愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

 既婚者は独身者の敵か


・・・というテーマのエピソードが、Sex and the City にありましたが。ワシントンDCに住んでいたとき、パーティーに行ったりすると、一番最初に探りを入れられるのは「職業は何か」ということだった。しかしサンフランシスコに引っ越してきてからは、それが「既婚者か独身者か」に変わった(逆にパーティーで仕事の話をすると、つまらない人と思われるかも・・サンフランシスコじゃなくて、シリコンバレーではどうだかわからないが)。


サンフランシスコに引っ越してきた当初、何かしら社交の場で私たちはすでに結婚しているというとすごく珍しがられた。「既婚者の知り合いができて嬉しい!」なんて感激されたことも・・・。そ、そうなのか?ほとんど天然記念物扱い。実際サンフランシスコに住む家族の割合っていうのは、すごく低いそうで(それだけすみにくい街ってことなのね・・)、私たち夫婦は勝手に独身者の「心の漁港」にされたりしていたのだった・・。


それでも最近は、結婚するものもあわられはじめ、仲良しグループの中で、私達が唯一既婚者だったのに、今年から来年にかけて結婚式が3つもある。グループの中で一気に既婚者が8人になるわけだ。


するとどうでしょう。今まではだれそれかまわず仲良く遊んでいたのに、最近はカップルはカップルで、シングルはシングルで分かれて遊ぶようになってきた。どちらかというと、シングルの友達が、カップルはこんなことはしないだろう、と勝手に決めて誘ってくれなかったり・・なんていうことが出てきたのだった。


この間などは、友人宅でのパーティーの途中、酔っ払ったシングル組が近所のクラブに行くといって出かけだし、気がついたらカップルばかりがリビングルームのカウチに取り残され・・・さらにパーティーのホストもクラブに行くというというので、私達はアパートから追い出される形に。っていうか、行くなら誘ってくれればいいのに!結婚すると、もうクラブには行かない、家でぬくぬくしてると思ってるのかなぁと怒るものも。うーん、どうなんでしょうね。きっとそうなんじゃないかな。でも私はクラブに行くなら旦那とじゃなくて会社の男の子たちと行きたいなあ(笑)


結婚したら何が変わるってわけでもないけど、やっぱり変わるものもあるのかも。私達は結婚してからのほうがよっぽど友達と出歩いてはいるのだけれど・・・。やはり既婚者の数が増えると、友達の間で今までになかった「既婚者VS独身者」というダイナミズムが出てくるのはちょっとかなしいけど、ちょっと面白い。