愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

 ビールを飲む緑の日


Z君がビザの関係で国に帰ることになり、友人15人ぐらいでイーストベイにあるMount Diabloでお別れハイキングをした。ルートは「初級から中級向け」というZ君の情報をもとに集まった一団だったが、それなりに坂のある道。さらにイーストベイのお天気はカンカン照り。結局3時間ほど歩いているうちに半分ぐらいがどんどん脱落していく有様だった。平地に住み車無しの生活は考えられない友人達は汗だくでぜいぜいいいながら「Zめ、初級から中級だなんていって、これは上級じゃないか!ダマシタナ・・・」とつぶやきながら坂を上っていたけど、私も旦那もサンフランシスコの坂を毎日歩いているからなのか、息さえあがらずなーんとも無かった。サンフランシスコに住んでいると、毎日登山していることになるらしい!恐るべし、サンフランシスコ・・・。というか、これはやっぱり初級コースだって!アメリカ人よ・・・みんな明らかに運動不足すぎ(笑)


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途中で脱落した友人達を帰り道に拾い上げ、久しぶりに郊外でしかなかなかお目にかかれないWendy’sでハンバーガーを5年ぶりぐらいに食べた!!!街中に住んでいると、いわゆる日本の「国道沿い」にしかないようなチェーン系のファミレス(iHopとか、Applebeeとか)や、TargetとかWalmartとか、大型家庭用品店もほとんど行く機会が無い。逆に市内でApplebeeはどこですか、なんて道を聞かれることがあると、ああこの人たちは郊外から来たんだな・・・ということがわかる(週末とかに郊外から市内に繰り出してくる人たちのことをBridge & Tunnelという・・・橋を渡ったりトンネルくぐってやってくるから)。


ファストフードの店も、サンフランシスコにはそんなに沢山ないので、ふっとみんなで「何かジャンクフードが食べたい・・・あのWendy’sのフロスティ(シェイクみたいなの)が食べたい・・・郊外ならあるに違いない!」と番号案内まで駆使して探し当て、帰り道に寄ったのだった。Wendy’sといえば、あのグレーの四角い肉!久しぶりに食べたけど、多分あと10年ぐらいはまた食べたいと思わないかも・・・。


そしてこの日はセントパトリックスデー。いまだにセントパトリックがどこのどなたで、どんなことをなさった方かは知らないけれど、緑色の服を着て(緑の服を着ていないとつねられる)、とにかくギネスなどのビールを飲んで騒ぐアイルランドのお祭り。今年はこの日が土曜日に重なったことで、街では午前中から飲み始めている人たちがわんさかいた。ハイキングの後いったん家に帰り、旦那はアイルランドのコーンビーフ、私はなぜかコロッケを作り(アイルランド=ジャガイモ、ということで)、KJカップルの家に持ち寄り友人達20名ほどと飲み会。Kちゃんがアイリッシュシチューを作り、Lちゃんがギネスビールとチョコレートが入ったケーキを焼き、誰かが緑色のクッキーやらを持ってきた。


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駆けつけには、Irish Car Bomb。ショットグラスにアイリッシュクリームを入れ、ギネスビールを注いだ大きなグラスの中にショットグラスを直接落とし入れてそのまま一気飲み。アイリッシュクリームは分離して固まっちゃうので、早く飲むのがミソ。結構これがいけるのだけど、ハイキングで疲れてたらしくかなり酔いが回ってしまった・・・。このほかにも、ショットグラスにアイリッシュクリームとベイリーズを混ぜて入れる「ミニギネス(見た目がギネスビールみたいなので)」とか飲みまくって、かなりやばい状態に・・・。


さらにこの日は、アキレス腱を切って動けなくなり、私たち友人がかいがいしく世話をしてきたA君が、数日前にバーかどこかでテキサスからきた観光客の女の人と仲良くなったとかで、私たちとの約束を捨ててアバンチュールを期待して飲みにいってしまったので、薄情モノメ!と彼を知らない人も含めパーティーの参加者全員が「いくら女に飢えているからといって・・」と抗議の携帯メールを送り、さらにみんなで中指を立てた集合写真をとって送ったのでした。結局アバンチュールは不成功に終わったらしいです。Bad friendでごめんなさい、というメールがあとから来た・・(笑)