愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

マレーシア2:にくほねちゃ

旅の間は絶対コンピューターを持ち歩かないし、インターネットにもあまり接続しないので、どうしても旅日記を書くのは帰って数週間してからになり、そのときのことを書こうにも、記憶がどんどん薄れてしまう・・・。もちろん、旅のインパクトは自分のココロに残っているから、いいのだけれど。


しかしマレーシアについて初日、疲れて寝ようとしていたところに、思い切り顔に雨漏り!には参った。ベッドを移動してなんとかやり過ごし、翌日部屋を変えてもらえばいいかな、なんて思っていたのだけれど、普段、俺はRough Travelerだぜ、なんてえばっている(?)旦那のほうがもうここはいや、と音を上げてしまい(水浴びたのは私なんですけどね・・・)、近くにある値段が3倍ぐらいするちゃんとしたホテルに移動することに。安宿のお姉ちゃんに返金してもらい、昨日の雨すごかったねー、いつもこうなの?と訊いたら、昨日のスコールはクアラルンプールでも珍しかったらしく、お姉ちゃんが住むアパートでも雨漏りがしたそうな。ここのゲストハウスでは結構他にも被害がでたらしく、廊下を出たら水がぼたぼた漏れていた。外でも大きな植木鉢がひっくり返って割れていた。


部屋はこんな感じ。斜めになった屋根が、ベッドに寝ると顔面に迫ってきます・・・。写真ではそうも見えないんだけど、結構な角度。前回の日記では窓が無い、と書いたけど、写真を見ると天井のほうにちょっとついてました。でも小さな曇りガラス程度。雨で割れないでよかった・・。


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新しく移動した、「ちゃんとしたホテル」は国際的なチェーンホテルなのでちゃんとしていて、テレビもついてました。監獄のような部屋から、大きな窓つきの部屋にアップグレード。今度は世の中を見下ろすことに・・・。


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マレーシアのホテルは省エネのためか、部屋の中に鍵を差し込むスロットがあって、そこに鍵を入れないと部屋の電源が入らないようになっていました。なので、エアコンつけっぱなしで外に出かけたりとかできないようになっています。そういえば、エスカレーターも止まってるものが多く、壊れているのかいな?と思ったらセンサーで人が来たことを感知して動くというのも多かった(これって普通なの?アメリカでは今までみたことない)。ええこっちゃなー。


そんなこんなで、気を取り直して朝ごはんです。またまたアロー通りにあるお店へ。


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ここで皮蛋入りのお粥と、肉骨茶をいただきました。お粥は、ご飯粒が見えないほどどろどろ。おなかに優しいっす。


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肉骨茶と書いて、「バクテー」。豚のスペアリブやそのほかもろもろを、醤油と漢方のスープで煮込んだスタミナ料理で、ここらへんの華人の食べ物(マレー人はイスラムだからこれは食べられない)。


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湯葉とかも入ってます。皮蛋は何頼んでもデフォルトでおかずみたいにして付いてきます。


ご飯にぶっかけたりすると、美味い。こんな濃い料理だけれど、主に朝ごはんに食べるそうです。労働者の食べ物ですな。お店には他にも朝から焼きそばとかをがっつり食べる人がたくさん。実は私学生時代、この肉骨茶をせっせと作っていた時期がありまして・・・でも自分で作った以外の肉骨茶を食べるのはこれが初めて。色々な思い出が入り混じって、不思議な感じ。あの時ワシントンに行かずにここに来ていたらどうなってたんでしょう。うふふ。


これはチャイナタウンのほうにある肉骨茶を専門に出す屋台。この雰囲気がたまりまへん。しかしマレーシアではインド料理に狂ってしまった陳家、中華系マレーシア料理は言うほど食べずじまい。


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クアラルンプールの朝、多少は涼しく日本の夏休みの朝のような感じでもあるのですが、やはりだんだんむしむしと暑くなってきて・・おまけにこんな朝ごはんを道端で食べていたら、目の先3メートルぐらいのところで、モルモットぐらいの巨大ねずみが道に躍り出て車に轢かれましたよ・・・うわ〜ん!


そんな光景をおかずにしながらもくもくと朝食を喰らったのでした。