愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

友の引越し


仲良しカップルKJとそのルームメイトのLちゃんがイーストベイからサンフランシスコに引っ越してくることに。自分たちで大型トラックを借りて、オレゴンからKちゃんのパパもやってきて、友達がよってたかって手伝っての引越し大会。


引越しは午前の部と午後の部に分かれ、イーストベイにいる友達が午前の部、SFにいる友達が午後の部を手伝った。3ベッドルームの大きな家から、市内にあるこれまた3ベッドルームの大きなアパートへ。暖炉とサウナつきでこのお値段?!彼らは安くて良い物件を見つけるのが滅茶苦茶うまい。やはり2人じゃなくて3人でシェアするからかな。住宅事情のあまりよろしくないニューヨークでも、結婚している夫婦とルームメートもう一人、とかそういう組み合わせも多々あった。私だったらやだけどなぁ〜。でもこの3人はすごく仲が良いので、J君とKちゃんが結婚した後も3人でいっしょに住み、彼らの家は私たち友達の溜まり場になっているのであった。


彼らが引越しをするのはこれで2回目。友達の間では、誰かが引越しするとなるとみんなでわーっと手伝うのが常となっているのだけれど、何度も手伝いをしているうちに、友達の間でも引越し向きとそうでない人がだんだんわかってくる(男の子でも、口ばっかりで手が動かないとか、女の子でも力持ちとか。笑)。なので今回はいつもよりも少数精鋭だったのに、引越し向きの人ばかり厳選されていたため、あっという間に荷物の運び出し、運び込みが終わってしまった!もちろん女の子も大活躍で、Kちゃんはマニュアル24フットのトラックをがーっと運転し、力持ちのNちゃんやAちゃんは重いダンボールも軽々2階へ運び込む。


みんなでわーきゃーいいながら荷物を運んでいると、近所に住むチャイニーズ一家がおそるおそる何事かと観察しながら通り過ぎていく。この地域ではあんたたちのほうがマイノリティーだからねぇ。きっとみんな怖い白人が来た!近づくんじゃないよ!なんて子供に言ってるかもよ〜、などと冗談を言っていたけど、物怖じせず冒険好きの友人たちなので、私も普段あまり行くことのなかったこのエリア、彼らといっしょに新しいアジアンマーケットとか、レストランとか開拓できそうで楽しみ!


でもやっぱりみんなのヘルプがあったといっても、引越しってストレスフル。整理整頓がびしっとしていて、きれい好きのLちゃんは、一人で黙々と段ボールをあける。あけるとマグカップばっかり20個ぐらいどばーっと出てくる。私たちも別の箱を開けると今度は別のコップが30個ぐらい出てきて、なんでこんなにあるんじゃ〜!置く場所ないんじゃ〜!とげんなり。しばらくするとKちゃんが、お皿が包装されていた紙がきれいかどうかわからないのに、洗わずに棚に入っているとしょうもないことで泣きそうになり(普段そんな細かいことを気にしない子なのに・・)、J君がはいはいと彼女をなだめながらお皿をディッシュウォッシャーに放り込む。さらに朝から休みもしないで必要以上に必死にあわてて部屋を整頓しようとしていたLちゃんはクロゼットに指を挟んで大出血、また半泣き。私は人がフリークアウトしていると、逆に妙に冷静になってしまい、色々な人が色々な理由でフリークアウトするのを妙に可笑しく感じながら、嵐の中をはいはいといいながら本棚組み立て、最後にはみんなでやいやいいいながら、部屋のレイアウトの相談をする。それにしてもモノ多すぎ!!


そんなこんなで開始から3時間ぐらいで大体片付き、ピザとJ君手作りのビールを飲んで帰ってきた。人の家の片付けを手伝っていたら、人の家より自分の家をちゃんとせな!と思い、そのまま夜中まで自宅のクロゼットの大掃除を始め、ものを大分捨てた。やっぱりモノは好きなものだけを、大事に可愛くもっていられたら一番いいんだけど、なかなかそうもいかないのが困りますね・・・。多分我が家が引越しするときは、今回よりはもう少し楽・・・なはず。