愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

手短に・・のつもりが長くなった


ここのところばたばたしていて、寝不足です。ひー。


[異常気象です]

寒かったり暑かったりと変な天気が続くサンフランシスコ。雨降りが続くなーと思ったある夜、雷が鳴ったと思ったら、なんと「ひょう」が降りました。しかも一晩に二回も。ひょー!!(ももさんのぱくり。笑)築80年の我が家のボロい木枠のガラス窓にべしべしばりばりとあたって、家の窓が全部割れるかと思った。さらにノースビーチというエリアではがけ崩れもあったそうで、ストリップバーが直撃されたとか。


[しょぼしょぼオケのコンサート]

さて今シーズンのしょぼしょぼオケのコンサートは3回。週末の2回のほかに、平日の夜に障害者支援施設に行ってアウトリーチコンサートというのをやった。これがまた、SF市内でも端の端っこの、超辺鄙なところにあったので、仕方なく1日車を借りた。しかーし、マツダを借りたつもりがボタンを押してエンジンをスタートさせる変なBMWになっていて、しかもいくらキーを差し込んでもエンジンかからない!15分ぐらい格闘してうんともすんともいわないので、結局マツダに換えてもらう。会社遅刻!さらに仕事を終えてコンサート会場に向かおうと車に乗り込み、さあ運転するぞ!とメガネケースを開けると中空っぽ!!朝運転した時にかけてたのにどこに行ったのか・・・あわててオフィス中探しても無いし、そうこうしているうちに日が暮れるので、見切り発車でメガネなし運転。そんなに目が悪いわけではないんだけど、暗くなるにつれてハイウェイのサインが見えにくくなってきてスリル満点。初めての道な上にハイウェイを3回乗り換える経路だったので、滅茶苦茶びびる。渋滞もひどくて、出口を間違えた!と気がついたときにはすでにコンサート開演時間・・・。ぐおーん、あたま真っ白!赤ペンで手のひらに道順も書いておいたのだけど、暗くなると役に立ちませんぜ。あわてて近くのガソリンスタンドに駆け込むと、店番は微妙な英語のヒスパニックのお兄ちゃん。「サンフランシスコはどっち?!」「ヒダリ!」という超簡潔な道案内をもとに、まっくらな道をUターンしたりさらにうろうろした上で、会場に着いたのは私の出番15分前だった。疲労・・・。


今回のコンサートは、まずピアノの上手な12歳以下のお子様たち4名によるハイドンピアノコンチェルト2本。これがみんなうまい。よく小学校のときに、3歳からピアノ始めました〜、このまま音高行きま〜す、集会では絶対校歌のピアノ伴奏とかやりまーす、みたいな特別ピアノがうまい子が必ず一人はいたけど、それ以上にうまかった。


フルートのおば様によるモーツァルトのアンダンテ。モーツァルトはフルート嫌いだったらしくて、モーツァルトのフルート曲には碌なのがない。この曲は中学校のときにやったけど、伸びたうどんのような演奏になる可能性もあるし、特にハイドンの後だと辛い・・


サンサーンスバイオリン協奏曲。ソリストの子、ずっと中学生だと思っていたら、実は17歳の高校生だって。この曲は超格好いい!フルートのソロもちょっとあるんだけど、出しにくい音をピアノやピアニッシモで・・・というソロばっかりなので、運転でどきどきして心拍数が上がっている体にはきつかった。バイオリン少年、すまん。


バスーンポルカ。熊のようなおぢさんが熊の曲をやるので結構楽しい!しかし木曜日のコンサートではここで人々がわらわらと帰りだし・・・。もともとそんなに多くなかった観客が激減し、5人ぐらいに。��( ̄□ ̄;)!!うちらは売れないお笑い芸人か!!指揮者はあわてて次にやるメンデルスゾーン交響曲、最後の楽章だけを演奏しておしまいに。「私の靴の趣味が悪かったカラ、ミンナカエッタネ〜!」 だって(笑)。その後30分ぐらい時間が余ってしまったので、みんな正装のまま練習して帰った(悲)。結局みんなが帰ったのは、辺鄙なところにあるこの施設から、家に帰るシャトルバスの最終便に乗らないといけなかったから、ということが後で判明したのでよかったけど、危険を冒して?ここまで来たのにそりゃないよ、とちょっとへこんだ(笑)週末のコンサート2本は、もう少し交通の便のよいところであったので、外に人があふれるくらい盛況(ただ場所が狭かっただけ)だった。よねちゃんも来てくれた。ありがとね〜!!!


しかしこのオケ、何度やってもチューニングが最悪。特に弦がほげら〜っとしていて、毎回吹いていて、自分の音程が取れなくてすごく困った。どうチューニングしてもオケとあわない!隣に座っているオーボエの先生に「私耳がどうかしてしまったようだ・・」と言ったら、「私もなのよ!吹くたびに何か変なのよ!」チューニングの指標になるオーボエも困ってるぐらいだから、こりゃ困ったね・・今回はオケで一番足を引っ張ってると思われるおっちゃん、ずっとアマチュアだと思ったら実はちゃんと音楽の学位を持った人だということがわかってびっくりしたり、オーケストラって難しい!としみじみ思った。特にお年寄りが多いと、かすんだ目で楽譜を追ったり、反射神経がついてこなくて大変だったりもするらしい(笑)。切実ですな・・演奏できる機会があるのは嬉しいのだけど、待ち時間も多くて、すごく疲れたコンサートだった。


[カンボジア料理]

市内に引っ越してきた仲良し夫婦J&KとそのルームメイトのLちゃんの家の初めてのお客様としてディナーにお呼ばれ。J君が料理担当、テーマは「白人ボーイによるアジア料理」ということで彼が育ったボストンにあるという、彼が大好きなカンボジア料理屋「Elephant Walk」が出した料理本の中から、ビーフカレーやえびとインゲンの料理などを作ってもらった。さすが科学者だけあって(?)ソースの調合は完璧、素直においしかった。白人ボーイめ、やるな。


この料理本、我が家もコレクションとしてほしい。

The Elephant Walk Cookbook: The Exciting World of Cambodian Cuisine from the Nationally Acclaimed Restaurant

The Elephant Walk Cookbook: The Exciting World of Cambodian Cuisine from the Nationally Acclaimed Restaurant


[餃子]

Marichanの作った餃子が食べたい!というモモさんのリクエストで、週末Xちゃんの家で餃子パーティー。パーティーの前日、オケのコンサートの合間にチャイナタウンに走り材料を買い、豚肉のかたまりを家で挽き、材料をまぜまぜして、旦那とレストラン労働者のごとく餃子120個を高速で作成。旦那はスーパーとかで売っている冷凍餃子が「くっついている」ことを非常に嫌っていて、この餃子は冷凍せずに冷蔵保存しよう!というので、大皿に粉をひいて冷蔵庫に並べておいたところ、私の知らぬ間に旦那が冷蔵庫の場所をとるからという理由で、せっかく並べておいた餃子に大量に粉をまぶした上でビニール袋にどかっといれて保存するというアホなことをしてくれた。もちろん水分を持った餃子は、大量の粉とともに翌朝でろーっとくっついており、せっかく作ったもんに、何してくれるねん!オレだって一生懸命作ったんだ!ってそういうのを逆切れっていうんだよ!と朝から大騒ぎ。朝からよねちゃんに「餃子がくっついたー」と泣きの電話をいれてしまいましたよ、起こしてごめんね〜(笑)。ナイスな旦那ではありますが、たまにこういうアホなことをするので困ります・・・。とりあえず、これ以上水を出してはいかんということで、結局冷凍してなんとかやりすごしました。でも結局、ここのところ走り回りすぎていたのとオケのコンサートで連日フルートを吹いていたらものすごく疲れてしまって微熱が出たため、餃子だけ託してパーティーにはいけずじまい・・・とほほ。