、いつまでも歩く。こうしてマラッカの夜は更けていきます。


帰り道、ホテルへ戻る狭い路地では、私達の前を地元の華僑らしい、中学生ぐらいのカップルが手をつないで歩いていきました。夏祭りでデートとか、あったよなあ。いいよなあ。今は夏じゃあないけど。そんなとっても若いカップルの後ろを、彼らの20年後?ぐらいの姿の私達が同じように手をつなぎながら、可愛いよねー、とにやにやしながら歩いていったのでした。


マラッカはなんだか懐かしくて、とても去りがたい地でした。


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