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愉快的陳家@阿拉米達島

ちょっと雑だが愉快な暮らし。サンフランシスコ・ベイエリア日記

エジプト14:モスクのど自慢

※半年前のイスラエル・エジプト旅行記・・・散在的にまだ書いています


宗教建築大好きなダンナのご希望で、色々なモスクをいやというほど回りました。花より団子の私は教会も仏教寺院も、あまり巡りすぎるとだんだん同じに見えてきて食傷気味になってはしまいますが、それでもちょっとした違いが見えてきたりするとそれなりに面白い。


ただモスクって、ほかの宗教より「イスラム教徒」と「異教徒」の間の線引きがすごくあるし、さらに女性である私にとっては、結構足を踏み入れるのがちょっとコワイナー、入っていいのかな?と微妙におどおどしてしまう場面もあったりしました。中に入ったら入ったで、バクシーシ(喜捨)攻撃もあるし!でもモスクそのものは、宗教施設の中では一番心落ち着く場所である気もします。


そして昔からずっと気になっていたのは、お祈りの時間に「みんな祈りにこーい!」と呼びかけるエザン(アザーン)と呼ばれる声。ちょっと前に、ヨルダン在住の星子のお友達ちょびちゃんと、「ちょっと焼き芋屋さんを思い出すよね」という話で盛り上がりましたが(笑)、音質がそれほどよろしくない拡声器から聞こえてくる独特の節回しはほんとにちょっと、さおだけ屋さんや焼き芋屋さんを彷彿とさせるものがあったりします。


この節回しや歌の文句、何か決まりとかあるのかなあ・・・と疑問に思って、旅のあいだじゅう、どこからかエザンが聞こえてくると必ずデジカメでその音声を録音しまくりました。そして聞いてみると、同じものはひとつとして無い!楽譜は無いかもしれないけど、パターンも無いみたいだし、アドリブなのかなぁ?!


歌い方のスタイルは共通していて、ひとつのフレーズを終えるとき、音を切るのではなくて、ちょっとのどを開いて、音を広げて終わらせる(わかるかな?)。ちょっと水前寺清子が「うーんにゃっ!」って歌う感じに似ている(?!)


アル・ハキムモスク。モスクは涼を取る場所としても優れていて、暑さでどろどろ+歩き疲れた私たちは、回廊に座り、美しい大理石の建築に見とれながらしばしほげーっと放心。すると丁度時間だったようで、お祈りに来ーい!というエザンがどこかに設置された拡声器から聞こえてきました。周囲はモスクだらけのこの地域、時間になると隣近所からもわんわんエザンの声が聞こえてくるところがすごいです。旅の間に聞いた中では一番メロディアスなエザン。このモスクでは小さな子供たちがパタパタ走り回って遊んでいたりはしましたが、ほとんど無人でお祈りに来る人もいませんでした。



エジプト最古のモスク、アムルモスクのエザン。モスクに向かって歩いているところです。ここはお祈り中ということで、中には入れませんでした。アル・ハキムモスクよりも、もっと地元の人に使われているようで、ちょうどお葬式にも遭遇しました。車の中から、ほんっとに質素な、蓋さえ無い木の棺が運び出され、中には白い布で覆われた老人らしき遺体が。棺は男たちに担がれ、モスクの中へと消えていきました。ここのエザンは、一番アグレッシブな感じでした。