読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

愉快的陳家@阿拉米達島

ちょっと雑だが愉快な暮らし。サンフランシスコ・ベイエリア日記

エジプト18 カイロの宿

ナイル川には中洲があって、そこはごちゃごちゃほこりっぽいカイロの中でも、緑があって、古い植民地風のアパートが立ち並び、大使館が並ぶカイロの広尾?みたいな感じのところ。西洋風のスーパーがあったり、ちょっとおしゃれっぽいレストランもあったりします。旅のあいだ、私達はこの中州にあるザマレックという場所のホテルに泊まりました。毎日、耳をつんざくほどうるさく(本当に耳が痛くなった)、埃っぽく、ものすごい人ごみの中を毎日歩いていたので、泊まるところぐらいは、ちょっと緑があってほっとするところにしたい・・・と思いまして。


カイロにはマリオットとかヒルトンとか、欧米資本のホテルも沢山あるのですが(カイロで冷房ががんがん効いている数少ないところ!)、そういうところは中に入ると、ここはエジプトということを本当に忘れてしまうほどの別世界。入り口からして、白い制服を着た観光警察がどばーっといて、テロ防止のバリケードやら、空港みたいな荷物チェックがあったりして。居心地はいいんだけれど、何かそれは自分たちを外の世界から完全に隔離しているようで、非常におかしな気分になりました。きっと昔、植民地時代の人たちもこんな感じで過ごしていたのかなぁ・・・。


でもそれもちょっとつまらないし、それになによりそういうホテルはものすごーーく高い(コーラとかを頼むと街の値段の何十倍もした)ので、地元経営のホテルを予約しました。


ザマレックの町並み。


DSC03085


DSC03086


植民地時代に建てられたのだろうな、という感じのどっしりした石造りの「アパート」もちらほら。


DSC03272


私達が泊まったホテルも、こういう感じの昔のアパートの中にあります。何階建てだったかちょっと忘れてしまいましたが、実際にまだ住宅として使われている大きなアパートの、最上階2階分がホテルになってます。1900年代初頭から変わっていないのでは?といった感じの手動エレベーターにごとごと乗っていくと、いきなりホテルのロビー。エレベーターホールには小さな机を構えた守衛さんのような人がいつも座っていて、コーランだか何かを読んでいます。「アッサラーム・アレイクム」とご挨拶。フロントにはお茶目なエジプト親父がいて、「○○号室の部屋の鍵頂戴」というとものすごく厳かな顔をして「そんなものはございません・・・・ぶはははーなんちゃってー!!」


DSC03089


「アパート」といっても昔のお屋敷といった感じで、これこそコロニアル・・・といった雰囲気。経営しているのはドイツ語が流暢なエヂプト人のおば様。もともと彼女のお母さん(何でもエジプトでは有名な女優だったとか・・)が経営していたのだそうで、長期滞在の考古学者とか、そんな感じの人が泊まってたりします。ある日の夜は大きなバルコニーのあるダイニングルームを貸しきって、ドイツ人のパーティーが開かれていました。小さな子供も沢山いて、観光客というよりは、夏の間、とか、結構長めに滞在している人たちのよう。エジプトの古い建物に集う西洋人を見ていると、本当に「秘密の花園」とか、植民地で育った西洋人の世界を想像してしまいます。この場所もまた、エジプトではあるのだけれど、エジプトとはちょっと違う、でもエジプトの一部であるなんだか不思議な空間でした。


とぼけた親父の写真もある紹介ページはこちら。暑い日の夜に、緑が一杯のバルコニーでワインを飲みながらぼーっとするのはすごく素敵でした。


ホテルのホームページそのものはこちら。日本では多分あんまり紹介されていないみたいだけれど、オススメ〜。


DSC03020